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221108読んだ本

個人的見解か党派的見解か一般的見解か見極めることは大事だわな〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

【読んだ本】

竹内玄玄一(著)雲英末雄(校注)『俳家奇人談・続俳家奇人談』(岩波文庫,1987)所蔵本

間違いがあって胡散臭い本書(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-11-01
だが、先日引いた「馬場存義」の項で紹介されている「南郭先生」(服部南郭かと)の「儒」「詩」
「和歌」に関する発言(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-11-06 )の中で
「汝詩を学ぶとも東坡、山谷に越ゆる事なし。李白、王維にはなほおよばじ。」も気になる(@_@;)
直近の優れた詩人として「東坡、山谷」、すなわち蘇軾と黄庭堅を挙げていることより、ヨリ偉大な
詩人として「李白、王維」をチョイスした点である(@_@;) 平安時代の漢詩文や和歌への影響力から
白居易(白楽天)の名も挙がりそうなのにね(@_@;) 渡部英喜『漢詩歳時記』(新潮選書,1992)を
披くと、「第三部 秋」に服部南郭の「夜下墨水(夜墨水を下る)」の章があったので読んでみた(^^)
〈詩題の「墨水[ぼくすい]」は隅田川のことで、利根川を刀水といったように中国風に洒落ていった
ものです。〉とあり、自らを「中国風に服元喬と名乗ったこともあります。」ともあるし、如何にも
「・・・荻生徂徠に師事しました。」といった感じ(^_^;) この作品の手法や表現に李白や杜甫の影響
を渡部英喜は読み取っていて勉強になったが、中でも「・・・その歌いぶりは盛唐の詩風を鼓舞した
徂徠派の特徴を受け継いでいます。」には得心であるヤッタネ!!(v゚ー゚)ハ(゚▽゚v)ィェーィ♪ 「李白、王維」や
杜甫は「盛唐」(712~765年)の大詩人だけど、白居易は中唐(766~835年)の大詩人だから(^_^;)
コメント(6) 
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コメント 6

tai-yama

服部南郭はきっと自分のことを「服元喬アルヨ」と自己紹介
していたのかも(笑)。
by tai-yama (2022-11-08 23:50) 

ナベちはる

見解がどこのものであるかをハッキリさせないと、後で大変なことになりますね((+_+))
by ナベちはる (2022-11-09 00:59) 

middrinn

最近は「~ですだよ」ですし、
古い漫画ではよく見かけますが、
tai-yama様、現実には一度も
聞いたこと無いアルヨ(^_^;)
by middrinn (2022-11-09 07:27) 

middrinn

個人的な見解や党派的な見解なのに、
当時の一般的な見解かと誤信すると、
ナベちはる様、思わぬことに(^_^;)
by middrinn (2022-11-09 07:47) 

df233285

地球に大きな火山噴火が、現時点で無いためなのか。
昨日の月食は浅いところが黄色くて、不気味さイマイチ
不足でしたね。
当時世界の文化が集まってた盛唐に、インドの将棋も
イスラムの将棋も知られていた事は、江戸時代の
荻生徂徠が、荻生徂徠の広将棋で、チェスの坊さん=
中国象棋の象のルールを、斜め走りのチェスの坊さん型
(古インド型)にしていた事からも窺えます。
盛唐時代の中国って、ホントに栄えていたんですねぇ。
by df233285 (2022-11-09 07:54) 

middrinn

昨夜の皆既月蝕は観ました(^_^;)
盛唐の繁栄はバブルのイメージで、
安史の乱ではじけた感じが(^_^;)
中国かぶれの徂徠は中国由来のもの
は何でも高評するのが苦手(^_^;)
by middrinn (2022-11-09 08:39) 

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