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221211読んだ本【バカチン2冊】

紹介された某社会長に社名が同業他社と紛らわしいといきなり宣ったのはジョークのつもりか(@_@;)
失礼以外の何物でもないと思うが、社名を変更しなさいと忠告したつもりだったのかも( ̄◇ ̄;)ナニサマ?

【読んだ本(バカチン2冊)】

藤本一恵(全訳注)『後拾遺和歌集(二)』(講談社学術文庫,1983)所蔵本
藤本一恵『後拾遺和歌集全釈 上巻』(風間書房,1993)所蔵本

『更級日記』に菅原孝標女との風雅な出会いが描かれている源資通の『後拾遺和歌集』入集歌を犬養廉
&平野由紀子&いさら会『笠間注釈叢刊18 後拾遺和歌集新釈 上巻』(笠間書院,1996)の訳(担当は
木村由美子)で引く(⌒~⌒)

     九月尽日伊勢大輔がもとに遣しける

    としつもる 人こそいとど をしまるれ けふばかりる あきのゆふぐれ

      九月末日、伊勢大輔に送った歌

     年をとった者には一層惜しく思われることです。もう今日ばかりになってしまった
     この秋の夕暮れが。

「としつもる人」を「ここでは作者自身をさす。」と解して、「いとどをしまるれ」を「来年の秋を
迎えることができるかどうかを危ぶみ、終の秋かと思うといとおしいというもの。」と説明(⌒~⌒)
久保田淳&平田喜信(校注)『新日本古典文学大系8 後拾遺和歌集』(岩波書店,1994)や久保田淳&
平田喜信(校注)『後拾遺和歌集』(岩波文庫,2019)も「年つもる人」を「資通自身を指す。」、
川村晃生(校注)『和泉古典叢書5 後拾遺和歌集』(和泉書院,1991)も「作者の老境の惜秋の情を」
云々とあるから同旨(^^) ところが、藤本一恵は両書の「年つもる人こそいとどをしまるれ」の語釈で
「年をとられたあなた様はとりわけ惜しいとおもわれることでしょう。」として伊勢大輔タンのこと
としている∑( ̄ロ ̄|||)ニャンですと!? 両書も含めて各注釈書が解説しているように、源資通より
伊勢大輔タンの方がかなりの年上で、久保木哲夫(校注・訳)『私家集注釈叢刊2 伊勢大輔集注釈』
(貴重本刊行会,1992)も「『公卿補任』の記述によれば推定ではおよそ十六、七歳差、最も年齢差の
少ない『尊卑分脈』の場合でも六、七歳の差はあったらしい。」とするのに、年上の伊勢大輔タンが
「来年の秋を迎えることができるかどうかを危ぶ」むなんて失礼だろヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!

・中宮彰子が最終兵器伊勢大輔タンに「アレを取れ!」と出撃命令キタ━━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━━!!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-01-10

・彰子からの出撃命令を受け、伊勢大輔タン、こっそり女院に侵入した女房たちを見事撃墜v( ̄∇ ̄)ニヤッ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-04-12

・伊勢大輔タンの父である大中臣輔親も道長に促され即興で秀歌を詠んだという血は争えない話(⌒~⌒)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-03-03

・優れた歌人輩出の大中臣家の末なので伊勢大輔タンの孫娘に御指名キタ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━!!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-05-26

・伊勢大輔タン「いにしへの」の解釈で苑子タンを始め馬鹿が多すぎるヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-01-16

・エガちゃんじゃないが、伊勢大輔タンは確実に伝説を創り、生ける伝説だったという話ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-05-19

・少なくとも70代前半にはなっていたはずも老いてなお歌を召されるほど活躍していた伊勢大輔タン(^^)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-06-07

・伊勢大輔タンの容貌を褒めつつ、その欠点を論うことも決して忘れない紫式部の性格の悪いこと(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-07-16

・そんな紫式部にも「気に入られるような、つつましく素直で、人なつこい人だった」伊勢大輔タン(^^)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-06-13

・降り積もった雪が若菜を摘んでるのかしら、だなんて、伊勢大輔タン、発想が可愛いよん(〃'∇'〃)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-10-02

・末次由紀『ちはやふる』(講談社BE LOVE,2019)42巻は伊勢大輔タンの歌が解ってないぞヾ(`◇´)ノ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-09-08

・「後の和歌史」と異なり、室町中期に伊勢大輔タンの歌に興味を持った人がいたわけだv( ̄∇ ̄)ニヤッ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-22

・高階家という接点があるから伊勢大輔タンと清少納言との間に贈答歌もありそうなんだけど(@_@;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-02-14
タグ:和歌
コメント(6) 
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コメント 6

tai-yama

若いはずの資通自身でも「作者の老境の惜秋の情を」となるなら
贈られた(さらに年上の)伊勢大輔は貰ってどう思うかと言うと・・・。
middrinnさんは・・・とか言ったらまずいですね(笑)。却下で。

by tai-yama (2022-12-11 22:52) 

ナベちはる

「社名が同業他社と紛らわしい」と言うのはいきなりでなくても失礼な話ですが、それをいきなり言ったというのはとんでもない話ですね(^^;)
by ナベちはる (2022-12-12 00:26) 

middrinn

源資通は否定してほしくて年上の伊勢大輔タンに
tai-yama様、甘えただけと解すべきかと(^_^;)
『後拾遺和歌集』にはないですが、伊勢大輔タン
からの返歌もあり、たしなめられてます(^_^;)
by middrinn (2022-12-12 05:54) 

middrinn

失言癖があるとして大変有名な人物なので、
ナベちはる様、またかという感じ(^_^;)
位人臣を極めたし、年齢的に失う物がない
となると、傍若無人になりますね(^_^;)
by middrinn (2022-12-12 06:34) 

df233285

「経営がより安定した、おたくの会社の法務部知的財産部商号・
商標担当として私を再雇用してください。」という暗示なのかと
も思いました。ベテラン中堅企業の営業マンで、そう付け加えて、
場を和ますツワモノも稀に居るようですが。冒頭の話に尾ヒレは
無いのでしょうか?
by df233285 (2022-12-12 07:26) 

middrinn

某社会長の立場の弱さに付け込んでパワハラ的でもありますし、
この発言の主に対して病気見舞いという名目で現金200万円を
某社会長は手渡したと供述していると報道されてます(^_^;)
by middrinn (2022-12-12 07:50) 

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