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191127読んだ本&一昨日買った本

「芸術新潮」おススメの展覧会一覧について書くということは年末も近いということで寒いわけだ(+_+)
「クノール カップスープ つぶたっぷりコーンクリーム」、T-fal電気ケトルで沸かせた「熱湯150ml
を注ぎ、すぐ15秒ほどかき混ぜて1分お待ちください。」という「つくり方」を徹底遵守してるのに
スプーンやカップの底に溶けきらないのが残って付着してしまうのだが何がいけないのかしら(@_@;)
昨日は日が暮れてから庭に出たらタヌキが居て、近づくと逃げたけど、傍らから子タヌキも逃走(゚ロ゚;)

【一昨日買った本&読んだ本】

芸術新潮2019年12月号

一昨日の発売日に付録のためか1620円と高いのを一割引きで(´・_・`) 今年も特集は「これだけは見て
おきたい2020年美術展ベスト25」で、2019年12月以降に開催の本誌推奨展覧会は以下の通り(^^)

 12/4~ ブダペスト─ヨーロッパとハンガリーの美術400年@東京・国立新美術館 企画展示室1E
 12/3~ 特別展 天空ノ鉄道物語@東京・森アーツセンターギャラリー&スカイギャラリー
 1/15~ 日本書紀成立1300年 特別展 出雲と大和@東京国立博物館 平成館
 1/21~ ハマスホイとデンマーク絵画@東京都美術館
 2/16~ ピーター・ドイグ展@東京国立近代美術館
 2/4~ 特別展 毘沙門天─北方鎮護のカミ─@奈良国立博物館
 3/3~ ロンドン・ナショナル・ギャラリー展@東京・国立西洋美術館
 3/13~ 特別展 法隆寺金堂壁画と百済観音@東京国立博物館 本館 特別4室・特別5室
 3/14~ オラファー・エリアソン@東京都現代美術館
 4/14~ 特別展 きもの KIMONO@東京国立博物館 平成館
 4/16~ ボストン美術館展 芸術×力@東京都美術館
 4/11~ 特別展 聖地をたずねて ─西国三十三所の信仰と至宝─@京都国立博物館 平成知新館
 4/25~ 奇才 江戸絵画の冒険者たち@東京都江戸東京博物館
 6/3~ ファッション イン ジャパン1945-202 ─流行と社会@東京・国立新美術館
 7/14~ 特別展国宝 鳥獣戯画のすべて@東京国立博物館 平成館
 7/11~ クロード・モネ─風景への問いかけ @東京・アーティゾン美術館
 7/8~ 三菱創業150周年記念 三菱の至宝展@東京・三菱一号館美術館
 7/23~ The UKIYO-E 2020─日本三大浮世絵コレクション@東京都美術館
 7/11~ スポーツ in アート ギリシャ彫刻×印象派の時代(仮称)@東京・国立西洋美術館
 8/29~ BANKSY展(仮称)@東京・寺田倉庫G1
 8/29~ 特別展 揚州八怪@大阪市立美術館
 9/19~ ANDY WARHOL KYOTO/アンディ・ウォーホール・キョウト
     @京都市京セラ美術館 東山キューブ
 10/1~ アナザーエナジー展:創造しつづける女性アーティスト(仮称)@東京・森美術館
 10/6~ ゴッホと静物画─伝統から革新へ─@東京・SOMPO美術館
 10/31~特別展 埋忠〈UMETADA〉桃山刀剣界の雄@大阪歴史博物館

「藤田一人の展声人語」の連載第2回「絵巻切断という文化財保護」の中に次の一文がヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ

    ・・・/《佐竹本三十六歌仙絵》とは、旧秋田藩主の佐竹家に伝わった絵巻で、
    平安期の藤原公任撰による著名三十六歌人の絵姿に歌と略歴を配した二枚組。・・・

「著名」という認識はおかしいだろ∑( ̄ロ ̄|||)ニャンですと!? 藤原公任が選んだ36人の歌人の名
を知ってる人なんて世間には100人に1人もいるかいないかだろうがヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!
源順、藤原清正、小大君、藤原元真を知ってる人が世間にいる? 前三者は名前も読めないかと(^_^;)

