221107読んだ本
悪霊キタ━━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━━!!キタヨキタヨヽ(゚∀゚=゚∀゚)ノキチャッタヨ-!!と騙される奴C= (-。- ) フゥー
【読んだ本】
倉本一宏編『現代語訳 小右記15 道長薨去』(吉川弘文館,2022)
この『現代語訳 小右記』は各巻とも巻頭に「本巻の政治情勢と実資」と題する内容紹介&簡単な解説
が数頁ほど置かれてて、本書では次のような書き出し(本書11頁)ウキウキ♪o(^-^ o )(o ^-^)oワクワク♪
/万寿四年(一〇二七)六月四日には、道長は飲食を受けず、衰弱が甚だしくなったが、
十四日には姸子[きよこ]を見舞っている。七月四日の兼家追善の法華八講には病を
おして参列したものの、我慢して堂にいる有様であった。十九日には痢病(激しい腹痛を
伴い下痢をする様々な病気)も加わっている。/姸子の方も、七月十九日には手足が腫れ、
八月五日には不覚(人事不省)となるほどであった。その後も重態は続き、当然のことの
ように藤原顕光の霊も加わって、九月四日に危篤に陥った。六日に道長は縁によじ登り、
仏堂に参って、仏前に恨み申した。/姸子は九月十四日に出家した後に死去した。三十四歳
であった。道長や頼通・教通たちは哀泣した。葬送は十七日に行なわれ、道長以下は
歩行して従った。/・・・
「八月五日」から「九月四日」の間に「藤原顕光の霊」が出てきたと読めるけど、該当頁を読んでも
「藤原顕光の霊」についての記述など見当たらなかった(ノ ̄皿 ̄)ノウソツクンジャネーヨ!┫:・’.::
もしかして、倉本一宏編『現代語訳 小右記 14 千古の婚儀頓挫』(吉川弘文館,2022)239~240頁の
藤原実資の日記『小右記』の万寿4年(1027年)5月30日条の〈夜に入って、宰相中将[藤原資平]が
来て云ったことには、「[皇太后]宮[藤原姸子]の御病悩は、減じることはありません。故堀河左府
(藤原顕光)・尚侍[ないしのかみ](藤原嬉子[よしこ])の霊が出て来ました」と。/・・・〉
という(謎の)記述(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-07-04 )のことと
倉本一宏は勘違いしたのかもオホホホ( ^^)/~~~~ ピシッ! 何度も読み返して時間を無駄にしたぞ(ノ゚ο゚)ノ
本書の「本巻の政治情勢と実資」は上記件に続いて次のように記してる(本書11頁)ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
・・・/九月二十四日に、道長家について妖言(悪いことが起こるというような、
不吉で奇怪な予言)が多いと『小右記』に記されているのは、一家の悲劇がこれで
終わったわけではないことを意味しているのであろうか。/・・・
となると、『小右記』の万寿4年(1027年)9月24日条を本書の64~65頁から引かねば((;゚Д゚)ヒィィィ!
