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230301昨日買った本&読んだ本

函なんて、あんなの飾りです! エロい人しかそれが分からんのです!( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚
函なし裸本は函付より安い上に、裸だよ! スッポンポン! ヌード・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
お陰でポストに入らぬ厚さ(1111頁)で面白い記述が結構ある古本を安く買えた(^_^;)

【昨日買った本&読んだ本】

峯岸義秋『歌合の研究』(三省堂,1954)

4回目の利用となるAmazonマケプレ出品者「浅見書店」に571円(576円+送料等257円-ギフト券
252円-10p)で2月22日に注文して昨日28日に受け取った(^_^;) 追跡不可能ゆうメールで27日の
留守中に配達もポストに入らなかったとの理由で持ち帰られてしまい、「郵便物等ご不在等連絡票」
に書かれていた差出人名が知らない会社だったため、Amazonを通して問い合わせると浅見書店が発送
したものと翌朝メールが届き、再配達を依頼して受け取った次第(^_^;) コンディションは「中古品
- 可 - ※函なし裸本です。 1958年3版 天地小口(やけ、点しみ) 見返しにやけあり 読むには問題
ない状態です。アマゾン専用在庫です。丁寧な梱包いたします。」とあり、硬質の黒いビニール封筒
だが「函なし裸本」だし、経年劣化も書き込み等は見当たらなかったので問題ナシオン主権(^o^)丿

    口繪(寫眞版)花溪筆六百番歌合

    凡例

    目次

    序説──歌合研究史概観

    第一編 歌合の構成と形態

     第一章 歌合の基本的方式

      一、歌合の代表的作品
      二、人的構成──歌人と配役
      三、披講の形式
      四、批評と記録

     第二章 歌合の行事的様式

      一、歌合行事の次第
      二、歌合行事様式の次第
      三、歌合行事の美術的要素
      四、歌合行事における風流
      五、歌合の文學的形態

    第二編 歌合の歴史的展開

     第一章 歌合史の意義と研究對象

      一、歌合史の意義
      二、歌合史の研究對象──傳宗尊親王筆歌合卷と類聚歌合卷

     第二章 歌合の歴史的展開

      一、歌合史における平安時代
      二、歌合の時代區分
      三、古代前期──平安時代前期の歌合
      四、古代後期──平安時代中期の歌合
      五、中世前期──平安時代末期および鎌倉時代初期の歌合
      六、中世中期──鎌倉時代中期・後期および吉野時代の歌合
      七、中世後期──室町時代の歌合
      八、近世──江戸時代および明治時代の歌合

    第三編 歌合の種類と特殊様式

     第一章 歌合の種類

      一、物合と歌合
      二、歌合の種類

     第二章 歌合の特殊様式

      一、問答形式歌合と春秋歌合
      二、本歌取形式の歌合
      三、自歌合と時代不問歌合
      四、男女房歌合──女流の立場を主として
      五、詩歌合