「流転一〇〇年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」@京都国立博物館の紹介記事を幾つか読んだけど、
どの歌が書かれてるか誰も話題にしてない(^_^;) 元の藤原公任『三十六人撰』は、6人だけ10首ずつ
(伊勢タンの娘・中務も入ってる⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-08-20 )、
30人は3首ずつ秀歌を選んだのに、佐竹本三十六歌仙絵には各1首しか書かれてない由、気になる(^^)
優れた歌人30人から1首ずつ選んだ藤原公任撰『前十五番歌合』もあるから、『三十六人撰』との重複
歌人は『前十五番歌合』の歌を佐竹本三十六歌仙絵は書いてそうだけど、異なってたら面白い(^_^;)
それだけ藤原公任『前十五番歌合』のチョイスが小生の知ってる歌人に関しては的確だったから(^^)
藤原公任以降、この手の秀歌撰は多く、ネット上でもやってる人いるけど、どの歌人を選んだのか、
その歌人の代表作や知られざる秀歌を選んでいるか、撰者のセンスが問われ、その真贋が判る(^_^;)

さて、2017年12月号の付録の小冊子「芸新手帳2018」は、「カレンダー」と「全国主要美術館・
博物館リスト」(開催予定の企画展・特別展等の情報を記載)から成ってて、前者には芸術家(?)
の生没年がその没した日に記されていた(@_@;)

 見識を疑うよ(@_@;) だってさ、ル・コルビュジエ(8/27)、フランク・ロイド・ライト(4/9)、
 ミース・ファン・デル・ローエ(8/17)らは載ってるんだけど、ブルーノ・タウト(12/24)まで
 載せておきながら、ヴァルター・グロピウス(7/5)が載ってないんだからねヒィィィィィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ

と指摘したが(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-11-25 )、他にも藤原定家
(8/20)なんか選びながら松尾芭蕉(10/12)が載ってないとか、その人選が全くの謎((;゚Д゚)ヒィィィ!
日本人建築家も丹下健三(3/22)と黒川紀章(10/12)を選びながら前川國男(6/26)を落とすなど
俗っぽい(^_^;) 2018年12月号も「芸新手帳2019」が付録(他に「オリジナル手ぬぐい」も)で、

①「芸新手帳2018」には載っていなかったのに「芸新手帳2019」に載せてもらえた芸術家(^^)v
②「芸新手帳2018」には載っていたのに「芸新手帳2019」に載せてもらえなかった芸術家(T_T)
③「芸新手帳2018」にも「芸新手帳2019」にも載っているけど、日付が変更された芸術家(-"-)

を一覧にしたけど(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-11-24 )、今年の付録
「芸新手帳2020」の「カレンダー」からは芸術家(?)の生没年が消えて、代わりに「芸術新潮」
発売日と上弦・満月・下弦・新月というお月様の情報が載ってたよ∑( ̄ロ ̄|||)ニャンじゃそりゃ!?
開催中・開催予定の展覧会情報等も出ている「全国主要美術館&博物館リスト」もモチ載ってたけど、
新たに「年齢早見表(2020年版)」「カンヴァスサイズ一覧」「仏像サイズ一覧」も付いてた(@_@;)

この「仏像サイズ一覧」の中に「等身」というのもあり、その立像は1m80cm~1m90cmみたい( ̄◇ ̄;)

『更級日記』の冒頭に、上総国で菅原孝標女が「等身に薬師仏をつくりて」、早く都へ上らせて沢山
あるという物語をありったけ見せてください、と人目のない時に額を床につけて一所懸命に祈った、
という件があり、この「等身」について、各注釈書の語釈を以下に引く(@_@;)

・関根慶子(訳注)『更級日記(上)』(講談社学術文庫,1977)

