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210301読んだ本

読書の厄介なところは、頭がぼんやり霧がかっただけでダメなことである〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
頭痛というほどではないけど気温が17度はあったのに室内は寒く感じるし更新も休もうかと(ノ_-;)ハア…
過去には「入院中に読んだ本」があったぐらいだから休んだりはしないけどねオホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)

【読んだ本】

戸板康二『あの人この人 昭和人物誌』(文春文庫,1996)所蔵本

続けて、「奥野信太郎の探求」を読んで、この中国文学者はエッセイが評判だったことは判ったが、
どうにも好きになれないエピソードまで紹介されてた(-ω-、)

    ・・・/或る日、[慶應義塾大学の奥野信太郎の]研究室で、奥野さんが、「いま困って
    いるんです。私に文学部長にならないかという話が来ているんですがね、あなたからも、
    塾長に、やめた方がいいといってくれませんか」といった。/私が口出しをする問題でも
    ないと思ったが、とにかく理由を尋ねたら、「部長になったら、野暮用が多くなって、
    テレビに出られなくなるのが困る」というのだった。/そういえば、広島の地方局の
    テレビにたのまれて、いそいそと出かけたが、その当日、三田は休講であった。ところが、
    中国文学科に横須賀からはるばる出て来る女子学生がいて、その日やっとたどり着いた
    山の上で、休講の貼り紙を見てがっかりし、池田弥三郎君の研究室に来て、愚痴をこぼした
    という話があるのだ。/池田君も、奥野さん同様、教授としてでない、いろいろなマスコミ
    の仕事があるので、一概に奥野さんを批判もしかねて、この学生に対しては返答に窮した
    と苦笑していた。/・・・

『百人一首故事物語』(河出文庫,1984)については再三指摘してきたし、『光源氏の一生』(講談社
現代新書,1964)もまた酷くて(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2016-10-29 )、
池田弥三郎の評価は小生の中で下落しまくったけど、奥野信太郎も本書を読んで暴落だなぁ(´ヘ`;)
駒田信二『漢字読み書きばなし』(文春文庫,1994)所収の「奥野さんにふれて」という一篇が誤訳も
あることを指摘してたのはさておき、戸板康二『ちょっといい話』(文春文庫,1982)が紹介していた
「奥野信太郎さんは、旅先などで、色紙を持ち出されると、相手が女性の場合は、かならず、名前を
尋ねた。」云々のエピソード(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-09-30 )は
奥野信太郎の魅力が伝わってきたのに(-ω-、) 休講理由に体調不良で入院もあり・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
    
・「江戸川乱歩の好奇心」は御愛想と思ってたところ「翌日」「速達」なのが〈ちょっといい〉(^^)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-07

・「徳川夢声の話術」は古川ロッパが夢声の声帯模写をしてラジオ聴取者が気付かなかった話(゚ロ゚;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-11

・「有吉佐和子の笑い声」は彼女の推理小説の書評を頼まれるも「なぜこんなに下手なのだろう」(゚ロ゚;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-18

・「菊田一夫の博愛」は新聞社から公職追放についての情報が伝えられ菊田一夫の名前もあった(゚ロ゚;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-20

・「芥川比呂志の酒席」は初版本「羅生門」の末行が「下人の行方は、誰も知らない」に非ずと(゚ロ゚;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-24

・「小泉喜美子の博識」では歌舞伎にも詳しい推理小説家の才気煥発ぶりも巧みに描かれる(〃'∇'〃)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-29

・「三島由紀夫の哄笑」では戸板康二による解説の「これは三島氏の若書きであるが」に誤植( ̄◇ ̄;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-02-03

・「川口松太郎の人情」では「婚礼の披露宴」における川口松太郎のスピーチがマジで絶妙(〃'∇'〃)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-02-05

・「岩田豊雄の食味」は「獅子文六という筆名にしても、四四十六をもじったのではなく・・・」(゚ロ゚;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-02-11

・「古川緑波の冗句」の「昔の探偵小説は、悪人の姓が・・・何となく憎々しいのが多かった」由(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-02-15

・「伊馬春部のカメラ」の「誰から花をもらった、どこから酒を寄付された」と書くのはダメだろ(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-02-25

・戸板康二の「ちょっといい話」シリーズ4冊から〈真・ちょっといい話〉を選りすぐってみた(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-12-27
コメント(8) 
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コメント 8

yokomi

なんとお二人は同類でしたね。マスコミ対応も仕事の内ではありますが困ったものです(>_<) どうぞ、明日にも病院へm(_ _)m
by yokomi (2021-03-01 21:56) 

tai-yama

コロナ女王の、白〇大学の岡田教授も休講が多かったり(笑)。
「ここで授業しても税金代(支払)にしかならない」とか舐めたことを
言っていた講師も居たなー。と変なことを思い出したり。
by tai-yama (2021-03-01 23:19) 

ナベちはる

室温がそれなりにあっても、「本当にそれだけあるの?」と思うのは珍しくないですよね(^^;A
by ナベちはる (2021-03-02 00:53) 

middrinn

本業よりも副業の方を優先してくれるから、
yokomi様、副業で人気者になるかと(^_^;)
by middrinn (2021-03-02 06:36) 

middrinn

たしかに非常勤講師は安いですが、税金代になるぐらいならば、
tai-yama様、かなり稼いでらっしゃる方だったのかも(^_^;)
by middrinn (2021-03-02 06:38) 

middrinn

それはありますね(^_^;) 別に室内は風とか、
ナベちはる様、吹いてないのに謎です(^_^;)
by middrinn (2021-03-02 06:39) 

そら

気を付けて下さいね
たまには目を閉じて休む時も必要かと!
by そら (2021-03-02 06:39) 

middrinn

最近そんなに読んでないですけどね(^_^;)
睡眠時間を増やしたいけど、年を取ると早く
目が覚めてしまうのが困りものです(^_^;)
by middrinn (2021-03-02 06:45) 

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