後日ブックオフで見付けた時に後悔しないような値段で買うしかない〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
【買った本&読んだ本】
三木紀人(全訳注)『徒然草(一)』(講談社学術文庫,1979)
「もったいない本舗 楽天市場店」で「良い」234円(送料無料)を134p使って100円で15日に注文して
追跡不可能ゆうメールで18日着(^_^;) ブックオフで110円のがありそうゆえ〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)
注釈の確かさは二巻で例示(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-01-03 )(^^)
本書から第10段の現代語訳の後半部分と語釈&解説の一部を引く〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
・・・/後徳大寺左大臣邸の寝殿に、鳶をとまらせまいと縄をはられてあったのを、
西行が見て、「鳶がとまっても、なんの不都合があろう。この殿の御心はその程度か」
と言って、その後は参上しなかったという。綾小路宮のいらっしゃる小松殿の棟に、
いつであったか縄を引かれたので、その古事を思い出したのだが、そういえば、「鳥が
屋根に群がりとまって池の蛙を取るので、それを御覧になって宮様があわれがって
なさったことです」と人が語ったので、それならりっぱなことだと思った。/徳大寺の
場合も、なにかわけがあったのだろうか。/
鳶ゐさせじとて…… 鳶は猛禽類の習性として建物の高所にとまろうとする。それを
妨げるために棟に縄を張ったのである。
・・・/後半は、有名な西行説話への再検討端緒を示したものである。「家居」
[=「家・すまい。また、そこに住むこと。」]によって主筋の人物に幻滅した
西行の例を引き、そこに、性急さを感じているようである。「家居にこそ、こと
ざまはおしはからるれ」[=「家を見れば、住む人のことは推定できる。]と
言い切った兼好ではあるが、そこにしばしば短絡が生じかねないことに注意し、
判断を下す側に当事者の側[がわ]に立って考えねばならないことを書いたもの
であろう。・・・
この件をどう読んだら、源顕兼(編)伊東玉美(校訂・訳)『古事談 上』(ちくま学芸文庫,2021)
の次のような指摘が出てくるんだオホホホ( ^^)/~~~~ ピシッ!
/見馴れぬ鳥、それも大型の鳥がやって来ることが不吉だと思う心性が当時あり、
後徳大寺実定が邸の母屋に縄をかけてあるのを西行が嫌ったという著名な逸話
(『徒然草』一〇他)の背景にもそれがある。・・・
後徳大寺左大臣は「鳥がやって来ることが不吉だと思う心性」の持ち主と西行は解したと言うのかも
しれないが、それを「短絡」と兼好は窘めたのが主旨だし、鳶と判ってて「見馴れぬ鳥」かよ(^_^;)
森田悌(全現代語訳)『日本後紀(上)』(講談社学術文庫,2006)157頁に載ってる延暦16年冬10月
庚申(8日)の条「啄木鳥が前殿へ入った。明日、天皇は交野に行幸する予定であったが、この不審事
のため、とり止めた。」、「啄木鳥が前殿へ入った」ことが、どうして「不審」なのか謎なんだけど
(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-01-07 )、翌日解け・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
冗談はさておき、鳥に限っても他に次の記述があって、吉事か凶事か、記録した意味は不明(@_@;)
延暦12年(793年)冬12月辛亥(7日)条(同書57頁)
水鳥が太政官の曹司(正庁)に入り、捕えられた。
延暦13年(794年)春正月癸未(9日)条(同書58頁)
雉が主鷹司[たかのつかさ]の垣の上に集まった。
延暦15年(796年)夏4月庚午(9日)条(同書100頁)
大学寮を飛び過ぎていった五、六羽の鳥の一羽が、寮の南門の前に落ちた。
その形は鵜のようで、毛は鼠に似て背に斑毛[まだらげ]があった。誰も
その鳥の名を知らなかった。
延暦16年(797年)夏5月戊戌(13日)条(同書148頁)
雉が前殿に集まった。
延暦17年(798年)冬10月庚辰(28日)条(同書158頁)
雉が兵衛府の内裏内詰所である兵衛陣(左陣は宣陽門内、右陣は陰明門内)に
止まり、次いで、諱(神野親王か大伴親王のいずれかであろう)の曹司に入り、
捕えられた。
延暦21年(802年)秋7月丁卯(13日)条(同書274頁)
白鷺が朝堂院に集まった。
延暦24年(805年)冬10月丁酉(2日)条(同書372頁)
野鳥が宮中へ飛びこんだ。
[追記220208]
延暦16年(797年)夏5月戊戌(13日)条の「雉が前殿に集まった」は「怪異」とされてましたm(__)m
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-02-08
