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200602読んだ本

東京都シガンシナ区に特別定額給付金申請書類が昨日から届き始め拙宅も今日届いたけど、予想通り
本人確認書類と通帳のコピーを添付せねばならず、コピー取りに行くためだけにマスク一枚使うのも
勿体無いと思う節約王みどりんオホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)コピーはモチ5円の店オホホホ( ^^)/~~~~ ピシッ!

【読んだ本】

角田喜久雄『将棋大名』(春陽文庫,1992改装版)所蔵本

読了(^o^)丿 神田明神の裏手の眺めのいい場所で、遠眼鏡を使って門弟の高島春作と商売をしていた
平賀源内のところに2人が寄寓している伊藤宗印(伊藤家は大橋本家、同分家とともに幕府の将棋所を
あずかる将棋三家の一つ)の娘のお千代がやってきた(^^) 遠眼鏡を覗き込んだお千代、どこかの屋敷
の湯殿に女性の裸身が見えたが、そこに男が現われて女と争い始め、女を残酷なやり方で痛めつけて
縛り上げると、女の髪をつかんでずるずると引きずるように向こう側へ消えてしまったのだ( ̄◇ ̄;)
源内、春作、お千代が現場に駆けつけると、そこは質屋の伊勢屋で、湯殿があると思われる奥の方へ
進むと、太い松の木から、さっきの女が生まれたままの姿でぶら下がって死んでいたヒィィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
女は伊勢屋のおかみであるおぎん27歳で、右の乳房には一枚の紙切れが針で刺さっていて、ソレには
「死人詰め」と題された詰将棋のような図が書かれていた((;゚Д゚)ヒィィィ! 駆けつけて来た御用聞きの
ちょうちん屋の柳造が店の者も集めて事情聴取をし、怨恨か痴情と思われたが、後家になって3年目の
おぎんには情夫が出来た様子は無いけれど、最近店を訪ねて来る男がいて、今日も来るのをおぎんは
待っていたし、目撃情報もあったその男とは「将棋大名」と名乗る謎の浪人・・・エッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?
老中の田沼意次とか徳川家基(十代将軍家治の嫡子)とかも登場する時代伝奇小説だけど、推理小説
としてマジで傑作かとキタ━━━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━━━!!!! キタヨキタヨヽ(゚∀゚=゚∀゚)ノキチャッタヨ-!!!!
また主人公の存在感がイマイチな分、強烈なドS(Mかも?)キャラが登場し、ヒロインが心理的に
追い込まれちゃうほどキャラ造形が見事な角田喜久雄ワールド(^_^;) にしても、凄い謎だった(^_^;)

・主人公の棋聖天野宗歩よりもドS悪役の高砂蔵人が凄くてイチオシの傑作(^^)v お菊さま♡(*'ε`*)チゥ

 『まぼろし若衆』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-02-15

・生き甲斐は女と色情の前島数弥などキャラ造型が流石で番町の姫君お京さまがツンデレで可愛い(;_;)

 『緋牡丹盗賊』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-04-08

・大岡越前もお手上げの謎の事件が次々(゚ロ゚;)「影さま」の正体は?「怪物男」とは?マジで傑作(^^)v

 『寝みだれ夜叉』上⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2016-12-02
 『寝みだれ夜叉』下⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2016-12-04

・『寝みだれ夜叉』の主人公水木半九郎が主役の半九郎四部作第1作でジェットコースター的展開(^_^;)

 『恋慕奉行』上⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-04-10
 『恋慕奉行』下⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-04-18

・討入後14年も大石内蔵助目撃に於兔姫や亀に浦島太郎と角田ワールド全開で寝不足必至北上次郎選(^^)

 『半九郎闇日記』上・下⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-07-01

・「あの娘さんの顔、印籠の絵の、裸の女とそっくりじゃアないか!」(゚ロ゚;) 半九郎四部作完結(^^)v

 『盗っ人奉行』上・下⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-08-27

・お蝶が目撃した殺人の死体は9年前死んだ大高源吾だし泉岳寺では生きている大石内蔵助に遭遇(゚ロ゚;)

