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190519読んだ本

非正規が多く、終身雇用も維持できない今、それでも安定した雇用が希求されている中で、エガちゃんの
「1クールのレギュラーより、1回の伝説!」「伝説残してやるよ!」という刹那主義は清々しい(@_@;)

【読んだ本】

久保木哲夫(校注・訳)『私家集注釈叢刊2 伊勢大輔集注釈』(貴重本刊行会,1992)所蔵本

一条天皇の御代、寛弘4年(1007年)4月、奈良から中宮彰子に献上された八重桜を受け取る役を紫式部
は好意なのか意地悪なのか、中宮彰子のもとに出仕したばかりの新参者に譲った(@_@;) 藤原道長から
この場に相応しい歌を詠みなさいと命じられるも、そこは曽祖父・頼基、祖父・能宣、父・輔親という
優れた歌人を代々輩出した大中臣家の血を受け継いでるので、硯に墨をする僅かな間に、「いにしへの
奈良の都の八重桜今日九重に匂ひぬるかな」という秀歌を詠んでのけたのが、伊勢大輔タン(〃'∇'〃)

「万人感嘆し、宮中鼓動す」と、その場の反響の大きさを六条家の偉大な歌人・歌学者である藤原清輔
が歌学書『袋草紙』(藤岡忠美[校注]『新日本古典文学大系29 袋草紙』[岩波書店,1995])で絶賛
しているが、150年も経った後に記されたものゆえ、その描写は大袈裟に思われるかもしれない(@_@;)

だが、伊勢大輔タンが確実に伝説を創り、生ける伝説だった事実が、家集『伊勢大輔集』に収められた
ある女房との歌の遣り取りから判る( ̄◇ ̄;) 本書から当該歌&詞書とその訳を引く(⌒~⌒)

      皇后宮から昔の八重桜を賜はせて、女房

    これやこの 奈良の都の 八重桜 匂ひは数も 知られざりけり

      返し

    面影は 見しに変はらで 八重桜 色は昔に 匂ひ増しけり

       皇后様から昔話題になった八重桜をくださって、女房が

     これがまあ、あの奈良の都の八重桜なんですか。美しさは並一通りなどというものでは
     ありませんでしたね。

       返し

     面影はかつて見たのと少しも変わらないで、八重桜よ、色と昔にくらべて美しさが
     増したことです。
  
本書の語釈によると、詞書の「皇后宮」とは後冷泉天皇の皇后の四条宮寛子なので、この遣り取りは、
寛弘4年の出来事から50年は経っていることになる由ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ 本書は次のように指摘(⌒~⌒)

    ・・・やっと二十歳になったかならなかったかという若い寛子たちが、自分たちの生まれる
    ずっと前の話を熟知していたということも、それ自体大いに興味あることではないだろうか。
    ・・・「いにしへの」の歌も、当時どれほど世に喧伝されていたことか、われわれは
    多大な関心をもって知ることができるのである。

・中宮彰子が最終兵器の伊勢大輔タンに「アレを取れ!」と出撃命令キタ━━━━(゚д゚;)━━━━!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-01-10

・彰子からの出撃命令を受け、伊勢大輔タン、こっそり女院に侵入した女房たちを見事撃墜v( ̄∇ ̄)ニヤッ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-04-12

・伊勢大輔タンの父である大中臣輔親も道長に促され即興で秀歌を詠んだという血は争えない話(⌒~⌒)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-03-03

・伊勢大輔タン「いにしへの」の解釈で苑子タンを始め馬鹿が多すぎるヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-01-16

図書館へは時折ポツポツ降ってる今日行くべきか、雨から曇に予報が変わった水曜に行くべきか(@_@;)
タグ:和歌
コメント(18) 
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コメント 18

ニッキー

「伝説」になればきっと1クールでないレギュラーに=(^.^)=
by ニッキー (2019-05-19 19:37) 

middrinn

たしかに( ̄◇ ̄;) 何年も続けば更に「伝説」化しますね(^_^;)
by middrinn (2019-05-19 19:40) 

こじろう

そして伝説へ・・・
そういう生き方もありかもしれないって,最近思うようになってきた。
何をするかは決まっていないけれど。
by こじろう (2019-05-19 20:46) 

middrinn

何をするかじゃなくて、何になるかだったりして(^_^;)
かえるになるべきかと(^_^;) んで、下鴨矢二郎のように
六道珍皇寺の境内の古井戸で隠居生活を送るとか(^_^;)
by middrinn (2019-05-19 21:09) 

nikki

江頭さん、所属事務所の筆頭株主なんですね。
調べるまで知らなかった。
by nikki (2019-05-19 22:14) 

middrinn

それは、へぇ~!?な情報ですねぇ( ̄◇ ̄;)
by middrinn (2019-05-19 22:20) 

ワンモア

どうも、大変ご無沙汰しております><
うちのドライバーが免停になり、自分が運転する羽目になる所、救いの手が現れて、更新ができそうです^^ さかのぼって拝見させていただきます。
by ワンモア (2019-05-19 23:03) 

tai-yama

今の若い子でも'80年代好き~と言ったりするので、和歌もあり
なのかも。リアル'80年代の我々には若い子も敵わないと(笑)。
by tai-yama (2019-05-19 23:22) 

ナベちはる

安定でなく「伝説」を求める生き様、清々しいです。
by ナベちはる (2019-05-20 01:18) 

mimimomo

おはようございます^^
エガちゃんって誰(@@?
 わたくしね時流に乗るのが好きだから(?)中西進さんの改訂版と言うのかな「万葉の秀歌」を買ってきて遅ればせながら読み始めたの。
でも、難しいねぇ~ 
by mimimomo (2019-05-20 07:02) 

middrinn

それは色々とお忙しかったようですね(^_^;)
ワンモア様の更新が止ったので、ひょっとして
デアゴスティーニが潰れたのかと((;゚Д゚)ヒィィィ!
by middrinn (2019-05-20 07:20) 

middrinn

大塚英志『「おたく」の精神史 一九八〇年代論』
(講談社現代新書,2004)とか読まれちゃう前に、
tai-yama様が熱く語って尊敬されましょ(^o^)丿
by middrinn (2019-05-20 07:36) 

middrinn

現在の社会を考えると、ですよねぇ(^_^;)
ナベちはる様は何か伝説を残してそう(^^)
by middrinn (2019-05-20 07:38) 

middrinn

「江頭 2:50」のことです(^_^;) 『万葉集』ですかぁ( ̄◇ ̄;)
mimimomo様も今後は和歌の話題に反応されそうですね(^_^;)
by middrinn (2019-05-20 07:42) 

mimimomo

こんにちは^^
江頭2:50(@@? それでも分からないわたくし(--
ま、いいか^^
by mimimomo (2019-05-20 11:48) 

middrinn

「江頭2:50を知らないなんてベートーベンを知らないのと同じだよ。
そんなの常識中の常識」と旦那様から言われることはないと思うので、
御安心を(^_^;) お花みたいに美しくないし、知る必要ないかと^_^;
by middrinn (2019-05-20 12:33) 

yahantei

『男もの女もの』の「菜の花に飽いたら桜にとまれ」、これは、『日本文学史早わかり』の、その背景を独白している好エッセイだね、「丸谷才一」の再評価だね、

by yahantei (2019-05-20 17:37) 

middrinn

お役に立てたなら、御同慶の至りです(^^)
by middrinn (2019-05-20 18:59) 

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