230228読んだ本
今月は一冊しか読了できなかったのは閏年じゃないから(-ω-、)ヾ( ̄o ̄;)オイオイ一日増えても・・・
【読んだ本】
角田喜久雄『変化如来』(春陽文庫,1988改装)所蔵本
読了(^o^)丿 荒れた寺の床下で土を掘って布袋に入れる峠魚太郎が布袋を背負って去ろうとした時、
短軀醜貌の僧形の男に呼び止められ、一握りの土でも無断で持ち去れば盗賊だぞと言われる(@_@;)
無住の荒れ寺と思っていたと頭を下げると、坊主は土は売ってやるから金を払っていけと言うので、
苦笑しつつ小粒銀を三つ四つ賽銭箱へ投げこむ魚太郎(^_^;) ところが、「小僧なめるな。その袋の
土からどれだけの煙硝がとれると思う?この寺の土は良質ぞ」と坊主に土の使い道を当てられて驚く
魚太郎に、「小僧、おぬしもひとかどの火術家のようだが、火術家なら価だけの金子を置いてゆけ。
火術は何流じゃ?森重流か?安盛流?荻野流?いや、雷汞[ドンドロス]のにおいがする。おぬしの
体からオランダがにおうぞ。師匠は久米道賢か?吉雄常三?それとも高島秋帆?江川坦庵?」と事情
通な怪僧( ̄◇ ̄;) 金が無いなら、この仏千寺に高さ一尺五寸幅一尺の阿弥陀如来の像を寄進せよ。
そうすればいかなる望みもとげられようぞ。オランダ錬金術者の『賢者の石』でも、清国神仙術者の
『神丹』でも、望みのものを即時に与えようぞと言い残して、怪僧慈元の姿は消えたヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
茫然とする魚太郎だが、その帰路、今度は女に声を掛けられ、仏千寺の方から出てきましたね、私を
連れて逃げて下さいと頼まれ、家に着いて弟の星之丞にその女お園の世話をさせると、お園は私は親
をこの手で殺しましたと告白(@_@;) お園を休ませて、水銀と硝酸の化合を行なっていた魚太郎を
訪ねて来たのは、斎藤弥九郎の練兵館でともに剣を学んで仲が良かった友達で、小普請から小納戸役
の栄職へと一足飛びに出世した菅井左近だったが、この封書を預ってほしい、二百三十余年前の慶長
元和の頃より多くの人命を奪って来た呪いの秘密を手に入れ、音もなく忍びより音もなく去ってゆく
黒い影と闘っており、三日後の十七日に行なわれる江戸城中での上様ご上覧のお城将棋で、ご上意に
よって大橋宗桂とお好み将棋を指すが、その日の六ツ半までにここへ来なかったなら、開封してくれ
と頼んで帰って行った・・・というのが発端の時代伝奇小説(^_^;) 主人公あるいはヒロインが罠に
落ち、やっと脱出も新たな罠に落ちてしまうというのを繰り返す、例のパターンではなかった(^_^;)
登場人物は入り乱れて味方なのか敵の仲間なのか解らなかったりするも最後まで面白く読めた(^_^;)
自分に向かって射出された鉄砲の弾丸を口の歯でくわえ止めるという弾丸受けの術も面白いね(^_^;)
なお、謎を解く鍵である伊藤看寿の『将棋図巧』の五十番、「詰め手」が四つ載っているとあるが、
もしかしてもしかすると、詰将棋というのは正解は一つとは限らない、ということなのかな(@_@;)
・平賀源内らが駆けつけると女の死体の乳房に「死人詰め」なる詰将棋のような図というマジ傑作(^^)v
『将棋大名』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-06-02
・主人公の棋聖天野宗歩よりもドS悪役の高砂蔵人が凄くて小生好みの傑作(^^)v お菊さま♡(*'ε`*)チゥ
『まぼろし若衆』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-02-15
・生き甲斐は女と色情の前島数弥などキャラ造型が流石で番町の姫君お京さまがツンデレで可愛い(;_;)
『緋牡丹盗賊』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-04-08
・大岡越前もお手上げの謎の事件が次々(゚ロ゚;)「影さま」の正体は?「怪物男」とは?マジで傑作(^^)v
『寝みだれ夜叉』上⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2016-12-02
『寝みだれ夜叉』下⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2016-12-04
・『寝みだれ夜叉』の主人公水木半九郎が主役の半九郎四部作第1作でジェットコースター的展開(^_^;)
『恋慕奉行』上⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-04-10
『恋慕奉行』下⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-04-18
・討入後14年も大石内蔵助目撃に於兔姫や亀に浦島太郎と角田ワールド全開で寝不足必至北上次郎選(^^)
『半九郎闇日記』上・下⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-07-01
・「あの娘さんの顔、印籠の絵の、裸の女とそっくりじゃアないか!」(゚ロ゚;) 半九郎四部作完結(^^)v
『盗っ人奉行』上・下⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-08-27
・お蝶が目撃した殺人の死体は9年前死んだ大高源吾だし泉岳寺では生きている大石内蔵助に遭遇(゚ロ゚;)
『妖異忠臣蔵』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-01-28