    仏を造らせる願主の身長と同じ丈とする説と、五尺(人間の普通の大きさ)の高さとする
    説とがある。この場合どちらともいえまい。

・池田利夫(訳注)『現代語訳対照 更級日記』(旺文社文庫,1978)

    祈願する者と同じ背丈にするとも、仏教が中国に伝わった時の普通の人の背丈の五尺
    ともいう。

・秋山虔(校注)『新潮日本古典集成 更級日記』(新潮社,1980)

    願主である作者の身の丈と同じ高さに。

・長谷川政春&今西祐一郎&伊籐博&吉岡曠(校注)『新日本古典文学大系24 土佐日記 蜻蛉日記
 紫式部日記 更級日記』(岩波書店,1989)

    願主と同じ背丈の意とも、五尺の意ともいう。

・藤岡忠美&中野幸一&犬養廉&石井文夫(校注・訳)『新編日本古典文学全集26 和泉式部日記
 紫式部日記 更級日記 讃岐典侍日記』(小学館,1994)の犬養廉(校注・訳)

    願主の身長に同じ。

「芸新手帳2020」と『更級日記』の国文学者たち、どれが正しいのか、どれも正しいのか(@_@;)

・和歌、漢詩、管絃の全てに秀でてた大納言の藤原公任、実はゾンビまで造っていたヒィィィィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-03-08

・詠んだ歌を藤原公任から批判されたショックで亡くなってしまった『蜻蛉日記』の作者の弟( ̄◇ ̄;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-03-12

・菅原孝標女に萌え萌えキュ~ン♡となる『更級日記』の名場面の訳を各注釈書で読み比べた(*'ε`*)チゥ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-01-23
コメント(18) 
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コメント 18

にゃごにゃご

クノールカップスープ、私はコーンじゃないけど
時々かたまりが残ってます。

以前、庭にハクビシンが来ました。
たまたま庭にいたこな、他の猫が来るとすごく怒るのに、びっくりしたのか、静かでした。
by にゃごにゃご (2019-11-27 14:03) 

middrinn

お湯の量が足りないのか、かき混ぜる時間が足りないのか、
溶けきらないですよねぇ(^_^;) こな様も吃驚とは(^_^;)
にゃごにゃご様も早く完全に復調されますよーに(^o^)丿
by middrinn (2019-11-27 16:26) 

yahantei

{「藤田一人の展声人語」の連載第2回「絵巻切断という文化財保護」の中に次の一文がヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ    ・・・/《佐竹本三十六歌仙絵》とは、旧秋田藩主の佐竹家に伝わった絵巻、平安期の藤原公任撰による著名三十六歌人の絵姿に歌と略歴を配した二枚組。・・・}

「絵巻切断という文化財保護」、これは必読かも(未読)。当分、「後鳥羽院」→「丸谷才一」→「探幽本・新三十六歌仙」→「時代不同歌合(後鳥羽院撰)という流れかも。では、また。


by yahantei (2019-11-27 17:43) 

middrinn

御関心からして、お読みになる必要性はないかと(^_^;)
新三十六歌仙は後鳥羽院撰ではないと愚考します(^_^;)
by middrinn (2019-11-27 18:26) 

enokorogusa

このように美術展をズラッと見ると、あらためて、大都市(特に東京)近辺の方はうらやましいなぁと、地方都市在住の自分はつい思ってしまいます(^^;)
もし見に行くと最低1泊は必要で、交通費と宿泊費も馬鹿になりません(^^;)
さらに、人混みがあまり慣れないのでそれだけで疲れてしまいます。
「日本書紀成立1300年 特別展 出雲と大和」
「特別展 法隆寺金堂壁画と百済観音」
などはかなり気になりますが・・・(^^;)
by enokorogusa (2019-11-27 20:01) 

