220624読んだ本
パワハラに抵抗して拘引されたのを最後に名前が見えなくなったということは・・・((;゚Д゚)ヒィィィ!
【読んだ本】
倉本一宏編『現代語訳 小右記 14 千古の婚儀頓挫』(吉川弘文館,2022)
津守致任[つもりのむねとう]の名前を国際日本文化研究センター「摂関期古記録データベース」で
検索すると一番最後にヒットするのは藤原実資の日記『小右記』の万寿2年(1025年)11月30日条で、
同条の一部を本書79~80頁から引くヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
三十日、戊申。 源倫子、長家と千古の婚姻を道長・実資に約すとの説/法華経講釈/
小野宮に盗人/頼通、懇望した桜樹の枝を切った津守致任を拘引/
・・・宰相[藤原資平]は関白[藤原頼通]の邸第に参った。夜に入って、重ねて来た。
・・・/「(津守)致任宿禰の宅の桜樹を、関白が選定された。今日、皆、使を遣わして
掘らせたところ、昨夜のうちにすべて必要な枝を切った。そこで致任の身を召し搦め、
厩戸の内に籠めた。この間の凌轢は、特に甚しかった」と云うことだ。
既に『拾遺和歌集』は成立してるので、「勅なればいともかしこし鶯の宿はと問はばいかゞ答へむ」
(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-15 )に類した秀歌を、津守致任が
もし詠んでたら藤原頼通も鶯宿梅の故事を思い出して何もせず引き下がったかもしれないのに(^_^;)
津守致任と院政期の津守国基は親族なのかな(@_@;) 津守国基は勅撰集に多く歌を入れてもらおうと
撰者の藤原通俊に小鰺の樽を贈ったために『後拾遺和歌集』は「小鰺集」と呼ばれていたという逸話
で知られている歌人(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-06-01 )だけど、
手元の文献を調べた限りでは、津守致任の歌は一首も見付からなかった〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
・平安時代のエロテロリスト・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;インリン・オブ・ジョイトイ?正気ならエガちゃん級伝説( ̄◇ ̄;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-09-18
・ムカデが耳に入り、馬と牛が交接し、神鏡改鋳可否の御前定にヘビが出現するなどの怪異(@_@;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-09-07
・好色で知られた藤原実資に自分が亡くなった後の妻を託す人物がいた∑( ̄ロ ̄|||)ニャンですと!?
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-08-16
・藤原実資の身辺には藤原道長側のスパイがいて、その日記『小右記』を盗み見てる疑惑が(¬。¬ )
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-09-13
・実資の身辺にいるスパイの容疑者として藤原行成が挙げられていたよ∑( ̄ロ ̄|||)ニャンですと!?
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-09-20
・ここはやはりフロイト先生の出番かと〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ 話がエロくな・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-09-06
・「左大将[藤原]公季は、十二月に必ず死ぬ」なる予言が実資のもとにもたらされて大ハズレ(^_^;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-08-25
・和泉式部キタ━━━━━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━━━━━!!!!!! キタヨキタヨヽ(゚∀゚=゚∀゚)ノキチャッタヨ-!!!!!!
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-10-13
・「賢人右府」と言われている実資よりも、ホントは道長の方が読書家なのかもねエッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-10-18
・もし公任も関白になり子の定頼まで関白になってたら定頼は殺生関白と呼・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;コロサレルゾ
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-10-28
・『小右記3 長徳の変』よ、「(紀)正方」ではなく「(多)正方」だヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-09-03
・記主実資?書写した人?校訂者?誰かが六位相当の「少進」を「少童」と誤記オホホホ( ^^)/~~~~ ピシッ!
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-09-19
・これぞ、ミステリー( ̄◇ ̄;) 殺人事件の犯人は、その約2年前に射殺されていたエッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-08-20
・代作してくれたママンは既に死んじゃったし、字が読めないことがバレぬように藤原道綱は仮病を
使ったっぽいと冗談めかして前に書いたけど、新たな証言がキタヨキタヨヽ(゚∀゚=゚∀゚)ノキチャッタヨ-!!!!!!
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-09-15
・繁田信一『殴り合う貴族たち』は『小右記』読みの『小右記』知らずヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-01-15
・藤原実資が「隠し置いていた」菅原道真の「自筆の草書一巻」、そもそも何で持ってるんだ(@_@;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-06-15
【読んだ本】
倉本一宏編『現代語訳 小右記 14 千古の婚儀頓挫』(吉川弘文館,2022)
津守致任[つもりのむねとう]の名前を国際日本文化研究センター「摂関期古記録データベース」で
検索すると一番最後にヒットするのは藤原実資の日記『小右記』の万寿2年(1025年)11月30日条で、
同条の一部を本書79~80頁から引くヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
三十日、戊申。 源倫子、長家と千古の婚姻を道長・実資に約すとの説/法華経講釈/
小野宮に盗人/頼通、懇望した桜樹の枝を切った津守致任を拘引/
・・・宰相[藤原資平]は関白[藤原頼通]の邸第に参った。夜に入って、重ねて来た。
・・・/「(津守)致任宿禰の宅の桜樹を、関白が選定された。今日、皆、使を遣わして
掘らせたところ、昨夜のうちにすべて必要な枝を切った。そこで致任の身を召し搦め、
厩戸の内に籠めた。この間の凌轢は、特に甚しかった」と云うことだ。
既に『拾遺和歌集』は成立してるので、「勅なればいともかしこし鶯の宿はと問はばいかゞ答へむ」
(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-15 )に類した秀歌を、津守致任が
もし詠んでたら藤原頼通も鶯宿梅の故事を思い出して何もせず引き下がったかもしれないのに(^_^;)
津守致任と院政期の津守国基は親族なのかな(@_@;) 津守国基は勅撰集に多く歌を入れてもらおうと
撰者の藤原通俊に小鰺の樽を贈ったために『後拾遺和歌集』は「小鰺集」と呼ばれていたという逸話
で知られている歌人(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-06-01 )だけど、
手元の文献を調べた限りでは、津守致任の歌は一首も見付からなかった〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
・平安時代のエロテロリスト・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;インリン・オブ・ジョイトイ?正気ならエガちゃん級伝説( ̄◇ ̄;)
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・ムカデが耳に入り、馬と牛が交接し、神鏡改鋳可否の御前定にヘビが出現するなどの怪異(@_@;)
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・好色で知られた藤原実資に自分が亡くなった後の妻を託す人物がいた∑( ̄ロ ̄|||)ニャンですと!?