・毛色の異なる作品もキャラの魅力で最後までニコニコ愉しんで読んでたら大ドンデン返しが( ̄◇ ̄;)
『虹に立つ侍』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-24
・ほぼミステリーで読者をぐいぐい引っ張って伏線も次々と確実に回収するストーリーテラーぶり(^^)v
『振袖地獄』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-03-30
・主人公は「鹿子絞りの振袖に島田髷の美女お紋」もハーレム展開と思わせつつ最後まで飽かせず^_^;
『緋鹿子伝法』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-07-03
・くちなし小町お多加はお姫様の恰好をさせられ墓参りのバイト(゚o゚;) 各キャラの絡みが愉しいね(^^)
『姫夜叉行状記』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-21
・夜更けに立っている若い娘を通りがかりの男が覗きこむとのっぺらぼうだったという白蝋小町(゚ロ゚;)
『白蝋小町』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-01-30
・『白蝋小町』から9年、江戸に戻った吾妻一兵は闇太郎様の謎を追っていきなり絶体絶命の危機(゚ロ゚;)
『闇太郎変化』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-02-18
・お通の茶屋に薄気味悪い男女二人が来て「三の城は無事か?」「風の里から来た」と謎の言葉(゚ロ゚;)
『悪霊の城』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-11-09
・関白秀次の将棋の駒「山彦」の謎に取り憑かれた人々、意外な犯人、角田喜久雄の出世作に納得(^^)
『妖棋伝』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-09-14
・月姫とは何者?その秘密とは?大久保長安に乱破や忍者など色々なキャラが登場して卍巴の展開(^^)
『月姫系図』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-07-30
・桜兵之介&多喜&平賀源内が無辜を犠牲に保身へ走る権力者を相手に最後までハラハラドキドキ(^^)
『兵之介闇問答』上・下⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-12-09
・小源太が発見した無人の小舟に横たわってた白無垢の花嫁姿の若い女、記憶が半年間無い( ̄◇ ̄;)
『赤姫秘文』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-12-30
・お喜美の頭上に真っ赤な塊りが覆いかぶさってきて「赤屋敷へこい。赤屋敷へこい」ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
『雪太郎乳房』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-02-07
・お喜美を追ってきた荒くれ侍4人を次々と倒す春の家春之助は名女形だが御嶽神陰流の使い手(゚ロ゚;)
『折鶴七変化』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-05-28
・声が出るほど超カッコいいシーンもあり神出鬼没の八咫烏の正体は誰か最後まで一気に読ませる(^^)
『神変八咫烏』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-08-31
・角田喜久雄の作品を読んできて初めて濡れ場があった(゚ロ゚;) といっても、何も描いてないけど(^_^;)
『耳姫三十五夜』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-12-06
・瀬戸内を主な舞台として舟姫呪文の謎をめぐって何ともホロ苦~い人間模様が展開される佳作か^_^;
『舟姫潮姫』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-08-10
・敵の企てはスケールが大きく絵空事感も、どんでん返しあり、充分に愉しめた(^^) お都賀さん(;_;)
『霧丸霧がくれ』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-09-01
・他作品と違いリアリティーある謎だし出自や身分の軛からの自由を求める女性達を描いて名作(^o^)丿
『酔いどれ牡丹』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-08-24
・お光は産みの親が待ってるかもと向かった湯島天神で拉致され老中阿部正弘の養女も行方不明(゚ロ゚;)
『妖花伝』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-06-15
・さそり道人を超人的に描くから最終局面でニャンじゃそりゃあ!?でストーリーに難ありかな(^_^;)
『風雲将棋谷』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-03-26
・面白いけど縄田一男の「戦後の角田作品の最高峰」「角田作品の集大成」との評は違うかと(@_@;)
『影丸極道帖』上⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-04-22
