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210725昨日買った本&読んだ本

読書の厄介なところは、倹約節約中でも掘り出し物には手が出ることである〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
しかし、掘り出し物とはいえ、この出費はマジで痛いんだが(ノ;ω;)ノ ~┻┻ (/o\) ミドリン ナカナイデー!!

【昨日買った本&読んだ本】

川端善明&荒木浩(校注)『新日本古典文学大系41 古事談 続古事談』(岩波書店,2005)

Amazonマケプレ出品者「水たま書店(東京都古書籍商業協同組合加盟店)」の「可」7000円(送料0円)
をギフト券101円分利用して6899円で23日に注文し24日に届いた(^_^;) そのコンディション説明文は
「中古品 - 可 - 【状態】紐縛りイタミ有。函にヤケ変色・汚れ有。2005年。A5。函入。月報付き。
通読には問題ございません。【1点1点チェックはしておりますが中古品の為、記載にない日焼け・折れ
・擦り傷・小さな書込み・経年による使用感がある場合がございます。記載にない帯・特典・付録等
は付属しておりません。】■商品お届け後のお客様のご都合による返品の場合、送料と手数料を差し
引いた商品代金のみのご返金となります。■古書ですので在庫は一点ものとなっております。」で、
「紐縛りイタミ有」は函にあるも言われないと気付かぬ程度だし、「月報」に加え帯や新刊チラシも
「付」いてて、「書き込み」は見当たらないし、「可」に非ず「良い」、んにゃ「非常に良い」でも
通用しそうヤッタネ!!(v゚ー゚)ハ(゚▽゚v)ィェーィ♪ 函入りなのにそのままビニール袋に入れただけは残念も奈良
からレターパックプラスで発送され、追跡可能&注文翌日に届いたので問題ナシオン主権ウラー!(^o^)丿

本書が手元にあるといいなぁと思ってAmazonマケプレを見たら、9500円+送料の「可」が最安値で、
その後、約1000円安い「良い」が出品されると最安値「可」も同額にキタ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━!!
値下げ競争が始まるかと思いきや、「良い」が毎日100円ずつ謎の値上げを始めて結局は従来の最安値
よりも高い値に∑( ̄ロ ̄|||)ニャンじゃそりゃ!? 節約・倹約月間継続中で買う気は無かったけど、
昨日いつも通り最安値チェックをしたら、7000円の「可」が出ており、見覚えのある出品者と思って
ブログ内を検索すると、前に「可」を注文して書き込み無しのが届いてたので、注文した次第(^o^)丿

源顕兼(編)伊東玉美(校訂・訳)『古事談』(ちくま学芸文庫,2021)の上下巻を購入した際、その
注釈がスカスカなカスな上に、「評」のいい加減さに呆れたけど(まだ書いてないが、誤訳もある)、
本書は、各話の連続性、前後に並ぶ二つの話がどう繋がっているのかも読み解いてて目から鱗ポロリ
だったり、各説話に史実性が有るのか考証を加えてたりして、脚注がメチャ読み応えあった(⌒~⌒)
ただ、本書の脚注の中には語釈に誤りと思しきものもあって、調査中だったりもするんだけど(^_^;)

こーゆー説話集は、読んで楽しむだけにとどまらず各説話を安易に史実と思い込んでしまいがちで、
例えば、伊東玉美(校訂・訳)『古事談 上』(ちくま学芸文庫,2021)の訳で巻第一「王道后宮」の
六「光孝天皇、町人の物を借用の事」を引く〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

    /光孝天皇は親王時代、多く、商家からものを借用していた。即位された後、
    商人たちはそれぞれ内裏に参上して返済を迫ったので、内裏の倉の物で、
    全てをお返しになったということだ。/

前話の五「光孝天皇、即位の事」にも、「・・・(後の)光孝天皇のところに参上なさると、破れた
御簾の中で、縁の傷んだ畳にお座りになり、・・・」(同書の訳)とあり、光孝天皇は親王時代には
ビンボーだったんだ(´;ω;`)ウッ…と思い込んで同情するも、本書脚注は次の如く喝破v( ̄∇ ̄)ニヤッ

