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201109読んだ本

一日中マスクをしているのに唇が乾くのでリップクリームは欠かせない〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

【読んだ本】

角田喜久雄『悪霊の城』(春陽文庫,1978)所蔵本

読了(^o^)丿 角田喜久雄の時代伝奇小説の傑作群にハマって次々耽読も、最近フツーの出来の作品が
続いたけど、今回は巻を措く能わざるストーリーに加えて小生好みの展開ヤッタネ!!(v゚ー゚)ハ(゚▽゚v)ィェーィ♪
寛永元年の江戸は今戸の聖天宮へ登る石段の下にあった茶屋を年老いた父の源助と二人でやっている
お通、きめの細かい真っ白な肌にばっちり見開いた大きな瞳とぬれたように赤い唇で、話をする時に
小首をかしげながらにっこり笑う癖があり、笑うと赤い唇の間から白い糸切り歯が光って、なんとも
可愛く色っぽいと評判だった(^^) お通の茶屋に薄気味悪い男女の二人連れが入って来て、武士の方が
「源助はいるか?」と尋ねるので「父はあいにく留守でございます」と答えると露骨に舌打ちをし、
帰りがけに突然「三の城は無事か?」などと妙なことを言うのだった(@_@;) 意味が分からぬお通に
対して男は出直してくると言うので名前を尋ねると、「風の里から来たと言え」と謎の台詞(@_@;)
不吉な予感がしたお通だが、すぐに忘れて、店仕舞いをして竹ぼうきを持って聖天宮の境内の掃除を
始めたのは、三月ほど前に近くに住みついた春日左源太と名乗る浪人者が気になっているから(^_^;)
いくら左源太の悪評を耳にしても、お通の恋心は変わらなかったほどだが その日は遭えなかったので
左源太の住まいまで行ってみようかと裏道を下り始めたところ、女の悲鳴が( ̄◇ ̄;) 浪人者たちに
囲まれているのは先ほど茶屋に来た男女で、男は斬られて紙入れ等を物色され、女は猿ぐつわをされ
担がれてしまったヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ 「いい女だから、楽しんだ後、どこかへ叩き売っても、金になる」
「この帯もちょっとしたものだぞ」「この小袖だって金になるのう、左源太?」という浪人者たちの
会話にショックのお通だが、その一人と目が合い、「そこに隠れているのは誰だ?」((;゚Д゚)ヒィィィ!
・・・というのがストーリーの発端だが、風の里、風の仲間という謎で最後の最後まで引っ張るし
(あの史実に結びつけた、そーゆー陰謀だったのかと)、主人公は脱出不可能な罠に掛かるわ、次々
新しい人物が登場して特に女性はどれも魅力的なキャラゆえモテモテ主人公も悩んだかと(〃'∇'〃)

・主人公の棋聖天野宗歩よりもドS悪役の高砂蔵人が凄くてイチオシの傑作(^^)v お菊さま♡(*'ε`*)チゥ

 『まぼろし若衆』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-02-15

・生き甲斐は女と色情の前島数弥などキャラ造型が流石で番町の姫君お京さまがツンデレで可愛い(;_;)

 『緋牡丹盗賊』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-04-08

・平賀源内らが駆けつけると女の死体の乳房に「死人詰め」なる詰将棋のような図というマジ傑作(^^)v

 『将棋大名』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-06-02

・大岡越前もお手上げの謎の事件が次々(゚ロ゚;)「影さま」の正体は?「怪物男」とは?マジで傑作(^^)v

 『寝みだれ夜叉』上⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2016-12-02
 『寝みだれ夜叉』下⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2016-12-04

・『寝みだれ夜叉』の主人公水木半九郎が主役の半九郎四部作第1作でジェットコースター的展開(^_^;)

 『恋慕奉行』上⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-04-10
 『恋慕奉行』下⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-04-18

・討入後14年も大石内蔵助目撃に於兔姫や亀に浦島太郎と角田ワールド全開で寝不足必至北上次郎選(^^)

 『半九郎闇日記』上・下⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-07-01

・「あの娘さんの顔、印籠の絵の、裸の女とそっくりじゃアないか!」(゚ロ゚;) 半九郎四部作完結(^^)v

 『盗っ人奉行』上・下⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-08-27

・お蝶が目撃した殺人の死体は9年前死んだ大高源吾だし泉岳寺では生きている大石内蔵助に遭遇(゚ロ゚;)

 『妖異忠臣蔵』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-01-28

・毛色の異なる作品もキャラの魅力で最後までニコニコ愉しんで読んでたら大ドンデン返しが( ̄◇ ̄;)

 『虹に立つ侍』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-24

・ほぼミステリーで読者をぐいぐい引っ張って伏線も次々と確実に回収するストーリーテラーぶり(^^)v

 『振袖地獄』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-03-30

・主人公は「鹿子絞りの振袖に島田髷の美女お紋」もハーレム展開と思わせつつ最後まで飽かせず^_^;

 『緋鹿子伝法』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-07-03

・くちなし小町お多加はお姫様の恰好をさせられ墓参りのバイト(゚o゚;) 各キャラの絡みが愉しいね(^^)

 『姫夜叉行状記』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-21

・夜更けに立っている若い娘を通りがかりの男が覗きこむとのっぺらぼうだったという白蝋小町(゚ロ゚;)