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・藤原実資の身辺には藤原道長側のスパイがいて、その日記『小右記』を盗み見てる疑惑が(¬。¬ )
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・実資の身辺にいるスパイの容疑者として藤原行成が挙げられていたよ∑( ̄ロ ̄|||)ニャンですと!?
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・「左大将[藤原]公季は、十二月に必ず死ぬ」なる予言が実資のもとにもたらされて大ハズレ(^_^;)
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・和泉式部キタ━━━━━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━━━━━!!!!!! キタヨキタヨヽ(゚∀゚=゚∀゚)ノキチャッタヨ-!!!!!!
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・「賢人右府」と言われている実資よりも、ホントは道長の方が読書家なのかもねエッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-10-18
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・これぞ、ミステリー( ̄◇ ̄;) 殺人事件の犯人は、その約2年前に射殺されていたエッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?
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・代作してくれたママンは既に死んじゃったし、字が読めないことがバレぬように藤原道綱は仮病を
使ったっぽいと冗談めかして前に書いたけど、新たな証言がキタヨキタヨヽ(゚∀゚=゚∀゚)ノキチャッタヨ-!!!!!!
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-09-15
・繁田信一『殴り合う貴族たち』は『小右記』読みの『小右記』知らずヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-01-15
・藤原実資が「隠し置いていた」菅原道真の「自筆の草書一巻」、そもそも何で持ってるんだ(@_@;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-06-15
拘引の後に何が起こったのか…想像したくないです(◎_◎;)
by ナベちはる (2022-06-25 01:21)
「この間の凌轢は、特に甚しかった」とあるので、
かなりの暴行を加えられたようです((;゚Д゚)ヒィィィ!
by middrinn (2022-06-25 05:36)
この件は、専門家の中では有名なようで、
造園雑誌56(5):91-96,1993の
「平安鎌倉時代 における庭園植物の入手に関する研究」
がweb上にあり、詳しく説明されていて参考になります。
「植木屋が平安時代中期まで存在し無かった」事を知り、
驚きました。植物は大概、ちょっとした仏心から
世話を焼くと、たちまちのうちに爆発的に増えるという、
「植木屋は土地有れば容易」観が個人的に強かったもので。
by df233285 (2022-06-25 07:52)
河原武敏は日本庭園学会会長も務めて「平安時代の庭園植物に関する研究」により
博士(農学)号を得たとwikiにありますけど、御指摘の結論が正しいかどうかは即断
できません(^_^;) というのは、津守致任のことをネット検索して御紹介の論文が
ヒットしたので一読しましたけど、『大鏡』の鶯宿梅の故事は(夏山繁木のことを
「適樹判定の出来る蔵人」に)誤読誤訳してるので古文読解力に疑問がありますし
(また『明月記』の注釈で作家=堀田善衛の著作を引くなど学会誌の学術論文では
ありえません)、事例のチョイスが片手落ちだったり(彰子が八重桜を興福寺から
「召し上げ」ようとした『沙石集』の説話を紹介していますが、興福寺から彰子に
「献上」された『詞花和歌集』『伊勢大輔集』『袋草紙』等の史実(!)を無視)、
引用史料名にミスもあり(「『古今著聞集』三国地志の寛弘5年(1008)9月11日の
条」など『古今著聞集』には無く、当該説話も載っておりません)、当該論文は
「また、つまらぬ物を読んでしまったorz」で取り上げようかと思ったほど(^_^;)
by middrinn (2022-06-25 08:54)
ワシントンの様に正直に「私が枝を全部おりました」と白状したら、
後に太政大臣になるぐらい出世できたかも(笑)。
by tai-yama (2022-06-25 19:13)
( ^o^)ノ◇ 山田く~ん 座布団1枚 ♪
ワシントンの名は出さず、太政大臣ではなく
大統領としてたら、大爆笑でしたね(^_^;)
by middrinn (2022-06-25 19:25)
幽閉されて....(>_<) 花の無い11月のこととは、以前から狙われていたのでしょうね(^_^;)
by yokomi (2022-06-25 23:02)
津守致任は薪にしようとしたのかも(^_^;)
by middrinn (2022-06-26 06:04)