    第四編 歌合における作家と作品

     第一章 歌合の歌人

      一、歌合の方人と歌人
      二、歌合歌人の道念と精進──新古今時代の歌合歌人

     第二章 歌合の和歌

      一、歌合和歌の特質
      二、歌合和歌の典型と理想
      三、歌合における代作の問題

    第五編 歌合における批評家と評論

     第一章 歌合の判者と批判の方法

      一、判者の資格と代表的判者
      二、判者の骨法──批評的方法
      三、複数判者と衆議判

     第二章 歌合の歌論

      一、歌合歌論の特質
      二、判詞と歌論書との關係

    第六編 歌合の影響による批評的諸様式

     第一章 歌合の後代文學への影響

     第二章 狂歌合

      一、職人歌合と中世後期の狂歌合
      二、近世の狂歌合

     第三章 連歌合

      一、中世前期──室町時代前期の連歌合
      二、中世後期──室町時代後期の連歌合

     第四章 發句合

      一、近世前期──江戸時代前期の發句合
      二、近世中期──江戸時代中期の發句合
      三、近世後期──江戸時代後期の發句合

    附録

     歌合研究文献目録

      一、歌合に關する論文を含む著書
      二、歌合に關する論文

    跋

    索引

末次由紀『ちはやふる』(講談社BE LOVE,2020)44巻が「百人一首で一、二を争うライバル歌人」と
してたので前に一言したが(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-06-21 )、
歌合で平兼盛の歌に自分の歌が負けたショックで壬生忠見は食べられなくなり死んでしまったと鎌倉
時代の仏教説話集『沙石集』は描いてて(小島孝之[校注・訳]『新編日本古典文学集52 沙石集』
[小学館,2001]を見ると忠見の歌は『百人一首』の歌とは初句が異なる)、歌合というのは本書が
引いている「公家集の歌合の勝負は武家剣術の勝負」という言葉のように決闘に近いイメージ(^_^;)
だが、本書によると「初期歌合」には「勝っても負けても相共にたのしむ平和的行事としての性格」
があったという( ̄◇ ̄;)

    ・・・この二つの意識──勝つことに無上の喜びを感ずることと、勝つても負けても共に
    たのしむことと、この二つは一見矛盾するやうではあるが、古代歌合の行事的實體をみる
    とその矛盾は一向感ぜられないのである。ここに初期歌合の行事的特徴があるのである。
    これは全くふしぎのやうであるが、延喜・天徳など古代歌合のいちじるしい行事的特質で
    あつた。敗れた忠見が悶死したといふやうな話は、その熾烈な歌合への熱情を語るもの
    としてはまことに好個の傳説ではあるが、それも出所をたづねると中世的な佛教思想の
    所産にほかならない。いはゆる「歌合の戯」はもつと明るい、たのしい催しで、その上に
    日本文化史上まれに見る社交的様式であつた。謡曲「草子洗」(草子洗小町)に描かれて
    ゐるやうな謀略[⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-05-17 ]は、
    あくまでも室町時代的なものであつて、平安時代歌合には縁のないことである。・・・

小島孝之・前掲書も「本話は『沙石集』以前に所見がなく、[『沙石集』編者]無住の創作の可能性
も考えられる。」としてたけど、忠見の説話には平安時代の歌合のリアリティは無いわけだね(^_^;)
タグ:説話 歴史 和歌
コメント(4) 
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コメント 4

tai-yama

函がないので、完成度(内容も)は80パーセントっ。
歌合に負けて拒食症になってしまうとは・・・・
今の時代だったらカラオケバトルで負けて拒食症になるのと同じ
意味合いだったり(笑)。
by tai-yama (2023-03-01 23:12) 

middrinn

ジオングとは違うのだよ、ジオングとは!オホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)
東京大学の博士号の学位論文らしいので御覧の通りの内容(^_^;)
勿論、内容的に古くなっている部分があるでしょうけどね(^_^;)
小島孝之も指摘してますが、藤原長能が詠んだ歌を藤原公任に批判
されてショックで食べられなくなり死んだ話が元ネタかと(^_^;)
https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-03-12
鎌倉武士が一所懸命なら、歌人は一つの歌に命を懸けたと(^_^;)
by middrinn (2023-03-02 07:24) 

df233285

電子媒体で情報を送るときに。pdfファイルが1個なの
に。それをフォルダーに入れて送ってくるような、もの
なんですかね。しかも小生のように、そのフォルダーの
アイコンを、たとえば「ごみ箱」の絵に変えるというほど
オタク風にして。ちなみに、アイコンの図柄表示は、
マイドキュメントやビクチャーの中に転送して入れてしまうと、
黄色四角に戻ってしまうし、互いに

pcのメーカーが同じだと、互いに絵が同じになるようですが。
少なくとも日本のPCで作成しても、外国のPCでフォルダーの
アイコンを見ると、もとの「黄色四角」に戻ってしまう

のに注意が必要なみたいです。少なくともフラッシュメモリー
の中に、「ごみ箱」絵フォルダーを作ったときには。手持ちの
別々PC全部に刺して、「こみ箱」絵、全部表示するかどう
か。してない場合は、各々のpcについて、全部表示するよ
うにカスタマイズするという、周到なチェックが、金銭的な
著作権トラブルに巻き込まれて、日頃の努力が瞬間で飛ばない
ようにする為には、必要なようでした。
by df233285 (2023-03-02 08:24) 

middrinn

全集やシリーズ物で一冊だけ函が無いのは本棚に並んだ時、
見た目が良くないので、函付を買い求めますけどね(^_^;)
by middrinn (2023-03-02 11:24) 

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