『影丸極道帖』下⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-06-14
・ヒロインにイライラも、角田喜久雄のチョー面白い時代伝奇小説群の中ではチト残念な作品か(^_^;)
『お小夜悲願』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-07-25
・水軍の村上家の家宝「ポルトガルの聖母」をめぐる争いに端を発するけど出来はフツーの作品(^_^;)
『黒潮鬼』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-10-07
・角田喜久雄『怪異雛人形』(講談社大衆文学館文庫コレクション,1995)所収の中篇短篇v( ̄∇ ̄)ニヤッ
「怪異雛人形」⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-08
「鬼面三人組」⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-11
「美しき白鬼」⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-14
「恋文地獄」⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-15
「自殺屋敷」⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-18
「悪魔凧」⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-19
「逆立小僧」⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-20
【読んだ本】
角田喜久雄『変化如来』(春陽文庫,1988改装)所蔵本
読了(^o^)丿 荒れた寺の床下で土を掘って布袋に入れる峠魚太郎が布袋を背負って去ろうとした時、
短軀醜貌の僧形の男に呼び止められ、一握りの土でも無断で持ち去れば盗賊だぞと言われる(@_@;)
無住の荒れ寺と思っていたと頭を下げると、坊主は土は売ってやるから金を払っていけと言うので、
苦笑しつつ小粒銀を三つ四つ賽銭箱へ投げこむ魚太郎(^_^;) ところが、「小僧なめるな。その袋の
土からどれだけの煙硝がとれると思う?この寺の土は良質ぞ」と坊主に土の使い道を当てられて驚く
魚太郎に、「小僧、おぬしもひとかどの火術家のようだが、火術家なら価だけの金子を置いてゆけ。
火術は何流じゃ?森重流か?安盛流?荻野流?いや、雷汞[ドンドロス]のにおいがする。おぬしの
体からオランダがにおうぞ。師匠は久米道賢か?吉雄常三?それとも高島秋帆?江川坦庵?」と事情
通な怪僧( ̄◇ ̄;) 金が無いなら、この仏千寺に高さ一尺五寸幅一尺の阿弥陀如来の像を寄進せよ。
そうすればいかなる望みもとげられようぞ。オランダ錬金術者の『賢者の石』でも、清国神仙術者の
『神丹』でも、望みのものを即時に与えようぞと言い残して、怪僧慈元の姿は消えたヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
茫然とする魚太郎だが、その帰路、今度は女に声を掛けられ、仏千寺の方から出てきましたね、私を
連れて逃げて下さいと頼まれ、家に着いて弟の星之丞にその女お園の世話をさせると、お園は私は親
をこの手で殺しましたと告白(@_@;) お園を休ませて、水銀と硝酸の化合を行なっていた魚太郎を
訪ねて来たのは、斎藤弥九郎の練兵館でともに剣を学んで仲が良かった友達で、小普請から小納戸役
の栄職へと一足飛びに出世した菅井左近だったが、この封書を預ってほしい、二百三十余年前の慶長
元和の頃より多くの人命を奪って来た呪いの秘密を手に入れ、音もなく忍びより音もなく去ってゆく
黒い影と闘っており、三日後の十七日に行なわれる江戸城中での上様ご上覧のお城将棋で、ご上意に
よって大橋宗桂とお好み将棋を指すが、その日の六ツ半までにここへ来なかったなら、開封してくれ
と頼んで帰って行った・・・というのが発端の時代伝奇小説(^_^;) 主人公あるいはヒロインが罠に
落ち、やっと脱出も新たな罠に落ちてしまうというのを繰り返す、例のパターンではなかった(^_^;)
登場人物は入り乱れて味方なのか敵の仲間なのか解らなかったりするも最後まで面白く読めた(^_^;)
自分に向かって射出された鉄砲の弾丸を口の歯でくわえ止めるという弾丸受けの術も面白いね(^_^;)
なお、謎を解く鍵である伊藤看寿の『将棋図巧』の五十番、「詰め手」が四つ載っているとあるが、
もしかしてもしかすると、詰将棋というのは正解は一つとは限らない、ということなのかな(@_@;)
・平賀源内らが駆けつけると女の死体の乳房に「死人詰め」なる詰将棋のような図というマジ傑作(^^)v
『将棋大名』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-06-02
・主人公の棋聖天野宗歩よりもドS悪役の高砂蔵人が凄くて小生好みの傑作(^^)v お菊さま♡(*'ε`*)チゥ
『まぼろし若衆』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-02-15
・生き甲斐は女と色情の前島数弥などキャラ造型が流石で番町の姫君お京さまがツンデレで可愛い(;_;)
『緋牡丹盗賊』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-04-08
