200907読んだ本

「エロ・グロ・ナンセンス」というのが流行してな(￢。￢ )ヾ(￣o￣;)ｵｲｵｲそれはいつの時代の話？

【読んだ本】

倉本一宏編『現代語訳 小右記1 三代の蔵人頭』（吉川弘文館,2015）

藤原実資、大丈夫？という出来事が本書58～59頁の天元5年（982年）3月28日条にｴｯ(ﾟДﾟ≡ﾟДﾟ)ﾏｼﾞ?

　　　　　二十八日、庚申。 季御読経結願／蜈蚣耳に入る

　　　　・・・今夜、戌剋の頃、蜈蚣［むかで］が耳に入った。しばらくして、これを出した。
　　　　その長さは一寸余りであった。人は多く奇怪とした。

続けて、倉本一宏（全現代語訳）『藤原道長「御堂関白記」（上）』（講談社学術文庫,2009）にも、
奇怪な出来事が寛弘2年（1005年）7月6日条に((；ﾟДﾟ)ﾋｨｨｨ!

　　　　　六日、壬子。 馬牛交接

　　　　物忌ではあったが、軽かったので、人々が土御門第に来た。（源）頼光朝臣が申して
　　　　云ったことには、「去る三日、京の北辺の故（源）満季の家地に母牛を放ったことが
　　　　有りました。ところが、馬が来て、この牛と交接しました。その牛は、すぐに死んで
　　　　しまいました」と。不思議に思っていると、（橘）儀懐朝臣が、「先月二日、任国の
　　　　紀伊国にいた時、馬が牛と交接しようとしました」と云った。・・・

最後に、前年に内裏で起きた火事で焼けてしまった神鏡（三種の神器の一つの八咫鏡）の改鋳の可否
を議論した寛弘3年（1006年）7月3日の御前定において奇怪な出来事があったと同書ﾋｨｨｨｨｨ(ﾟﾛﾟ;ﾉ)ﾉ

　　　　　三日、癸卯。 神鏡定／興福寺僧蓮聖の公請を停止

　　　　・・・議定の間、清涼殿（一条院北対）の上から、蛇が降りてきて東庭の前にいた。
　　　　紫宸殿（一条院寝殿）の北の階［きざはし］の上から西方に向かった。これは
　　　　内侍所の方角であった。皆が驚き恐れたことは極まり無かった。・・・

「内侍所」は神鏡を安置する所だから、何か意味が∑(￣ﾛ￣|||)ニャンだ！？ 「西洋で邪悪の象徴と
される蛇が、中国では叡智のシンボルとされるのは、なぜか。」と帯にあったという、若桑みどり訳
『サイン・シンボル事典』三省堂、そんなことは同書のどこにも出てない上に「内容はエエカゲンで
翻訳もズサン」と高島俊男『お言葉ですが…③ 明治タレント教授』（文春文庫,2002）(￣◇￣;)

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コメント 10

ムカデを見つけただけでも「うわぁ」ってなるのに
そのサイズが耳に入ったりしたら暴れまくります(ｰ ｰ;)→そして大惨事にw
フィリピンの田舎の島に潜りに行ってた時に
かなり虫には慣れましたが、わさわさとたくさんの足を動かす
ムカデはどうしても苦手です(*_*)
by ニッキー (2020-09-07 21:14) 

耳からムカデを取り出すなんてSFの世界ですよね(ﾟﾛﾟ;)
ムカデが苦手じゃない人、この世にいるのかな(＠_＠;)
by middrinn (2020-09-07 21:27) 

馬と牛のハイブリッドが生まれることは無かったのか・・・・
白蛇は金運の神様として祀られていたりしますね。
西洋だとあり得ないと。
by tai-yama (2020-09-07 23:40) 

「ムカデが耳に入った」だけでも恐ろしいのに、それを出すとは怖いです…(・・; )
by ナベちはる (2020-09-08 01:44) 

蛇だから、八岐大蛇を連想しましたけど、
tai-yama様、神鏡と無関係かな(^_^;)
by middrinn (2020-09-08 05:25) 

藤原実資はムカデに操られているとか、
ナベちはる様、怖いですﾋｨｨｨｨｨ(ﾟﾛﾟ;ﾉ)ﾉ
by middrinn (2020-09-08 05:28) 

世の中には奇怪な事があるもんですね
しかし耳にムカデが・・・
想像するだけでも気持ち悪い(^^;
by そら (2020-09-08 06:33) 

グロですよねぇ((；ﾟДﾟ)ﾋｨｨｨ!
刺されたりしないのかな(+_+)
by middrinn (2020-09-08 06:53) 

寝ている間に指を刺されたことあります。
痛くて一発で目が覚めました。サイズが小さかったんで？
腫れは少なかったんですが
耳だなんて恐ろしすぎます（ブルブル）
by Cazz (2020-09-09 10:02) 

小生も大昔に寝ている時に足の指を刺されたことがあるので、
この「しばらくして」に恐怖感を覚えますねﾋｨｨｨｨｨ(ﾟﾛﾟ;ﾉ)ﾉ
by middrinn (2020-09-09 13:32)