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211203買った本&読んだ本

読書の厄介なところは、何が吃驚って、この2年間、日付が間違ってたことである〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)
「191127読んだ本&一昨日買った本」が「191227読んだ本&一昨日買った本」になってたヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
というわけで、昨日の記事の冒頭のリンク先は下記のように修正しましたm(__)m 申し訳ないですm(__)m

 付録に「芸新手帳2021」(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-11-27 )(-"-)

【買った本&読んだ本】

武田孝『笠間注釈叢刊16 東関紀行』(笠間書院,1993)

Amazonマケプレ出品者「不死鳥BOOKS【古書組合加盟店】コンビニ決済可能/迅速発送」の4649円の
「可」(送料無料)をギフト券1804円利用して2845円で1日夜遅くに注文し3日昼前に届くウラー!(^o^)丿
コンディション説明文は「中古品 - 可 - 函にヤケと多少汚れと傷み、本の後ろの遊び紙に剥がし跡
があります。」だが、「剥がし跡」は超小さいし、本自体も書き込み等も見当たらない上に何とか紙
(パラフィン紙?グラシン紙?)まで付いてて「非常に良い」でも納得なのに「可」なのが謎(^_^;)
函付きなのにそのままだったけどレターパックプラスは追跡可能で速いから問題ナシオン主権(^o^)丿

百目鬼恭三郎『読書人読むべし』(新潮社,1984)は「旅の本」の冒頭で次のように述べている(^_^;)

    /現代の私たちは、まだ見たことのない風物が知りたくて紀行を読むわけだが、
    日本の伝統的な様式で書かれた紀行は、そういうつもりで読んでは一向に
    面白くない。日本の紀行は、『伊勢物語』の東下り、あるいは『土佐日記』
    あたりから様式がきまってしまっていて、見聞した風物がいかにめずらしいか
    ということを伝えようとするより、矚目の風物をいかに表現しようかという
    ことのほうに力点がおかれてきた。むろん、この場合の表現というのは、
    自分が見たままを書く、といった素朴なリアリズムによる表現ではなくて、
    古歌や古い物語のイメージをふまえるという、伝統的な美意識にもとづいた
    表現であるから、いきおい表現する対象も、古典ですでに触れられているもの
    に偏ってしまうことになる。そのため、『更級日記』にしろ、『海道記』にしろ、
    あるいは中世末の紀行である道興准后『廻国雑記』や『蒲生氏郷紀行』、近世の
    『おくのほそ道』や賀茂真淵『旅のなぐさ』にいたるまで、紀行というと結局
    歌枕(古歌に詠まれた名所)の紀行になってしまっているのである。/・・・

歌枕に「対象が固定化」した紀行でも「現代の私たち」は歌枕に無知ゆえ「めずらしい」かも(^_^;)
それはさておき、紀行の場合は「古歌や古い物語」にヨリ詳しい注釈書が必要となるねv( ̄∇ ̄)ニヤッ
鎌倉時代の京から鎌倉への旅を記した『海道記』『東関紀行』『十六夜日記』が「中世三大紀行文」
とされているが、長崎健&外村南都子&岩佐美代子&稲田利徳&伊藤敬(校注・訳)『新編日本古典
文学全集48 中世日記紀行集』(小学館,1994)も『海道記』に比べると『東関紀行』は作品としては
イマイチと指摘していたし、本書も「はしがき」で『東関紀行』は「・・・その長さや内容の重さの
点で第一級の作品とは認めにくい・・・」とし、また作者が「通り過ぎたり宿泊したりした土地での
見聞や感興を[歌に]詠んでいるが、従来の評に共通しているように、感動が深まらず、洗練された
詩的な表現とは言いにくい。むしろ平凡な作が多い。」と巻末の「『東関紀行』解題」で酷評(^_^;)
モチ本書は『東関紀行』の顕彰もしてて、例えば、芭蕉が影響を受けたこと等にも触れている(^_^;)
ちなみに、小生が『東関紀行』のことを気に入ったのは、本書も指摘しているような次の点(⌒~⌒)

    ・・・『東関紀行』の文章の中で、これまでの記述に共通しているのは、
    訪れた土地土地で、必ず、そこに関係のある史実や故事や詩歌の類を、
    思い出したり連想したり紹介したり、していることである。・・・

故に注釈が詳しい本で読みたくて試しに注文したけど、本書はマジ労作ヤッタネ!!(v゚ー゚)ハ(゚▽゚v)ィェーィ♪

・梶原景時が一切弁明せずに鎌倉追放の処分を受け入れ京だか九州だかを目指した謎が解けたか(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-05-30
 
・読書の厄介なところは、歴史に無関心で恋バナしか頭にない著者である〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-05-31

・「中世三大紀行文」は文学的評価と無関係なところで〝創られた〟評価だったりして((;゚Д゚)ヒィィィ!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-06-01

・柿本人麻呂が『古今集』『新古今集』の仮名序を書いたと言うのかヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-06-03

・「泰時が」「旅をする人が休む木陰にと考えて」「道筋の住民に言いつけて植えておかれた柳」(^^)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-06-15
タグ:紀行 古典
コメント(4) 
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コメント 4

ナベちはる

まさかの日付ミスとは、驚きですね…(◎_◎;)
by ナベちはる (2021-12-04 02:06) 

middrinn

20「21」が20「12」になってた記事もありました((;゚Д゚)ヒィィィ!
by middrinn (2021-12-04 06:59) 

tai-yama

「そこに関係のある史実や故事や詩歌の類を、思い出したり連想したり
紹介したり」あっ、自分でやっていることだ(説明文丸写し)。
紀行文ブログ名乗れるかも。さらに歌を詠んだら一次資料に(笑)。
by tai-yama (2021-12-04 18:31) 

middrinn

「通り過ぎたり宿泊したりした土地での見聞や感興を[歌に]
詠んでいるが、・・・平凡な作が多い」と評されたり(^_^;)
by middrinn (2021-12-04 18:33) 

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