・伊東玉美(校訂・訳)『古事談』は注釈がスカスカのカスなんだよヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-05-27
・『新日本古典文学大系41 古事談 続古事談』は一見よく調べてるようで実は手落ちがある(@_@;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-05-29
・「ポルノグラフィティの要素」だと∑( ̄ロ ̄|||)ニャンですと!?日本のロックバンドの名称(^_^;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-06-07
・ちくま学芸か岩波、どちらかが誤読・誤訳をしていることになるわなぁ〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-06-27
・万寿4=1028年没の道長が長久3=1042年生の師実を知るわけねーだろヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-06-28
・光孝天皇は親王時代にはビンボーだったんだ(;_;)と同情したのを後悔(ノ ̄皿 ̄)ノカネカエセー!┫:・
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-07-25
・注釈スカスカの本書で『古事談』を読むのは愚の骨頂だが、上には上が(下には下が?)( ̄◇ ̄;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-10-20
・出典を調べれば「分憂」とは天子の憂いを分かつ意なのに民の憂いを分かつと解説してる( ̄◇ ̄;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-10-24
・よく知られている花山天皇が藤原道兼に騙されて退位・出家するシーン、誤訳ではないかと(@_@;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-10-31
・誤訳や間違いを何度か指摘してきたが、軽微とはいえ誤記があったので、記しておく_φ( ̄^ ̄ )メモメモ
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-11-18
・伊東玉美は「大型の鳥」と限定も、「小さい鳥」でも「不吉なことだ」とあるオホホホ( ^^)/~~~~ ピシッ!
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-11-30
・「子息」とは男子の意味で、女子をも含む「子ども」とするのは誤訳ヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-12-01
【買った本&読んだ本】
三木紀人(全訳注)『徒然草(一)』(講談社学術文庫,1979)
「もったいない本舗 楽天市場店」で「良い」234円(送料無料)を134p使って100円で15日に注文して
追跡不可能ゆうメールで18日着(^_^;) ブックオフで110円のがありそうゆえ〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)
注釈の確かさは二巻で例示(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-01-03 )(^^)
本書から第10段の現代語訳の後半部分と語釈&解説の一部を引く〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
・・・/後徳大寺左大臣邸の寝殿に、鳶をとまらせまいと縄をはられてあったのを、
西行が見て、「鳶がとまっても、なんの不都合があろう。この殿の御心はその程度か」
と言って、その後は参上しなかったという。綾小路宮のいらっしゃる小松殿の棟に、
いつであったか縄を引かれたので、その古事を思い出したのだが、そういえば、「鳥が
屋根に群がりとまって池の蛙を取るので、それを御覧になって宮様があわれがって
なさったことです」と人が語ったので、それならりっぱなことだと思った。/徳大寺の
場合も、なにかわけがあったのだろうか。/
鳶ゐさせじとて…… 鳶は猛禽類の習性として建物の高所にとまろうとする。それを
妨げるために棟に縄を張ったのである。
・・・/後半は、有名な西行説話への再検討端緒を示したものである。「家居」
[=「家・すまい。また、そこに住むこと。」]によって主筋の人物に幻滅した
西行の例を引き、そこに、性急さを感じているようである。「家居にこそ、こと
ざまはおしはからるれ」[=「家を見れば、住む人のことは推定できる。]と
言い切った兼好ではあるが、そこにしばしば短絡が生じかねないことに注意し、
判断を下す側に当事者の側[がわ]に立って考えねばならないことを書いたもの
であろう。・・・
この件をどう読んだら、源顕兼(編)伊東玉美(校訂・訳)『古事談 上』(ちくま学芸文庫,2021)
の次のような指摘が出てくるんだオホホホ( ^^)/~~~~ ピシッ!