 『妖異忠臣蔵』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-01-28

・毛色の異なる作品もキャラの魅力で最後までニコニコ愉しんで読んでたら大ドンデン返しが( ̄◇ ̄;)

 『虹に立つ侍』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-24

・ほぼミステリーで読者をぐいぐい引っ張って伏線も次々と確実に回収するストーリーテラーぶり(^^)v

 『振袖地獄』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-03-30

・主人公は「鹿子絞りの振袖に島田髷の美女お紋」もハーレム展開と思わせつつ最後まで飽かせず^_^;

 『緋鹿子伝法』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-07-03

・くちなし小町お多加はお姫様の恰好をさせられ墓参りのバイト(゚o゚;) 各キャラの絡みが愉しいね(^^)

 『姫夜叉行状記』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-21

・夜更けに立っている若い娘を通りがかりの男が覗きこむとのっぺらぼうだったという白蝋小町(゚ロ゚;)

 『白蝋小町』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-01-30

・『白蝋小町』から9年、江戸に戻った吾妻一兵は闇太郎様の謎を追っていきなり絶体絶命の危機(゚ロ゚;)

 『闇太郎変化』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-02-18

・月姫とは何者?その秘密とは?大久保長安に乱破や忍者など色々なキャラが登場して卍巴の展開(^^)

 『月姫系図』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-07-30

・小源太が発見した無人の小舟に横たわってた白無垢の花嫁姿の若い女、記憶が半年間無い( ̄◇ ̄;)

 『赤姫秘文』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-12-30

・お喜美の頭上に真っ赤な塊りが覆いかぶさってきて「赤屋敷へこい。赤屋敷へこい」ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ

 『雪太郎乳房』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-02-07

・お喜美を追ってきた荒くれ侍4人を次々と倒す春の家春之助は名女形だが御嶽神陰流の使い手(゚o゚;)

 『折鶴七変化』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-05-28

・瀬戸内を主な舞台として舟姫呪文の謎をめぐって何ともホロ苦~い人間模様が展開される佳作か^_^;

 『舟姫潮姫』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-08-10

・他作品と違いリアリティーある謎だし出自や身分の軛からの自由を求める女性達を描いて名作(^o^)丿

 『酔いどれ牡丹』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-08-24

・面白いけど縄田一男の「戦後の角田作品の最高峰」「角田作品の集大成」との評は違うかと(@_@;)

 『影丸極道帖』上⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-04-22
 『影丸極道帖』下⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-06-14

・角田喜久雄『怪異雛人形』(講談社大衆文学館文庫コレクション,1995)所収の中篇短篇v( ̄∇ ̄)ニヤッ

 「怪異雛人形」⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-08
 「鬼面三人組」⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-11
 「美しき白鬼」⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-14
 「恋文地獄」⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-15
 「自殺屋敷」⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-18
 「悪魔凧」⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-19
 「逆立小僧」⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-20
タグ:小説
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コメント 16

ニッキー

うちも昨日やっと給付金申請書類が届いたので
かみさんにお願い(丸投げ)しました=(^.^)=
そういえば品川区は区民に特別給付金も出すとか(°_°)
なんて羨ましい(ー ー;)
by ニッキー (2020-06-02 21:01) 

tai-yama

お銀さんは将棋に負けたから・・・とか(笑)。
詰将棋の棋譜を見るとダイイングメッセージになったり。
by tai-yama (2020-06-02 23:34) 

ナベちはる

10万円の給付金を貰うためにコピー代を使うと実質10万円もらったことにならないような気もするので、しっかり10万円を貰うためにコピー代もセットで10万円と一緒に欲しいですね(笑)
by ナベちはる (2020-06-03 00:51) 

middrinn

未確認ですけど、立川市も、1万円だったかな、
ニッキー様、おまけがつくとかヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
by middrinn (2020-06-03 04:57) 

middrinn

残念! でも、この詰将棋めいた図が、
tai-yama様、たしかに鍵です(^o^)丿
by middrinn (2020-06-03 04:58) 

middrinn

全区民のコピー代なら大した額ではないので、
ナベちはる様、負担してほしいですね(^_^;)
by middrinn (2020-06-03 05:01) 

