210225読んだ本
読書の厄介なところは、興味なくても飛ばし読みはすべきでないことである〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)
流し読み(読み流すこと)と飛ばし読みとは明らかに異なるけど斜め読みはどっちなんだろ(@_@;)
【読んだ本】
戸板康二『あの人この人 昭和人物誌』(文春文庫,1996)所蔵本
続けて、「伊馬春部のカメラ」を読んだ(´・_・`) 本篇でも触れられていたけど、伊馬鵜平から筆名を
変えたのは『古今和歌集』の仮名序の「難波津に咲くやこの花冬ごもり今は春べとなりにけるかも」
からとったという話は「ちょっといい話」シリーズのどれかで読んだし、目黒の三島由紀夫邸の隣に
住んでいた話は本書の別の一篇で知ったけど、それぐらいしか予備知識は無かった(´・_・`) 折口信夫
門下とか作家として井伏鱒二に師事して太宰治と関係が深かった(遺書の一通が宛てられてた)とか
本篇自体は相変わらず読ませるんだけど、伊馬春部に対しては最後まで興味を覚えなかった(@_@;)
・・・/伊馬さんの義理堅さは、これもあまり類のないもので、昭和五十年に
「土手の見物人」というエッセイ集が出て、出版記念会が行われたあと、
或る雑誌に、その会のことを四枚ほど書いた時、「誰から花をもらった、
どこから酒を寄付された」と克明に書いたので、「あんなことは書くものでは
ありませんよ」と先輩をつかまえて、珍しく直言したおぼえがある。/
気が弱いといおうか、遠慮する気持が強いといおうか、豪放にふるまえないほうで、
文章の中でも、その相手がもし読んだ時に、敬語を忘れて書いたら失礼だと
おもんばかるような性格だったと思っている。/・・・
書かれた人は当惑しそうだし、何も贈らなかった人はバツが悪い思いをさせられるし、花や酒を催促
してると受け取られかねないし(@_@;) 東北新社が7万ならウチは10万の接待を・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
・「江戸川乱歩の好奇心」は御愛想と思ってたところ「翌日」「速達」なのが〈ちょっといい〉(^^)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-07
・「徳川夢声の話術」は古川ロッパが夢声の声帯模写をしてラジオ聴取者が気付かなかった話(゚ロ゚;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-11
・「有吉佐和子の笑い声」は彼女の推理小説の書評を頼まれるも「なぜこんなに下手なのだろう」(゚ロ゚;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-18
・「菊田一夫の博愛」は新聞社から公職追放についての情報が伝えられ菊田一夫の名前もあった(゚ロ゚;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-20
・「芥川比呂志の酒席」は初版本「羅生門」の末行が「下人の行方は、誰も知らない」に非ずと(゚ロ゚;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-24
・「小泉喜美子の博識」では歌舞伎にも詳しい推理小説家の才気煥発ぶりも巧みに描かれる(〃'∇'〃)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-29
・「三島由紀夫の哄笑」では戸板康二による解説の「これは三島氏の若書きであるが」に誤植( ̄◇ ̄;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-02-03
・「川口松太郎の人情」では「婚礼の披露宴」における川口松太郎のスピーチがマジで絶妙(〃'∇'〃)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-02-05
・「岩田豊雄の食味」は「獅子文六という筆名にしても、四四十六をもじったのではなく・・・」(゚ロ゚;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-02-11
・「古川緑波の冗句」の「昔の探偵小説は、悪人の姓が・・・何となく憎々しいのが多かった」由(^_^;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-02-15
・戸板康二の「ちょっといい話」シリーズ4冊から〈真・ちょっといい話〉を選りすぐってみた(^_^;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-12-27
流し読み(読み流すこと)と飛ばし読みとは明らかに異なるけど斜め読みはどっちなんだろ(@_@;)
【読んだ本】
戸板康二『あの人この人 昭和人物誌』(文春文庫,1996)所蔵本
続けて、「伊馬春部のカメラ」を読んだ(´・_・`) 本篇でも触れられていたけど、伊馬鵜平から筆名を
変えたのは『古今和歌集』の仮名序の「難波津に咲くやこの花冬ごもり今は春べとなりにけるかも」
からとったという話は「ちょっといい話」シリーズのどれかで読んだし、目黒の三島由紀夫邸の隣に
住んでいた話は本書の別の一篇で知ったけど、それぐらいしか予備知識は無かった(´・_・`) 折口信夫
門下とか作家として井伏鱒二に師事して太宰治と関係が深かった(遺書の一通が宛てられてた)とか