/見馴れぬ鳥、それも大型の鳥がやって来ることが不吉だと思う心性が当時あり、
後徳大寺実定が邸の母屋に縄をかけてあるのを西行が嫌ったという著名な逸話
(『徒然草』一〇他)の背景にもそれがある。・・・
後徳大寺左大臣は「鳥がやって来ることが不吉だと思う心性」の持ち主と西行は解したと言うのかも
しれないが、それを「短絡」と兼好は窘めたのが主旨だし、鳶と判ってて「見馴れぬ鳥」かよ(^_^;)
森田悌(全現代語訳)『日本後紀(上)』(講談社学術文庫,2006)157頁に載ってる延暦16年冬10月
庚申(8日)の条「啄木鳥が前殿へ入った。明日、天皇は交野に行幸する予定であったが、この不審事
のため、とり止めた。」、「啄木鳥が前殿へ入った」ことが、どうして「不審」なのか謎なんだけど
(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-01-07 )、翌日解け・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
冗談はさておき、鳥に限っても他に次の記述があって、吉事か凶事か、記録した意味は不明(@_@;)
延暦12年(793年)冬12月辛亥(7日)条(同書57頁)
水鳥が太政官の曹司(正庁)に入り、捕えられた。
延暦13年(794年)春正月癸未(9日)条(同書58頁)
雉が主鷹司[たかのつかさ]の垣の上に集まった。
延暦15年(796年)夏4月庚午(9日)条(同書100頁)
大学寮を飛び過ぎていった五、六羽の鳥の一羽が、寮の南門の前に落ちた。
その形は鵜のようで、毛は鼠に似て背に斑毛[まだらげ]があった。誰も
その鳥の名を知らなかった。
延暦16年(797年)夏5月戊戌(13日)条(同書148頁)
雉が前殿に集まった。
延暦17年(798年)冬10月庚辰(28日)条(同書158頁)
雉が兵衛府の内裏内詰所である兵衛陣(左陣は宣陽門内、右陣は陰明門内)に
止まり、次いで、諱(神野親王か大伴親王のいずれかであろう)の曹司に入り、
捕えられた。
延暦21年(802年)秋7月丁卯(13日)条(同書274頁)
白鷺が朝堂院に集まった。
延暦24年(805年)冬10月丁酉(2日)条(同書372頁)
野鳥が宮中へ飛びこんだ。
[追記220208]
延暦16年(797年)夏5月戊戌(13日)条の「雉が前殿に集まった」は「怪異」とされてましたm(__)m
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・伊東玉美(校訂・訳)『古事談』は注釈がスカスカのカスなんだよヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!
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・『新日本古典文学大系41 古事談 続古事談』は一見よく調べてるようで実は手落ちがある(@_@;)
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・「ポルノグラフィティの要素」だと∑( ̄ロ ̄|||)ニャンですと!?日本のロックバンドの名称(^_^;)
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・ちくま学芸か岩波、どちらかが誤読・誤訳をしていることになるわなぁ〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
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・万寿4=1028年没の道長が長久3=1042年生の師実を知るわけねーだろヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!
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・光孝天皇は親王時代にはビンボーだったんだ(;_;)と同情したのを後悔(ノ ̄皿 ̄)ノカネカエセー!┫:・
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・注釈スカスカの本書で『古事談』を読むのは愚の骨頂だが、上には上が(下には下が?)( ̄◇ ̄;)
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・出典を調べれば「分憂」とは天子の憂いを分かつ意なのに民の憂いを分かつと解説してる( ̄◇ ̄;)
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・よく知られている花山天皇が藤原道兼に騙されて退位・出家するシーン、誤訳ではないかと(@_@;)
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・誤訳や間違いを何度か指摘してきたが、軽微とはいえ誤記があったので、記しておく_φ( ̄^ ̄ )メモメモ
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・伊東玉美は「大型の鳥」と限定も、「小さい鳥」でも「不吉なことだ」とあるオホホホ( ^^)/~~~~ ピシッ!
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・「子息」とは男子の意味で、女子をも含む「子ども」とするのは誤訳ヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!
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