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220103昨日買った本&読んだ本

折角ここまで歩いて来たんだからと思って、買う予定じゃなかった本を買ってしまった(ノ_-;)トホホ…
年末に下見してセールで買う予定だった某書、昨日見たら上巻に非ず下巻(所蔵)だった(´ヘ`;)
棚を見たら、森田悌(全現代語訳)『日本後紀(上)』(講談社学術文庫,2006)もあり、藤原緒嗣の
『日本後紀』だけは欲しいけど、「全訳注」ではないからスルーしたわ〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
同文庫が最近「全訳注」で出さないのは、真珠に文句を言う豚がネット上で目立つからかな(@_@;)

【昨日買った本&読んだ本】

三木紀人(全訳注)『徒然草(二)』(講談社学術文庫,1982)

ブックオフで110円のが88円だったから26p使って62円で購入(-ω-、) 美品だったから、いいか(^_^;)
手元には、木藤才蔵(校注)『新潮日本古典集成 徒然草』(新潮社,1977)と安良岡康作(訳注)
『現代語訳対照 徒然草』(旺文社文庫,1971)があり、後者の方は「文段索引」と「固有名詞索引」
(人名・地名・書名・年号別)が付いてて重宝してるんだけど、人名索引に小生は悪戦苦闘している
(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2016-11-16 )(^_^;) ブログ内を検索したら、
その後も人名索引で「SHIROBAKO」の本田デスクの「万策尽きたぁー!!」という台詞まで飛び出してた
(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-05-07 )(^_^;) 小生としては、両書とも
注釈(前者は頭注、後者は脚注)が物足りない(^_^;) 注釈が少なくて説明すべき点をしてないと批判
するならともかく、逆に、注釈が多すぎると文句を言っているSSブログもあり、三木紀人(全訳注)
『今物語』(講談社学術文庫,1998)に対しても文句ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ 小生なんかは同書のタメになる
注釈のお陰で、梶原正昭&山下宏明(校注)『平家物語(一)』(岩波文庫,1999)の注釈の間違いも
判ったけど(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-04-12 )、そのブログ主は
訳だけで正しく読み解けるほど古典の知識をお持ちなのか(^_^;) でも、日本の古典作品を取り上げた
記事で次のように書いてたけど、和歌を抜きに文学(日本の古典)が解るわけないよC= (-。- ) フゥー

       ・・・和歌が出てきたら読み飛ばすことをオススメします!

さて、『徒然草』の第八十八段を、安良岡康作は次のように訳している〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

    /ある者が、小野道風の書いた『和漢朗詠集』だといって所持していたのを、
    ある人が、「昔からのお言い伝えは、根拠のない事ではございますまいが、
    四条の大納言[藤原公任]が編纂なさったものを、それ以前の人である道風が
    書くということは、年代が違いましょう。不審と思われます」と言ったところ、
    「さようでございますからこそ、世にも稀な、珍しいものでございますよ」と
    言って、それをますます大切に所蔵した。/

この台詞、持ち主はオーパーツと知っていたかのような口吻だが、「ますます」が気になる(@_@;)
本書(第四十七段から第百十段までを収録している)の第八十八段の「現代語訳」を引く(⌒~⌒)

    /ある者が、小野道風が書写した『和漢朗詠集』というものを持っていた。
    それに対してある人が「ご本についての言い伝えは、根拠のないことでは
    ありますまいが、四条大納言が撰ばれた作品集を道風が書くというのは、
    時代的にありえないのではありませんか。その点が気になります」と言った
    ところ、「そういう事情なので、このうえなく珍しい物だったのですね」と
    答えて、いよいよたいせつに所蔵するのであった。/

「世にありがたき物には侍りけれ」の「語釈」には〈・・・「けれ」は詠嘆。人から疑われた事実が
かえって秘蔵書の真価を示すものだと一人合点して興奮しているのである。〉、「解説」も「・・・
そのいかがわしさを指摘され、彼は秘蔵の本が本来ありえないものであることを知るが、・・・」(^^)
タグ:古典
コメント(2) 
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コメント 2

tai-yama

時代的にありえない注釈をしている本でも、「そういう事情なので、こ
のうえなく珍しい物だったのですね」と解釈すればすべて宝物に(笑)。
by tai-yama (2022-01-03 22:48) 

middrinn

注釈を付ける人物は顕昭や定家など平安末期の人物が嚆矢のような気がしますし、
注釈の対象となるような作品はソレ以前に成立してるので思い付きません(^_^;)
by middrinn (2022-01-04 07:03) 

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