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200126読んだ本【18禁】

ポイントが貯まりギフト券に交換して古本買おうとしたらポイント交換サイトに障害発生Σ( ̄ロ ̄lll)
試験の注意事項を読み上げる際を除いて明日は一日中マスク外さない予定〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

【読んだ本(18禁)】

萩谷朴『おもしろ奇語辞典』(新潮社,1990)

本書の83~86頁の「きりぎりす・こおろぎ・はたおり」の項を読んでいると、「現在公刊されている
『万葉集』の校訂本」を批判し、「このように時代感覚を無視して、杓子定規に五七五七七の韻律に
合わせたご都合主義の新訓を墨守しているようなことだから、韓国の女性研究者につっこまれる隙を
見せるのであろう。」とあるも、万葉集に詳しくないので「韓国の女性研究者」が誰か判らん(^_^;)
本書の前年に同じ新潮社から出た『人麻呂の暗号』の藤村由加なら四人とも日本人のはずだし(^_^;)

さて、さて、さ~て! 同項を読み進めていくと、いきなりアダルトな内容になった((;゚Д゚)ヒィィィ!

    ・・・/『枕草子』の有名な「雪山」の段にも、乞食尼が卑猥な身ぶりで露骨な歌を
    謡ったので、初めはからかい半分に面白がって謡わせていた中宮の女房たちも、
    我慢できなくなって追っ払うところがある。

      「男山の、峰のもみぢ葉、さぞな(名・汝[な])は立つや、さぞなは
       立つや」と、頭をまろばし振る。

    とあるのがそれで、一応、歌詞の表の意味は、「男山の峰のもみぢは、とても評判だ、
    とても評判だ」という、全く差し障りのない内容であるが、それだけでは、坊主頭を
    クルクル振り廻す所作と一致しない。つまり頂上の紅葉した陽峰は、そのまま紅潮した
    男子の性器を指し、身ぶりは、その状態を演じたものなのである。/・・・

尼なのに、こーゆー芸をするとはヒィィィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ 一昔前の久本雅美を連想(^_^;) 萩谷朴(校注)
『新潮日本古典集成 枕草子 上』(新潮社,1977→2004:15刷)の頭注を見ると、

    ・・・「男山」は石清水八幡宮の鎮座する固有名詞であると同時に、平地に崛起
    [くっき]した陽峰を意味する普通名詞であり、その点で男子の性器を暗示している。
    「もみぢ葉」はその色であり、「さぞなは立つや」は、もみじ葉の色に出た浮名が立つ
    ことを意味する雅語であることを表面に装いながら、「さぞ汝[な]は立つや」と
    同音異義に聞きなされることを期待して、紅葉の色に染まって陽物の勃起することを
    指している。したがって「頭をまろばし振る」仕料は、無意味に拍子をとっている
    のではなく、ヒョックリヒョックリと坊主頭を振り立てて、「そんなにお前は立つ
    かいな」の「そんなに」を実演しているのである。上流貴族の若い女性たちに、
    こうした露骨な刺笑的演技をして見せて、表[うわ]べの取りすました仮面をひっぺがし、
    裸の人間が持つ心の恥部を暴露しようという嗜虐的な興味が、無意識ではあっても、
    この最下層の賤芸人[←この尼のこと]の心の底では燻ぶっていたかも知れない。

この萩谷朴の解釈、手元の石田穣二(訳注)『新版 枕草子 上巻 付 現代語訳』(角川文庫ソフィア,
1979)や上坂信男&神作光一&湯本なぎさ&鈴木美弥(全訳注)『枕草子(上)』(講談社学術文庫,
1999)はスルー(^_^;) だけど、「初めはからかい半分に面白がって謡わせていた中宮の女房たちも、
我慢できなくなって追っ払う」という件を石田が〈とんでもない歌ばかりなので、まあいやらしいと
皆笑いにくんで、(女房)「お帰り。お帰り」と言う・・・〉と訳しているのは、萩谷の上記解釈を
踏まえているのかもね(^_^;) しかし、石田のだけ読んでたら何が「いやらしい」のかが解らないし、
まして上坂らのは、どうして追い立てられたのかが全く理解できないぞ〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