ニッキー

クノールカップスープ、指示通りに混ぜてるのに
塊が残りますよねぇ(*_*)
なので、最初はちょっとだけお湯を入れて混ぜまくってから
かき回しながらお湯を足してます=(^.^)=
タヌキには出会えませんが、かみさんは帰宅途中に
ハクビシンに出会ったことがありますw
by ニッキー (2019-11-27 20:28) 

喜んぶ

。。タヌキも!!
、、middrinn邸、恐るべし。
、、お月様の情報は、お狸様の腹鼓用かと!?(*'▽')
。。自販機の、コーンナンたらも!?
、、最後の一粒残らず飲み切りたい季節です。
by 喜んぶ (2019-11-27 20:35) 

middrinn

最初は打ち込みながら八方美人で各館を1度ずつ挙げてるのかと邪推してましたけど、
違いましたね(^_^;) 大都市で集客が見込めるので国宝や外国から名画も借り出せて
次々と企画して一年前に開催予定を発表・宣伝できるのかも(^_^;) 両展に関しては、
enokorogusa様、全国のどこの書店にもある芸術新潮の今月号を御覧下さい(^o^)丿
写真が出てますが、《埴輪 見返りの鹿》はとってもキュートで可愛いですよ(〃'∇'〃)
by middrinn (2019-11-27 20:38) 

middrinn

ナルホド!( ̄◇ ̄;) 2段階作戦ですね___φ( ̄^ ̄ )メモメモ
ニッキー様までハクビシンとおっしゃるから、小生が昨夜
目撃したのも・・・と不安になって、タヌキとハクビシン、
画像検索して確認しましたが、昨夜のはタヌキでした^_^;
by middrinn (2019-11-27 20:46) 

middrinn

タヌキが「芸術新潮」の主たる読者だったんですかぁヒィィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
喜んぶ様、コーンが出て来ない時は缶にお湯を入・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
by middrinn (2019-11-27 20:50) 

tai-yama

撰者の人としては「著名な」じゃなく「代表的な」もしくは
「もっともすぐれた」の36人と言うのが正解なのかも。
昨今の広告などを見れば、"なんとかランキング第一位"が重要なので
「著名な」の方が正蟹なるけど・・・
by tai-yama (2019-11-27 23:46) 

ナベちはる

「100人に1人知っているかどうか」では、おっしゃる通り「著名」とは言えないですよね…σ(゜_゜)
by ナベちはる (2019-11-28 01:16) 

mimimomo

おはようございます^^
スープが書いてある通りのやり方で溶けなければ、やり方を変えないと仕方ないのではない?わたくしは、少しずつお湯注ぎながら混ぜ混ぜ・・・です。
芸術家ですね~ そう言う手帳があることも知らないわたくしでした(__;
by mimimomo (2019-11-28 06:31) 

middrinn

「フォロワー数が多い」ですかね(^_^;) おっしゃる通りなのですが、
tai-yama様、「公任以前の」という但し書きが必要ですけどね^_^;
公任以後の「代表的な」「もっともすぐれた」歌人は、西行とか定家
といった(それこそ「著名な」歌人ですが)が入ってません(^_^;)
by middrinn (2019-11-28 07:41) 

middrinn

1000人に1人、知ってる人がいるかいないかと、
ナベちはる様、ホントは思ってるんですけどね、
100歩譲って、100人に1人にしました(^_^;)
by middrinn (2019-11-28 07:47) 

middrinn

少しずつお湯注ぎながら混ぜ混ぜ_φ( ̄^ ̄ )メモメモ
mimimomo様、「芸新手帳」は「芸術新潮」誌の
12月号の付録ゆえ100人に1人も知りません^_^;
by middrinn (2019-11-28 07:49) 

nikki

もう一つお詫び。先日のブログ障害で
15記事消えました。13記事復帰できそうですが
コメント復帰できるかはわかりません。
すみません。
by nikki (2019-11-28 23:38) 

middrinn

そうなんですか( ̄◇ ̄;) 一見では最新記事が分らなくなりましたね(-ω-、)
by middrinn (2019-11-29 06:55) 

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