・大岡越前もお手上げの謎の事件が次々(゚ロ゚;)「影さま」の正体は?「怪物男」とは?マジで傑作(^^)v
『寝みだれ夜叉』上⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2016-12-02
『寝みだれ夜叉』下⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2016-12-04
・『寝みだれ夜叉』の主人公水木半九郎が主役の半九郎四部作第1作でジェットコースター的展開(^_^;)
『恋慕奉行』上⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-04-10
『恋慕奉行』下⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-04-18
・討入後14年も大石内蔵助目撃に於兔姫や亀に浦島太郎と角田ワールド全開で寝不足必至北上次郎選(^^)
『半九郎闇日記』上・下⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-07-01
・「あの娘さんの顔、印籠の絵の、裸の女とそっくりじゃアないか!」(゚ロ゚;) 半九郎四部作完結(^^)v
『盗っ人奉行』上・下⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-08-27
・お蝶が目撃した殺人の死体は9年前死んだ大高源吾だし泉岳寺では生きている大石内蔵助に遭遇(゚ロ゚;)
『妖異忠臣蔵』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-01-28
・毛色の異なる作品もキャラの魅力で最後までニコニコ愉しんで読んでたら大ドンデン返しが( ̄◇ ̄;)
『虹に立つ侍』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-24
・ほぼミステリーで読者をぐいぐい引っ張って伏線も次々と確実に回収するストーリーテラーぶり(^^)v
『振袖地獄』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-03-30
・主人公は「鹿子絞りの振袖に島田髷の美女お紋」もハーレム展開と思わせつつ最後まで飽かせず^_^;
『緋鹿子伝法』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-07-03
・くちなし小町お多加はお姫様の恰好をさせられ墓参りのバイト(゚o゚;) 各キャラの絡みが愉しいね(^^)
『姫夜叉行状記』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-21
・夜更けに立っている若い娘を通りがかりの男が覗きこむとのっぺらぼうだったという白蝋小町(゚ロ゚;)
『白蝋小町』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-01-30
・『白蝋小町』から9年、江戸に戻った吾妻一兵は闇太郎様の謎を追っていきなり絶体絶命の危機(゚ロ゚;)
『闇太郎変化』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-02-18
・お通の茶屋に薄気味悪い男女二人が来て「三の城は無事か?」「風の里から来た」と謎の言葉(゚ロ゚;)
『悪霊の城』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-11-09
・関白秀次の将棋の駒「山彦」の謎に取り憑かれた人々、意外な犯人、角田喜久雄の出世作に納得(^^)
『妖棋伝』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-09-14
・月姫とは何者?その秘密とは?大久保長安に乱破や忍者など色々なキャラが登場して卍巴の展開(^^)
『月姫系図』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-07-30
・桜兵之介&多喜&平賀源内が無辜を犠牲に保身へ走る権力者を相手に最後までハラハラドキドキ(^^)
『兵之介闇問答』上・下⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-12-09
・小源太が発見した無人の小舟に横たわってた白無垢の花嫁姿の若い女、記憶が半年間無い( ̄◇ ̄;)
『赤姫秘文』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-12-30
・お喜美の頭上に真っ赤な塊りが覆いかぶさってきて「赤屋敷へこい。赤屋敷へこい」ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
『雪太郎乳房』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-02-07
・お喜美を追ってきた荒くれ侍4人を次々と倒す春の家春之助は名女形だが御嶽神陰流の使い手(゚ロ゚;)
『折鶴七変化』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-05-28
・声が出るほど超カッコいいシーンもあり神出鬼没の八咫烏の正体は誰か最後まで一気に読ませる(^^)
『神変八咫烏』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-08-31
・角田喜久雄の作品を読んできて初めて濡れ場があった(゚ロ゚;) といっても、何も描いてないけど(^_^;)