二十四日、辛酉。 頼通の車、振動する怪異/東宮の怪異/道長一家に妖言多し
先日、関白[藤原頼通]の車が、故宮[姸子]の門前に立てられた際、二度、振動
した。[賀茂]守道と[惟宗]文高に命じて、吉凶の状況を占わせた。「怪異は、
もしかしたら御慶びが有るのか」と。官職をすでに極めた人に、何の慶賀が有るので
あろうか。思慮が有るべきではないか。また、「東宮(敦良親王)の御帳に、御物忌
が有った」と云うことだ。不吉の御占[みうら]が有るのか。これらの事は、直接、
談ったものである。あの一家の事は、妖言[ようげん]が多々である。
「彼の一家の事、妖言、多々。」とはヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ そこで、チト気になってくるのは、三日後の
万寿4年(1027年)9月27日条(本書65頁)である(@_@;)
二十七日、甲子。 姸子法事雑事/外記政始/藤原顕光出現の夢想
中将[藤原資平]が来て云ったことには、「故宮[姸子]の御法事の雑事を定め
られました」と。/少納言[藤原]資高が云ったことには、「廃朝の後、今日、
初めて外記政[げきせい]が行なわれました」と。「関白[藤原頼通]は重く
慎しまれなければならないという事について、或る僧に夢想があった。これは
故堀河相府(藤原顕光)が参り到った夢である」と云うことだ。権僧正慶命
[きょうみょう]が中将に密談した。
「関白、重く慎しまるべき事、或る僧、夢想す。是れ、故堀河相府、詣で到る夢」とは何だ(@_@;)
・ここはやはりフロイト先生の出番かと〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ 話がエロくな・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-09-06
・角田文衞は例によって「顕光にとってもっともたのしいとき」を捏造してるオホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-01-02
・「示さるる所、拠ること無し。」とは、先例拘束主義の貴族社会で顕光はよくやってこれたな(^_^;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-10-27
【読んだ本】
倉本一宏編『現代語訳 小右記15 道長薨去』(吉川弘文館,2022)
この『現代語訳 小右記』は各巻とも巻頭に「本巻の政治情勢と実資」と題する内容紹介&簡単な解説
が数頁ほど置かれてて、本書では次のような書き出し(本書11頁)ウキウキ♪o(^-^ o )(o ^-^)oワクワク♪
/万寿四年(一〇二七)六月四日には、道長は飲食を受けず、衰弱が甚だしくなったが、
十四日には姸子[きよこ]を見舞っている。七月四日の兼家追善の法華八講には病を
おして参列したものの、我慢して堂にいる有様であった。十九日には痢病(激しい腹痛を
伴い下痢をする様々な病気)も加わっている。/姸子の方も、七月十九日には手足が腫れ、
八月五日には不覚(人事不省)となるほどであった。その後も重態は続き、当然のことの
ように藤原顕光の霊も加わって、九月四日に危篤に陥った。六日に道長は縁によじ登り、
仏堂に参って、仏前に恨み申した。/姸子は九月十四日に出家した後に死去した。三十四歳
であった。道長や頼通・教通たちは哀泣した。葬送は十七日に行なわれ、道長以下は
歩行して従った。/・・・
「八月五日」から「九月四日」の間に「藤原顕光の霊」が出てきたと読めるけど、該当頁を読んでも
「藤原顕光の霊」についての記述など見当たらなかった(ノ ̄皿 ̄)ノウソツクンジャネーヨ!┫:・’.::
もしかして、倉本一宏編『現代語訳 小右記 14 千古の婚儀頓挫』(吉川弘文館,2022)239~240頁の
藤原実資の日記『小右記』の万寿4年(1027年)5月30日条の〈夜に入って、宰相中将[藤原資平]が
来て云ったことには、「[皇太后]宮[藤原姸子]の御病悩は、減じることはありません。故堀河左府
(藤原顕光)・尚侍[ないしのかみ](藤原嬉子[よしこ])の霊が出て来ました」と。/・・・〉
という(謎の)記述(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-07-04 )のことと
倉本一宏は勘違いしたのかもオホホホ( ^^)/~~~~ ピシッ! 何度も読み返して時間を無駄にしたぞ(ノ゚ο゚)ノ
本書の「本巻の政治情勢と実資」は上記件に続いて次のように記してる(本書11頁)ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
・・・/九月二十四日に、道長家について妖言(悪いことが起こるというような、
不吉で奇怪な予言)が多いと『小右記』に記されているのは、一家の悲劇がこれで
終わったわけではないことを意味しているのであろうか。/・・・
となると、『小右記』の万寿4年(1027年)9月24日条を本書の64~65頁から引かねば((;゚Д゚)ヒィィィ!