・上坂信男&神作光一&湯本なぎさ&鈴木美弥も石田穣二も辞書を引けヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-01-01

・何でも恋話に脳内変換する恋愛脳の湯本なぎさは読者をミスリードし『枕草子』訳注者に不適格(-"-)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-01-09

・清少納言の自慢話で肝心な点を解説せず、湯本なぎさと上坂信男は『枕草子』訳注者失格ヾ(`◇´)ノ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-01-13

・『新潮日本古典集成 枕草子』を日本文学大賞受賞として絶賛しているAmazonレヴューの浅薄さ(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-05-06
コメント(14) 
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コメント 14

enokorogusa

女性と寝まくる『源氏物語』が人気になるくらいですから、男女の関係(というか下ネタ?)に関する当時の感覚は現在よりもおおらかだったのかしら?
by enokorogusa (2020-01-26 20:37) 

middrinn

大塚ひかりがその手のを書いてますが、読んだことないです(^_^;)
ただ、この場面、女房たちは結局は追い払っちゃいましたよ(^_^;)
by middrinn (2020-01-26 20:44) 

tai-yama

噴火させないと・・・・白いヤツを(以下自粛)。
女房からすると「べ、べつに興味なんてないんだから!」とか
だったり(笑)。

by tai-yama (2020-01-26 23:14) 

ナベちはる

この時期のマスク、手放せないですね…(-_-;)
by ナベちはる (2020-01-27 00:24) 

middrinn

ツンデレが中宮に仕える女房たちには、
tai-yama様、似合いますねぇ(^_^;)
by middrinn (2020-01-27 05:55) 

middrinn

今までマスクとかしたことないのですが、
ナベちはる様、今回はしますよ(ノ_-;)ハア…
by middrinn (2020-01-27 05:56) 

mimimomo

おはようございます^^
マスクを作る業者、儲かるだろうね~(へへ;
そうそ、昔はこう言うことにおおらかだったかな。
江戸時代だっておおらかだったようだし。今も?(@@
by mimimomo (2020-01-27 06:29) 

middrinn

マスク、中国の武漢で製造されてたりして(^_^;)
ただ、中宮の女房たちは顔をしかめてそう(^_^;)
by middrinn (2020-01-27 06:36) 

mimimomo

再び~
それはきっと自分の品位が落ちると思って・・・(^^
ちょっと意地悪な見方です^^
by mimimomo (2020-01-27 07:18) 

middrinn

ナルホド(^_^;) 内心では楽しんでた、と(^_^;)
by middrinn (2020-01-27 07:36) 

ニッキー

インフルや風邪をうつされないためにもマスクは必須ですが
何と言っても新型肺炎が怖いです(´・_・`)
ここ数年、冬になると毎日マスクをしてる気が・・・
せっかく花粉症の症状が出なくなってマスクから
解放されたと思ってたのに(ー ー;)
by ニッキー (2020-01-27 08:21) 

middrinn

新型だから怖いですねぇ(´ヘ`;)
ケチなんで、使い捨てのマスクも
全くと言っていいほど使わないで、
この時期の施設参観ぐらいでしか、
マスク使ってませんでした(^_^;)
by middrinn (2020-01-27 08:27) 

よしころん

お久しぶりです!おこんばんは^^
わたしは2年くらい前から寝るときはマスクなのです。
もう習慣になってしまい、いまやマスクなしでは寝られません^^;

荒れる初場所!?横綱2人の休場、大関の不振でどうなることかと思いましたが、初優勝の徳勝龍はじめ、正代、炎鵬、たくさんの力士の頑張りで千秋楽まで面白かったですね~^^
貴景勝を寄り切っての優勝ならあっぱれです!
by よしころん (2020-01-27 20:49) 

middrinn

小生は今日が初マスクでした(^_^;) 寝る時にすると喉を痛めなくて良さ気ですね(^^)
徳勝龍、優勝インタヴュー、貰い泣きしました(^_^;) 炎鵬もカッコいいです(〃'∇'〃)
by middrinn (2020-01-27 20:53) 

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