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220208読んだ本

何故だろう?と思う人こそ知性の持ち主オホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)ヾ( ̄o ̄;)オイオイ見落としてたくせに!

【読んだ本】

黒板伸夫&森田悌(編)『訳注日本史料 日本後紀』(集英社,2003)

雉の鳴き声や飛び立つ羽音の「ほろろ」は、古語辞典に「ほろほろ」と同じとあり、『詞花和歌集』
入集歌の珍解釈を提示(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-01-29 )したが、
何故「藤原兼通は桓武天皇の生まれ変わりではないかと思い付いて、雉を調べていた」かと言うと、
桓武天皇が熱中した「遊猟」は鷹狩りとされ、パリピ桓武は遊猟後に皇親や貴族の私第・別業で宴を
催して酒食を楽しむことが結構あり、鷹狩りの目的は雉肉という仮説を立てて検証してた訳(^_^;)

〈森田悌(全現代語訳)『日本後紀(上)』(講談社学術文庫,2006)157頁に載ってる延暦16年冬10月
庚申(8日)の条「啄木鳥が前殿へ入った。明日、天皇は交野に行幸する予定であったが、この不審事
のため、とり止めた。」、「啄木鳥が前殿へ入った」ことが、どうして「不審」なのか謎なんだけど
(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-01-07 )、翌日解け・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
冗談はさておき、鳥に限っても他に次の記述があって、吉事か凶事か、記録した意味は不明(@_@;)〉
として、延暦16年(797年)夏5月戊戌(13日)条の「雉が前殿に集まった。」(同書148頁)も挙げた
けど(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-01-18 )、見落としがm(__)m 同頁の
僅か6日後の延暦16年(797年)夏5月甲辰(19日)条(同書148頁)に次の記述がΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン!!

    宮中と東宮で、『金剛般若経』を転読した。雉が前殿に集まる怪異があったからである。

大好物の雉が集まって桓武ウハウハかと想像してたら、「怪異」とされてたとはエッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?

訳注と冠した本書を披くと115頁の同条の訓読文の「怪異」に注がキタ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━!!!!
「雉」が「集まった」ことが「怪異」とされた理由が説明されているかと期待に胸をふくらませて、
114頁の頭注を見たよウキウキ♪o(^-^ o )(o ^-^)oワクワク♪

         この月戊戌条の雉が禁中の正殿に集まったことを指す。

馬鹿にすんな!ヾ(`◇´)ノヾ(-_-;)オイオイ同頁の条を見落としたよな? にしても、どうして「怪異」
とされるのだろう?とか思わないのかねぇ(@_@;) 例えば、民俗学的な解説とかを期待したんだが、
タコツボ専門バカの平凡な研究者たちは説明する気も無いようで、けんもほろろ・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
タグ:歴史
コメント(6) 
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コメント 6

アニマルボイス

ダイサギの項をひくと「チュウサギより大きい」、チュウサギの項をひくと「ダイサギより小さい」。「解説あるある」ですねえ。(^-^)
大昔、キジが鳴くと地震・天災の予兆のような話を聞いたような気がするけど、それと関係あるのかな?
by アニマルボイス (2022-02-08 22:19) 

tai-yama

「雉」についての「記事」が無かった・・・・
なので、記事にもできないと(笑)。
by tai-yama (2022-02-08 23:00) 

ナベちはる

「なぜ?」と疑問に思うこと、とても大切なことだと思います!
by ナベちはる (2022-02-09 01:11) 

middrinn

そうなんですか( ̄◇ ̄;) そーゆー話を知りたかったのですが(^_^;) ただ、
アニマルボイス様、「雉も鳴かずば打たれまい」(大辞林第1刷)とある如く
雉(雄雉)が鳴く時は、猟師にとっては非常に有り難いことのような(^_^;)
by middrinn (2022-02-09 08:57) 

middrinn

「ブログ記事」とよく言いますけど、
tai-yama様、筆者を「ブログ記者」
と言う人はいないんですよね(^_^;)
by middrinn (2022-02-09 09:06) 

middrinn

何故だろう?と思うことは、
ナベちはる様、思索を促し、
知識が増える契機に(^o^)丿
by middrinn (2022-02-09 09:14) 

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