二十四日、辛酉。 頼通の車、振動する怪異/東宮の怪異/道長一家に妖言多し
先日、関白[藤原頼通]の車が、故宮[姸子]の門前に立てられた際、二度、振動
した。[賀茂]守道と[惟宗]文高に命じて、吉凶の状況を占わせた。「怪異は、
もしかしたら御慶びが有るのか」と。官職をすでに極めた人に、何の慶賀が有るので
あろうか。思慮が有るべきではないか。また、「東宮(敦良親王)の御帳に、御物忌
が有った」と云うことだ。不吉の御占[みうら]が有るのか。これらの事は、直接、
談ったものである。あの一家の事は、妖言[ようげん]が多々である。
「彼の一家の事、妖言、多々。」とはヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ そこで、チト気になってくるのは、三日後の
万寿4年(1027年)9月27日条(本書65頁)である(@_@;)
二十七日、甲子。 姸子法事雑事/外記政始/藤原顕光出現の夢想
中将[藤原資平]が来て云ったことには、「故宮[姸子]の御法事の雑事を定め
られました」と。/少納言[藤原]資高が云ったことには、「廃朝の後、今日、
初めて外記政[げきせい]が行なわれました」と。「関白[藤原頼通]は重く
慎しまれなければならないという事について、或る僧に夢想があった。これは
故堀河相府(藤原顕光)が参り到った夢である」と云うことだ。権僧正慶命
[きょうみょう]が中将に密談した。
「関白、重く慎しまるべき事、或る僧、夢想す。是れ、故堀河相府、詣で到る夢」とは何だ(@_@;)
・ここはやはりフロイト先生の出番かと〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ 話がエロくな・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-09-06
・角田文衞は例によって「顕光にとってもっともたのしいとき」を捏造してるオホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-01-02
・「示さるる所、拠ること無し。」とは、先例拘束主義の貴族社会で顕光はよくやってこれたな(^_^;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-10-27
タグ:歴史
藤原顕光の霊が、病状に当然の如く追加されていると言う(笑)。
きっと道長の時はさらに、伊周の霊まで追加されていたのかも。
by tai-yama (2022-11-08 00:16)
悪霊が来たと騙されたフリだったり…するかもしれませんね(^^;)
by ナベちはる (2022-11-08 00:33)
にしても、顕光を匂わせるような記述すら、
tai-yama様、出てきませんからね(^_^;)
伊周は怨霊になったんですかねぇ(@_@;)
by middrinn (2022-11-08 06:17)
渡辺実『大鏡の人びと 行動する一族』(中公新書,1987)も「・・・
万寿四年(一〇二七)九月、第三番目の不幸として皇太后姸子が崩ぜ
られた時にも、顕光・延子の霊は現れた。」と記述していましたから、
ナベちはる様、騙されたフリではなく結構マジで騙されました(^_^;)
by middrinn (2022-11-08 06:37)
「堀河相府、詣で到る夢」とは現代の学校の教科書に載る人物が、
せいぜい藤原頼通までで終わるという意味か??
by df233285 (2022-11-08 07:49)
おはおはおっはぁ?
と、気は陽気なオバハンですが…
元気してました?
私めは昨日〝心臓エコー〟撮ってきたよん。
ま、結果は予想通り機能的にはなんの異常も見られまへん!と、院長の太鼓判
カメラ持つ力もなく、更新せずに。
ほんの少しだけど、今日から少しずつ。
by suzu* (2022-11-08 08:20)
「関白は重く慎しまれなければならない」とありますし、
長さん様、顕光ですから、不吉なことでしょうね(^_^;)
その「夢想」があった「或る僧」も気になります(^_^;)
by middrinn (2022-11-08 09:01)
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suzu*様のアイコンが消えてないので生存確認
は更新が長いこと無くても出来ますよ(^_^;)
異常か無くてホント良かったですね\(^o^)/
本の御感想なども楽しみに待ってます(^o^)丿
by middrinn (2022-11-08 09:40)