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231010読んだ本

大昔の話じゃが、流行っていたゲーム機が欲しくて、かなり揃ってた漫画のコレクション、例えば、
池沢さとし『サーキットの狼』、飯森広一『レース鳩0777』、矢口高雄『釣りキチ三平』、松本零士
『銀河鉄道999』、車田正美『リングにかけろ』、高橋よしひろ『悪たれ巨人』・・・等々を古本屋
に売り払った子供が居っての、大人になってから、それはそれは後悔したとか聞いとるぞよ(-ω-、)
学生の頃にも新谷かおる『エリア88』、飯森広一『60億のシラミ』『アイン』等を売ってたな(:_;)
先祖伝来の貴重な品が無いのは出来の悪~い子孫が金に困って売ってしまったからだったり(@_@;)

【読んだ本】

春名好重『上代能書伝』(木耳社,1972)所蔵本

本書の「藤原忠通 消息」の章にチト不思議に思う記述(春名好重『能書百話』[淡交社,1986]の
「三八 藤原忠通」にも同旨の記述)があった(@_@;)

    ・・・[父の忠実の日記]「殿暦」の天永元年(一一一〇)十月二十五日の条に、
    忠通(十四歳)が庚申待に詩や歌を作ったことが記されている。翌年秋から冬に
    かけては度々作文会を催したり、歌会を開いたことが見えている。権中納言藤原
    宗忠を感服させたといわれている。十一月十七日、忠通は白河法皇から「草子」
    を戴いた。忠通の詩集「法性寺殿御集」に「志学之時」(十五歳の時)白河法皇
    から「白氏文集」を戴いたことが見えている。「草子」は「白氏文集」らしい。
    忠通は詩を作ると白河法皇のお目にかけていたので、法皇は詩に長じていた忠通
    に「白氏文集」を下賜されたのである。・・・

言うまでもなく、「藤原忠通(一〇九七~一一六四)は関白忠実の子で、関白師通の孫であり、摂政
道長六世の孫である。」(前掲『能書百話』)から、摂関家の直系なのに、藤原道長が集めまくった
『白氏文集』は伝わってないのかね(@_@;) 河添房江『唐物の文化史 舶来品からみた日本』(岩波
新書,2014)も「道長が書籍の収集で力を入れていたのは、ほかならぬ『文選』と『白氏文集』で、
・・・」と記しているが、藤原道長は、寛弘7年(1010年)に摺本の『白氏文集』を一条天皇に献上
後も曽令文からの献上本 or その写本を所蔵してたと思われるが、その後も長和2年(1013年)には
摺本の『白氏文集』を贈られたにもかかわらず、長和4年(1015年)にリクエストして『白氏文集』
を入手したという謎も(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-02-26 )(^_^;)

・行成が「寛仁」なのに前年号の「長和」と書き間違えたのには理由があるオホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-09-03

・「権中納言で正二位の行成が(当時は身分の賤しい)経師の家へ行くことはできない」のか(@_@;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-02-18

・王羲之が王右軍と言われたから藤原敏行も藤右軍と言われたんだよヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-08-28

・書道の神様とされている菅原道真は実は能書ではなかったと春名好重『上代能書伝』は断定(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-08-20

・藤原道長は、たられば能書であって、能書とは言えないのではないか〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-08-21
コメント(10) 
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コメント 10

ぽ村

蜻蛉切と本多家の悪口はやめましょうw

蔵書?を売ってまで買った流行りのゲーム機とは何でしょうかね…
ゲーマーだった人間には気になります
自分はサターンとプレステはしれっと買ったんですが、ドリキャスとPS2は身の丈に合わない買い物でした

他のハードはオマケで入手した感じなので入手した当時の自分の立場の違いが顕著に表れている感じがします
by ぽ村 (2023-10-10 22:07) 

tai-yama

ひろーいお家なら、あれもこれも保管できたのに・・・と。
でも、ひろーいお家はメンテナンスが大変(笑)。
献上品を下賜する皇族もちょっとセコイ気もしたり。
by tai-yama (2023-10-10 23:20) 

middrinn

見たことも聞いたことも無い話でイミフ(@_@;)
ぽムたん、それらの見たことも触れたことも無い
最近のゲーム機の話じゃないですC= (-。- ) フゥー
テーブルタイプのスペースインベーダーが主流の
頃に出た携帯型シューティングゲーム機(^_^;)
by middrinn (2023-10-11 06:29) 

middrinn

倉本一宏(全現代語訳)『藤原道長「御堂関白記」(中)』(講談社学術文庫,2009)
の寛弘7年(1010年)8月29日条に「・・・棚の厨子二双を作った。傍らに立てて、
文書を置いた。三史・八代史・『文選』・『白氏文集』『修文殿御覧』、それに様々
な道の書、『日本紀』の具書、令・律・式を具えた。合わせて二千余巻になった。」
とあるぐらいだから、摂関家の書物の収容能力に問題は無いのではないかと(^_^;)
忠通の弟の頼長が防火対策を施した書庫を建ててるし、焼けちゃったのかな(@_@;)
tai-yama様は白河法皇が下賜した『白氏文集』が一条天皇からの伝来品だと(^_^;)
by middrinn (2023-10-11 06:30) 

df233285

藤原摂関は保元の乱に繋がる準備の為、武芸に力を入れ出した
ので、牽制の為、相手が持っているのを知っていて、白河法皇は、
「白氏文集」を下賜したのでは。囲碁会もし無いし、(恐らく)
将棋ルールの整備もし無いしと、いろいろ大江匡房等に皮肉も
言わせていたという感じの時代の前後だったらしいですね。
by df233285 (2023-10-11 06:39) 

middrinn

相手が持ってないものを下賜した方が「牽制」の効果があるでしょうし、
この時点では白河法皇と藤原忠実の関係も別に悪くないのでは(@_@;)
by middrinn (2023-10-11 12:17) 

suzu*

さっき、ブックオフじゃなくて、オフハウスに寄った。
カメラ、レンズ、アコギにフィギュアと、なんでもあった。
「電源は入りません」「事前チェックはしてません」だの。
おーい!カメラ撮れんのかぁ〜い!みたいな?
で、娘が大事に保管しててと言ってたアベンジャーズのフィギュア。
幾らで買い取ってくれるんかな?と呟いてみた。
が、いやいや、それはアカンやろ!値はつけられんやろぉ!
なぁんてな、ひとりゴチとったわ(笑

by suzu* (2023-10-11 14:33) 

middrinn

大昔に小生の留守中、遠くから訪ねて来た親戚の女のコに
あだち充『みゆき』を与えて読ませたら気に入ったらしく、
そのまま持ち帰らせたと後で母から聞いて、怒りまくった
はずなんだけど、そんなことすっかり忘れてて、数年前に
そのコから謝られて、やっと思い出しましたが、親が勝手
に売っちゃうのは当然のことながら良くないかと(^_^;)
by middrinn (2023-10-11 15:22) 

ぽ村

元ゲーム好きの沽券に賭けて、遠い昔の記憶を引っ張り出してみました
色んな類似品あったと思いますが
デジコムベーダー
とかだったりしますか?
近所のお兄さんに自慢されて遊ばせてもらった記憶があります多分1983年頃ですが…
やべぇちょうど40年前…
by ぽ村 (2023-10-14 00:24) 

middrinn

名称は忘れたので、画像検索してみましたが、違います(^_^;)
色は青、長方形で一昔前の携帯電話を厚くした感じです(^_^;)
それに、そもそも1983年よりも、もっと昔ですからね(^_^;)
by middrinn (2023-10-14 05:43) 

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