本篇自体は相変わらず読ませるんだけど、伊馬春部に対しては最後まで興味を覚えなかった(@_@;)
・・・/伊馬さんの義理堅さは、これもあまり類のないもので、昭和五十年に
「土手の見物人」というエッセイ集が出て、出版記念会が行われたあと、
或る雑誌に、その会のことを四枚ほど書いた時、「誰から花をもらった、
どこから酒を寄付された」と克明に書いたので、「あんなことは書くものでは
ありませんよ」と先輩をつかまえて、珍しく直言したおぼえがある。/
気が弱いといおうか、遠慮する気持が強いといおうか、豪放にふるまえないほうで、
文章の中でも、その相手がもし読んだ時に、敬語を忘れて書いたら失礼だと
おもんばかるような性格だったと思っている。/・・・
書かれた人は当惑しそうだし、何も贈らなかった人はバツが悪い思いをさせられるし、花や酒を催促
してると受け取られかねないし(@_@;) 東北新社が7万ならウチは10万の接待を・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
・「江戸川乱歩の好奇心」は御愛想と思ってたところ「翌日」「速達」なのが〈ちょっといい〉(^^)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-07
・「徳川夢声の話術」は古川ロッパが夢声の声帯模写をしてラジオ聴取者が気付かなかった話(゚ロ゚;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-11
・「有吉佐和子の笑い声」は彼女の推理小説の書評を頼まれるも「なぜこんなに下手なのだろう」(゚ロ゚;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-18
・「菊田一夫の博愛」は新聞社から公職追放についての情報が伝えられ菊田一夫の名前もあった(゚ロ゚;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-20
・「芥川比呂志の酒席」は初版本「羅生門」の末行が「下人の行方は、誰も知らない」に非ずと(゚ロ゚;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-24
・「小泉喜美子の博識」では歌舞伎にも詳しい推理小説家の才気煥発ぶりも巧みに描かれる(〃'∇'〃)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-29
・「三島由紀夫の哄笑」では戸板康二による解説の「これは三島氏の若書きであるが」に誤植( ̄◇ ̄;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-02-03
・「川口松太郎の人情」では「婚礼の披露宴」における川口松太郎のスピーチがマジで絶妙(〃'∇'〃)
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・「岩田豊雄の食味」は「獅子文六という筆名にしても、四四十六をもじったのではなく・・・」(゚ロ゚;)
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・「古川緑波の冗句」の「昔の探偵小説は、悪人の姓が・・・何となく憎々しいのが多かった」由(^_^;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-02-15
・戸板康二の「ちょっといい話」シリーズ4冊から〈真・ちょっといい話〉を選りすぐってみた(^_^;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-12-27
音声で「ササニシキを頂いたとか、桐箱入りサクランボを貰った
とか」克明に記録されていたり(笑)。笑っていいともの花輪とかも
(友人なのに)出していない人はバツが悪かったのかも。
by tai-yama (2021-02-25 22:59)
真ん中を飛ばしたりして読んでいない部分があると途中で解らなくなるときがあるので、興味がさほどなくても飛ばすのはあまりよろしくないですね(^^;
by ナベちはる (2021-02-26 01:05)
「或る雑誌に・・・四枚ほど書いた」というのは、
tai-yama様、「文藝春秋」巻頭の随筆っぽいから、
音声は文春オンラインで公開ということに(^_^;)
by middrinn (2021-02-26 06:05)
ですよねぇ(^_^;) たとえ興味がなくても一応目を通しておくと、
ナベちはる様、不確かでも記憶としてインプットされそう(^_^;)
by middrinn (2021-02-26 06:07)
斜め読みって昔からよく耳にしますが
どんな読み方なのか未だに理解してません(^^;
by そら (2021-02-26 06:40)
正確な定義を知りたいのですが、『大辞林』
初版第1刷に立項されてませんでした(^_^;)
by middrinn (2021-02-26 06:51)
積ん読を解消すべく、斜め読みとやらを学びたいです。でも本当に内容が分かるのでしょうか!?? 1/10でいいから接待を受けてみたい庶民です(^_^;)
by yokomi (2021-02-26 22:36)
じっくり考えながらの熟読ではなく、ざっと目を通すやり方で、
興味のある言葉・一文・一節に目が留まったら熟読するという
読み方に、はたして斜め読みまで含まれるのかどうか(@_@;)
by middrinn (2021-02-27 09:29)