『耳姫三十五夜』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-12-06
・瀬戸内を主な舞台として舟姫呪文の謎をめぐって何ともホロ苦~い人間模様が展開される佳作か^_^;
『舟姫潮姫』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-08-10
・敵の企てはスケールが大きく絵空事感も、どんでん返しあり、充分に愉しめた(^^) お都賀さん(;_;)
『霧丸霧がくれ』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-09-01
・他作品と違いリアリティーある謎だし出自や身分の軛からの自由を求める女性達を描いて名作(^o^)丿
『酔いどれ牡丹』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-08-24
・お光は産みの親が待ってるかもと向かった湯島天神で拉致され老中阿部正弘の養女も行方不明(゚ロ゚;)
『妖花伝』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-06-15
・さそり道人を超人的に描くから最終局面でニャンじゃそりゃあ!?でストーリーに難ありかな(^_^;)
『風雲将棋谷』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-03-26
・面白いけど縄田一男の「戦後の角田作品の最高峰」「角田作品の集大成」との評は違うかと(@_@;)
『影丸極道帖』上⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-04-22
『影丸極道帖』下⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-06-14
・ヒロインにイライラも、角田喜久雄のチョー面白い時代伝奇小説群の中ではチト残念な作品か(^_^;)
『お小夜悲願』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-07-25
・水軍の村上家の家宝「ポルトガルの聖母」をめぐる争いに端を発するけど出来はフツーの作品(^_^;)
『黒潮鬼』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-10-07
・角田喜久雄『怪異雛人形』(講談社大衆文学館文庫コレクション,1995)所収の中篇短篇v( ̄∇ ̄)ニヤッ
「怪異雛人形」⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-08
「鬼面三人組」⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-11
「美しき白鬼」⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-14
「恋文地獄」⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-15
「自殺屋敷」⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-18
「悪魔凧」⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-19
「逆立小僧」⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-20
タグ:小説
詰将棋に詳しくないですけど。この作品を解説した
サイトに、「完全性:変化長手順」とか出ているので。
作者が示した9手で詰む回答は、守り玉方のヘボ逃げ
で。11手や13手で、攻め方に持ち駒を残した
状態で詰む、守り方正しい逃げ方が別に存在するので。
江戸時代としては許されたが、現在の詰将棋作家の中
では「キズの有る、問題の有る作品」という事のようで
すよ。私には、その正しい守り側の、11~13手
詰みになり、しかし、攻めて来る相手に、持ち駒を
残す、余力を与える逃げ手筋は、分からないですけど
ねぇ。トホホ。
by df233285 (2023-02-28 19:11)
伊藤看寿の『将棋図巧』の初版(駿河屋版の初刷り)には、
裏に「この五十番にかぎって、四つの詰め手がのせてある」
として「四五角打ち」(ママ)に始まる4種類の手順が紹介、
数えると、9手、7手、13手、9手となっております(@_@;)
当該サイトの3七龍までの9手は本書の一番目の手順(@_@;)
13手の手順が逃げを尽した正しい手順なんですかね(@_@;)
by middrinn (2023-02-28 20:42)
閏年で一日多かったら、今月は2冊読了できたと(笑)。
阿弥陀像を寄進したら願いは叶い放題と言ったけど、結局持ち去られた
土の価値分だけのお金をもらていないと言う(やさしい~)。
by tai-yama (2023-03-01 00:07)
んにゃ、5冊は読了でき・・(._+ )☆ヾ( ̄ヘ ̄; )
土の価値を解った上でのものだから阿弥陀如来像
にそれだけの価値を認めてるということ(^_^;)
てゆーか、阿弥陀如来像収集が真の目的(^_^;)
tai-yama様も阿弥陀如来像を仏千寺に寄進すれば、
願いが叶って、彼女もでき・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
by middrinn (2023-03-01 07:11)