    /潜龍光孝の貧窮の話は五話から連なるが、説話的なもので、中務・式部・兵部省の卿
    を歴任し、常陸・上野・上総の太守(収入源としての職になる)、一品に封じられ食封
    六千戸の親王が貧しいわけはない。・・・

朧谷寿『清和源氏』(教育社歴史新書,1984)を読むと同情したのを後悔(ノ ̄皿 ̄)ノカネカエセー!┫:・

    ・・・これら皇親には、諸臣とくらべて多数の田地および禄の類が支給されたのである。
    つまり親王(一品[ぽん]から四品[ぽん]、ほかに無品親王もいた)や諸王(一位から
    五位)は、その品・位階に応じて品田・位田や食封が与えられ、さらに、春秋二季には
    時服料[じふくりょう]が支給され、そのほか、月ごとに米塩が供給される月料があった。
    これらは本人の能力の有無と関係なく与えられる一種の恩典であるが、かれらが律令官職
    に身を置いた場合には、このほかに職田・職封・季禄や、ときによっては功田・功封など
    が与えられることになる。後者は律令機構の一任務を遂行した結果、得られるものである
    から、諸臣の場合と同様に当然の報酬といえるが、問題は前者である。すなわち、皇親の
    人員の増加と経済的優遇といった現象が、皇室経済を浸蝕し、ひいては困窮をまねく結果
    となった。そして一般に、その打開策として執られたのが皇親賜姓であると考えられて
    いる。/・・・

石川徹(校注)『新潮日本古典集成 大鏡』(新潮社,1989)の帝王本紀の「五十八代 光孝天皇」の、

    ・・・御親の深草の帝[=仁明天皇]の御時承和十三年丙寅正月七日、四品したまふ。
    御年十七。嘉祥三年正月、中務卿になりたまふ。御年二十一。仁寿元年十一月二十一日、
    三品に昇りたまふ。御年二十二。貞観六年正月十六日、上野大守かけさせたまふ。御年
    三十五。同じ八年正月十三日、大宰権帥に遷りならせたまふ。同じ十二年二月七日、
    二品に昇らせたまふ。御年四十一。同じ十八年二月二十六日、式部卿にならせたまふ。
    御年四十七。元慶六年正月七日、一品に昇らせたまふ。御年五十三。同じ八年正月に、
    大宰帥かけたまひて、二月四日、位に即きたまふ。御年五十五。・・・

という記述(不正確な点もあるみたい)、読み流してたけど、時康親王が「貧しいわけはない」こと
を読み取らねばいけなかったんだな(^_^;) 即位直後でも子女が26人だか29人だかいたわけだし(^_^;)

・伊東玉美(校訂・訳)『古事談』は注釈がスカスカのカスなんだよヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-05-27

・『新日本古典文学大系41 古事談 続古事談』は一見よく調べてるようで実は手落ちがある(@_@;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-05-29

・「ポルノグラフィティの要素」だと∑( ̄ロ ̄|||)ニャンですと!?日本のロックバンドの名称(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-06-07

・ちくま学芸か岩波、どちらかが誤読・誤訳をしていることになるわなぁ〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-06-27

・万寿4=1028年没の道長が長久3=1042年生の師実を知るわけねーだろヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-06-28

タグ:説話 歴史
コメント(6) 
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コメント 6

tai-yama

貧しくはなかったけど「借りパク」はかなりしていたのかも(笑)。
まぁ、金持ちのくせになんでも領収書を切る人もいますし・・・
by tai-yama (2021-07-25 22:49) 

ナベちはる

「掘り出し物」を買えたのは嬉しいのに、それでも出費としては…複雑な気持ちですね((+_+))
by ナベちはる (2021-07-26 01:09) 

middrinn

子供が沢山いたため何だかんだで収入以上に
tai-yama様、出費がかさんだのかも(^_^;)
by middrinn (2021-07-26 05:32) 

middrinn

おっしゃる通りで、満足しつつ、
ナベちはる様、後悔してます(..)
by middrinn (2021-07-26 05:34) 

そら

結構、値が上下するんですね!
こりゃ買い時が難しい(^^;
by そら (2021-07-26 06:44) 

middrinn

だから、こまめに数時間おきにチェックですよ(^o^)丿
by middrinn (2021-07-26 06:54) 

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