 『白蝋小町』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-01-30

・『白蝋小町』から9年、江戸に戻った吾妻一兵は闇太郎様の謎を追っていきなり絶体絶命の危機(゚ロ゚;)

 『闇太郎変化』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-02-18

・月姫とは何者?その秘密とは?大久保長安に乱破や忍者など色々なキャラが登場して卍巴の展開(^^)

 『月姫系図』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-07-30

・小源太が発見した無人の小舟に横たわってた白無垢の花嫁姿の若い女、記憶が半年間無い( ̄◇ ̄;)

 『赤姫秘文』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-12-30

・お喜美の頭上に真っ赤な塊りが覆いかぶさってきて「赤屋敷へこい。赤屋敷へこい」ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ

 『雪太郎乳房』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-02-07

・お喜美を追ってきた荒くれ侍4人を次々と倒す春の家春之助は名女形だが御嶽神陰流の使い手(゚ロ゚;)

 『折鶴七変化』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-05-28

・関白秀次の将棋の駒「山彦」の謎に取り憑かれた人々、意外な犯人、角田喜久雄の出世作に納得(^^)

 『妖棋伝』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-09-14

・瀬戸内を主な舞台として舟姫呪文の謎をめぐって何ともホロ苦~い人間模様が展開される佳作か^_^;

 『舟姫潮姫』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-08-10

・敵の企てはスケールが大きく絵空事感も、どんでん返しあり、充分に愉しめた(^^) お都賀さん(;_;)

 『霧丸霧がくれ』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-09-01

・他作品と違いリアリティーある謎だし出自や身分の軛からの自由を求める女性達を描いて名作(^o^)丿

 『酔いどれ牡丹』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-08-24

・お光は産みの親が待ってるかもと向かった湯島天神で拉致され老中阿部正弘の養女も行方不明(゚ロ゚;)

 『妖花伝』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-06-15

・面白いけど縄田一男の「戦後の角田作品の最高峰」「角田作品の集大成」との評は違うかと(@_@;)

 『影丸極道帖』上⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-04-22
 『影丸極道帖』下⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-06-14

・ヒロインにイライラも、角田喜久雄のチョー面白い時代伝奇小説群の中ではチト残念な作品か(^_^;)

 『お小夜悲願』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-07-25

・水軍の村上家の家宝「ポルトガルの聖母」をめぐる争いに端を発するけど出来はフツーの作品(^_^;)

 『黒潮鬼』⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-10-07

・角田喜久雄『怪異雛人形』(講談社大衆文学館文庫コレクション,1995)所収の中篇短篇v( ̄∇ ̄)ニヤッ

 「怪異雛人形」⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-08
 「鬼面三人組」⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-11
 「美しき白鬼」⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-14
 「恋文地獄」⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-15
 「自殺屋敷」⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-18
 「悪魔凧」⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-19
 「逆立小僧」⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-08-20
タグ:小説
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コメント 12

ニッキー

そうなんですよ、唇は乾くんです(*_*)
でも鼻の下とかは汗をかくんです・・・
マスクで快適生活はなかなか難しいですよねぇ(⌒-⌒; )
by ニッキー (2020-11-09 22:02) 

tai-yama

今の時代なら、「このマスクだって金になるのう、左源太?」
と言う会話になったり。
by tai-yama (2020-11-09 23:17) 

ナベちはる

マスクで息が跳ね返ってきて唇が乾燥…ということかもしれませんね。
とはいえ、今はマスクがないと危ないのもありますしリップクリームもお持ちとのことなので、そのあたりは多少我慢しないといけないかもしれませんね(^^;
by ナベちはる (2020-11-10 01:24) 

middrinn

他にも、マスクをしながら喋り続けていると、
ニッキー様、マスクが下ってきますね(+_+)
by middrinn (2020-11-10 06:11) 

middrinn

何ヶ月か前だったなら、
tai-yama様、座布団で
したけど、残念(^_^;)
by middrinn (2020-11-10 06:13) 

middrinn

ナルホド!( ̄◇ ̄;) たしかに長時間喋り続けた後、
ナベちはる様、唇が乾いてしまってました(^_^;)
by middrinn (2020-11-10 06:15) 

そら

でもマスクにリップが・・・。
by そら (2020-11-10 06:50) 

middrinn

小生は使い捨てマスクです(^_^;)
by middrinn (2020-11-10 06:51) 

enosan

私はスーパー等への買い物や人混みの場所以外はマスクをしていません。外出するのは全てマイカーですので車内もマスクはしません。自宅は当然していませんのであまり苦になりません。
年寄り爺は重症化すると言うから怖くて外出は可能な限りしないでいます。
by enosan (2020-11-10 09:51) 

middrinn

それが賢明ですよね(^^) 小生も店に入る時や電車に
乗る時以外はよほどの人混みでないと付けませんし、
なるべく外出は控える生活を送っております(^_^;)
カエデも素敵ですし、見事な菊の花ですね(〃'∇'〃)
by middrinn (2020-11-10 12:59) 

yokomi

マスクをしていても...とは大変重傷ですね(>_<) ドライマウス、ドライノーズ、ドライ気管、ドライ肺だったりして....((;゚Д゚)ヒィィィ!
by yokomi (2020-11-10 23:05) 

middrinn

ここ数日はメチャ乾燥してるんですよヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
by middrinn (2020-11-11 06:12) 

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