Cazz

安倍マスクが昨日、届きました。
特に何も感じませんでした。ふ〜んって感じです。
給付金の書類はまだ来ませんねぇ。
by Cazz (2020-06-03 09:18) 

cooper

うちの方は そろそろ振り込まれても よい頃。
でも アベノマスク(ムダナマスク)は まだです。
by cooper (2020-06-03 10:23) 

middrinn

給付金申請書類は届きましたけど、給付されるのは中旬のようです(-ω-、)
Cazz様もゴン様&ハナ様のように甘やかされたいものですね(⌒~⌒)ニヤニヤ
by middrinn (2020-06-03 11:21) 

middrinn

もう振り込まれるとは、北海道はあんなに広いのに仕事が早いですねヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
cooper様、スノーフレーク、スズラン、マイズルソウ、アマドコロが好きです(^^)
by middrinn (2020-06-03 11:25) 

nikki

家にあるプリンターのスキャナー機能でコピー予定だけど、
マスクも給付金もまだ。忘れられているのか?
by nikki (2020-06-03 18:51) 

df233285

『江戸時代に舶来望遠鏡を使った話』というのはnet
で調べてみると、一例として、第一発見者が望遠鏡を
使わなければならない必然性が本当に有ったのかど
うか等、話の内容に不自然感が目立つらしいですね。

ちなみに、大橋宗家が、『幕府との間の莫大な交際費
を補填するため、長屋の経営をしていた』という話は、
大橋記録文書が発掘された前世紀末以降、遊戯史で
は常識になったようです。それから誘導されたのですが、

将棋の者の伊藤家に、同様の記録古文書があるという話が
今の所見当たらないのは何故なのかという謎がある

のに本日のページを読んで、私も気がつきました。
なお、第10代(将棋)将軍徳川家治の時代だけ特別に、
将棋の者各家に、『幕府との関係維持に必要な費用』
の実質的補填策が取られていたと、私は聞いています。

by df233285 (2020-06-03 18:54) 

middrinn

そーゆー手があるんですね( ̄◇ ̄;) 部屋が片付かないので、
貰ったプリンター、未だに箱の中に入ったままです(ノ_-;)ハア…
nikki様、マスクも給付金も名古屋飛ばし・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
by middrinn (2020-06-03 18:57) 

middrinn

エレキテルを見世物としたように遠眼鏡を呼び物にして
平賀源内はウルエスという薬を売り付けてました(^_^;)
長さん様、伊藤邸の離れに寄寓するという設定でしたけど、
大橋宗家もなかなか大変だったんですねぇヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
この作品でも十代家治の名前は出てきて、将棋を愛好され、
棋力も七段、詰め将棋の作図も好まれ、作られた詰め将棋
百種を集めた『象戯攷格』が、謎に関係してます(^_^;)
by middrinn (2020-06-03 19:16) 

1963年のオカジュン

講談や落語にも「将棋大名」という話がありますが、将棋が下手の横好きの大名が、配下に将棋を教えてやろうと無理に相手をさせ、やっぱり家臣は殿様に勝つ訳にいかないとわざと負けて殿様を持ち上げ、益々調子に乗った所を一人の家老が手加減せずコテンパンにやっつけ殿を戒めるという滑稽な話です。こちらの将棋大名という時代伝奇小説は面白そうですね。

by 1963年のオカジュン (2020-06-04 14:37) 

middrinn

その講談・落語の「将棋大名」のことは知りませんでしたけど、
そちらは如何にも笑えそうな内容ですね(^^) 角田喜久雄のは
映画化もされているようですが、完全にミステリーの時代伝奇
小説でして、個人的には巻措く能わらざる面白さでした(^^)
by middrinn (2020-06-04 15:45) 

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