SSブログ

230114読んだ本

県警に電話したのはきっと名古屋市民、豊臣秀吉と同郷ゆえ刀狩りを徹底しろと・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
血を見るのは好きじゃないのに超メジャーな寺院への初詣後に近くの神社の階段で転倒してしまって
両手から出血し(コンビニの絆創膏、高すぎ!)、やっと傷が乾いてくれたけど痛くて痛くて(^_^;)

【読んだ本】

堀江ガンツ『闘魂と王道 昭和プロレスの16年戦争』(ワニブックス,2022)

    はじめに

    アントニオ猪木〝燃える闘魂〟インタビュー[2022年6月22日収録]

    1972 猪木の日プロ追放が引き金となった新日本と全日本の旗揚げ

     NETの日プロ放送開始が生んだ猪木派と馬場派の分裂の火種/猪木を追放した
     日本プロレスは力づくで新日本を潰そうとした/日本テレビへの義理を通すために
     全日本を旗揚げするしかなかった馬場/馬場・全日本へのライバル心が猪木を
     奮い立たせ新日本を発展させた/ ※藤波辰爾

    1973 新日本プロレスの苦しい船出 猪木が頼った〝神様〟ゴッチの真実

     4万ドルの大金を工面しゴッチを招聘した猪木/新日本旗揚げのゴッチ戦で見せた
     〝馬場とは違うプロレス/日本マット界に多大なる影響を与えたゴッチは最晩年も
     〝神様〟そのものだった/ ※斎藤文彦

    1973 猪木を追放し馬場に逃げられた〝帝国〟日本プロレスの崩壊

     〝約束破り〟の馬場NET登場で日本テレビが怒りの打ち切り/NETの仲介で
     猪木と坂口が合体 ついに日本プロレス崩壊/ ※グレート小鹿

    1973 時代が早すぎた遅咲きの天才ジャンボ鶴田の鮮烈日本デビュー

     相撲からバスケ、レスリング 異色すぎるエリート遍歴/世界のトップと互角に
     渡り合いながら〝善戦マン〟と揶揄された天才レスラー/越中詩郎が語る鶴田の
     真の実力 「あんな日本人選手はいないよ」/ ※ジミー鈴木、越中詩郎

    1973 〝鶴田より強い〟大物五輪レスラー吉田光雄が新日本プロレス入団

     ミュンヘンオリンピック韓国代表としての孤立/プロの水に馴染めず燻り続けた
     9年間/〝噛ませ犬事件〟以降誰よりもプロレスに目覚めた長州/ ※田崎健太

    1973 新日本が掘り当てた最初の金の鉱脈〝狂虎〟タイガー・ジェット・シン登場

     シンのあまりの暴れっぷりに愛知県警から呼び出し/シンによって引き出された
     〝怒りの猪木〟という新たな魅力/紳士で慈善家であるシンのヒールとしての
     徹底したプロ意識/ ※新間寿

    1974 小林の挑戦状に秘められた猪木の思惑 猪木VS小林、昭和の巌流島の決闘

     新日本の思惑が潜んでいた小林の猪木と馬場への挑戦状/猪木VSストロング小林
     実現のために移籍金1000万円を支払った東京スポーツ/猪木を日本のトップ
     に押し上げプロレス界の流れを変えた一戦/ ※門馬忠雄

    1974 力道山門下三羽烏の複雑な感情 猪木VS大木金太郎、その因縁の背景

     師匠・力道山の代わりに韓国の英雄となった大木金太郎/エリート〝BI〟に
     対して抱いた大木金太郎の複雑な感情/喧嘩マッチの末に氷解した猪木と大木の
     因縁/ ※柳澤健

    1975 策士・馬場の静かなる〝猪木潰し〟 空前の「世界オープン選手権」開催

     『オープン選手権』開催は猪木の挑戦への無言の返答/闘わずして猪木に勝つ策士
     ・馬場の静かなる反撃/間接的な馬場VS猪木の闘い 真の勝者はどちらだったのか?
     / ※ターザン山本、渕正信、(森岡理右、)柳澤健

    1975 全日本・・国際連合軍と真っ向勝負した猪木VSロビンソンの歴史的名勝負

     新日本と国際のエース対決にして実力世界一決定戦でもあった/年間最高試合賞を
     獲得することで馬場に間接的に勝利した猪木/ ※宮戸優光

    1976 プロレス八百長論との真剣勝負 アントニオ猪木VSモハメド・アリ

     世間の偏見を覆すための一世一代命懸けの闘い/付き人・藤原喜明が見た試合を
     控えた極限状態の猪木/「真剣勝負はああいうものですね」タクシー運転手の言葉に
     救われた猪木/晩年のアリがUFC代表に問いかけた「俺がMMAの元祖だって
     知ってるか?」/ ※藤原喜明、鈴木みのる

