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170820読んだ本&買った本

「ドラキュラの伝説に迫る」という今朝の朝日の記事に気になる点(..) 「『吸血鬼ドラキュラ』を
翻訳した故平井呈一氏も解説している。」や「1904年に『怪談』を著したラフカディオ・ハーンの
ひ孫で島根県立大短期大学部教授(民俗学)の小泉凡さん(56)は・・・」等々、日本人の場合は、
物故者には「故」と「氏」を付け、現存する人物には「さん」付けで年齢も表記するという方式で
書き分けている(^^) ところが、同記事の「読む」の項では〈文芸評論家の百目鬼恭三郎氏は「芸術
生活」(1976年8月号)の中で、エッセー「日本にも吸血鬼はいた」を書いている。〉となっていて、
百目鬼恭三郎は1991年に亡くなってるのに「故」を付けてない(@_@) 同記事を執筆した「編集委員・
小泉信一」(まさか八雲の親族?)が、自社の先輩記者(元編集委員)が故人であることを知らない
はずがないので、これからという時に病気で亡くなったのを丸谷才一から惜しまれた百目鬼恭三郎の
ことを、「死ぬことも生きることもかなわないドラキュラ」に擬えた高等修辞法だったりして(^。^;)
なお、ラフカディオ・ハーン(田代三千稔訳)『怪談・奇談』(角川文庫,1956)の「ハーン小伝」
は「没後『怪談』『神国日本』『天の河縁起そのほか』等の著書を初めとして、書簡、講義、その他
の書き物が、年をおうてぞくぞく出版され、・・・」としてるけど、小泉八雲記念館HPの「年譜」の
1904年には「4月2日、『怪談』を出版。」「9月・・・26日・・・息を引き取る。」とあるね(@_@;)

【読んだ本】

角田喜久雄『怪異雛人形』(講談社大衆文学館文庫コレクション,1995)所蔵本

短篇「逆立小僧」を読んで、本書も読了(^^) 主人公は、お奈美(^^) 眼病で隠退している御用聞き
「並木の茂平」の一人娘の19歳だが、茂平の十手捕縄を受け継いでて、気腑よく、気立がよくて、
器量もずば抜けているもんだから、評判が良い(^^) その彼女が出くわしたのが奇怪な事件現場で、
それは部屋にある品物が全て裏返しか逆立ちしてて、被害者の男も肌着と袷衣を上下逆に着ている
という徹底ぶり(゚ロ゚;)マジ!? でも、かなり早い段階で不審に思い、小生でも犯人を当てられた(^^)
総じて、どれも面白いけど、初期のだからか、筆致が硬くて、ぐいぐい惹き込まれる感は弱い^_^;
角田喜久雄作品の魅力は、キャラの魅力(特に、悪役の底知れぬ奇怪さ)を除けば、次から次へと
謎を畳み掛ける一方、主人公・ヒロインは一難去ってまた一難という息もつかせぬストーリー展開
なんだから、それなりにヴォリュームも必要になるわけで、長篇でこそ真価を発揮するかと(^。^;)

【買った本】

角田喜久雄『虹に立つ侍』(春陽文庫,1988改装)
角田喜久雄『赤姫秘文』(春陽文庫,1990改装)

ポイント&クーポンで663円割引しても、2冊で1060円はチト高かったよ(T_T)

初めてJACKPOTが3つ揃った(゚o゚;) So-net接続料金を1000円割引ウキウキ♪o(^-^ o )(o ^-^)oワクワク♪
タグ:小説 歴史
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