591頁ある大著、153頁まで読んだ(^_^;) 当事者や関係者、詳しいライターの「証言」も交えつつ、
アントニオ猪木の新日本プロレスとジャイアント馬場の全日本プロレスが相次いで設立されて以降の
昭和プロレス史が読み易く書かれてる(^^) 取り上げた人物や出来事の所属団体orプロレスの歴史に
おける意義を各章末尾で簡潔に指摘してるし(^^) ジャンボ鶴田や長州力は(特にプロレス入り前の
苦労を全く知らなかったので)へぇ~!と読んだし、本書は面白いエピソードや秘話も紹介してて、
話が上手い人が多いのか「証言」も面白い(堀江ガンツの要約が上手いのかもしれないけど)(^_^;)

    ・・・技といったらパンチと蹴りぐらいしか使わないんだけど、サーベル片手に
    大暴れしてね。あまりの暴れっぷりに、例えば名古屋で試合があった時なんかは、
    愛知県警に電話がいっちゃうんだよ。『タイガー・ジェット・シンのサーベルを
    取り締まらないとは何事か!』っていうね(笑)。だから私自身、警察に呼ばれて、
    サーベルの実物を持って説明に行ったこともありますよ。・・・

本書91頁から引いたが、更に新間寿は「・・・シンなんて、お客の前では記者だろうが誰だろうが、
本気で襲ってくるからね。私だって何度も殴られそうになったもんな。殴られる直前に『タイガー、
俺だよ! 新間、新間!』と言って難を逃れたことが何度もある(笑)。タイガー・ジェット・シン
という男は、普段はジェントルマンなんだけど、あのコスチュームを身に付けた瞬間、身も心も〝狂
える虎〟になれた男だったね」(本書93~94頁)等と「証言」し、本書95頁は次のように記す(^_^;)

    ・・・/シンのヒールとしてのプロ意識は徹底しており、ファンに対して記念写真や
    サインはおろか、笑顔を見せることすらいっさいなく、目が合った人間は誰でも襲う
    という〝狂人〟ぶりを完璧に演じていた。だから当時は「他のヒールは仕事として
    やっているけど、シンだけは本物ではないか?」という声も少なくなかった。しかし、
    その素顔は大変な紳士であり、慈善家であることが、今は明らかにされている。/
    ・・・

この後の件で東日本大震災が発生した直後のタイガー・ジェット・シンの「活動」を紹介してる(^^)

なお、本書57頁の「東京地検」は「東京地裁」の誤記、本書68頁の「各界」は「角界」の誤植(^_^;)

〇門馬忠雄『外国人レスラー最強列伝』(文春新書,2016)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-03-25
 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-03-26
 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-03-27
 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-03-31
 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-04-01

◎田崎健太『真説・佐山サトル タイガーマスクと呼ばれた男』(集英社インターナショナル,2018)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-10-14

◎ケンドー・カシン『フツーのプロレスラーだった僕がKOで大学非常勤講師になるまで』(徳間書店,2017)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-01-16

◎瑞佐富郎『さよなら、プロレス 伝説の23人のレスラー、その引退の〈真実〉と最後の〈言葉〉』(スタンダーズ・プレス,2020)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-12-16
 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-12-21
 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-12-23

◎小島一志&小島大志『芦原英幸正伝』(新潮社,2013)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-03-07

◎小島一志『添野義二 極真鎮魂歌 大山倍達外伝』(新潮社,2018)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-06-30
コメント(4) 
共通テーマ:スポーツ

コメント 4

tai-yama

全日本も馬場がいなくなった後、分裂・・・・
鶴田・三沢の2大看板だった全日は面白かった~。
ただ、レスラー数が少ないので1試合の時間は長めだったと言う。
by tai-yama (2023-01-14 19:57) 

middrinn

輪島の国内デビュー戦は生放送されたのに
僅か5分55秒で終わってしまった由(^_^;)
全日は一度も視たことないですねぇ(^_^;)
レスラーの名前と顔を知ってるだけ(^_^;)
ケンドー・カシンが全日へ電撃移籍した時に
ちょっと視てみたかったぐらいかな(^_^;)
by middrinn (2023-01-14 20:34) 

df233285

タイガー・ジェット・シンが、こんな人とは知りませんでした。
by df233285 (2023-01-15 07:08) 

middrinn

客席にいたヤクザにも殴りかかった由ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
猪木夫妻を新宿伊勢丹前で襲撃した事件もはっきりと
書いているわけではないですが、演出のよう(^_^;)
ヒールをまさに完璧に演じていたようですね(^_^;)
by middrinn (2023-01-15 07:54) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。