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240130読んだ本

ふと思い付いてネット検索してみたら既に「桐島、偽名やめるってよ」がwikiに立項ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ

【読んだ本】

戸板康二『ちょっといい話』(文春文庫,1982)所蔵本

    /日本の交響楽団育ての親、故・近衛秀麿さんは、ある事件の巻きぞえで
    昭和四十二年(一九六七)この日、地検に呼ばれた。翌年、参院選に立候補
    したが、ある記者に、資金難を嘆いた。記者が、京都千年の名家だから
    絵の一枚も売れば、と勧めると、戦災で焼いた、との返事。京に空襲なかった
    はずですが? 近衛さん、ブ然と「応仁の乱です」(滋味あふるが戸板康二
    『ちょっといい話』文春文庫、には兄、文麿の話としてやはりその乱が登場
    する)。/

轡田隆史『今日はどんな日?』(朝日文庫,1987)の1月26日の〈「戦災にもいろいろある」〉の項を
引いたが、言及されている「兄、文麿の話」も本書から引いておく〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

    /近衛文麿公と話している人が、陽明文庫にこういう本があるかと尋ねると、「あれは
    戦争で焼けました」といった。/「それは惜しい、疎開なさらなかったんですか」/
    「いいや、応仁の乱の時ですよ」/徳川義親さんと話す機会があったので、「名古屋の
    徳川美術館に、なぜ出雲の阿国の草子があるんですか」と質問すると、/「あれは大阪
    から来たものですよ」/「大阪のどこの美術館にあったんでしょうか」/「いいえ、
    大坂の落城の時に、持って来たんです」/

近衛兄弟が口を揃えるのは応仁の乱で焼失というのが事実だからか、あるいはネタだからか(@_@;)
西洋にも似たジョークがあるし(植松黎[編・訳]『ポケットジョーク⑫ ファミリー』[角川文庫,
1984]119頁⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-05-08 )、それに被災は
応仁の乱に限らないようで、萩谷朴『歴史366日 ─今日はどんな日─』(新潮選書,1989)の1月30日
の項には「京都大火」と題して次のように記されている(@_@;)

    /一七八八(天明八)、国学者小沢蘆庵の歌に「来て見れば焼野が原となりにけり
    是や昨日の百敷の庭」とあるように、十八万三千余戸、殆ど京都の町全体が焼け
    失せたこの時の大火には、内裏も灰燼に帰して光格天皇が下鴨神社に避難された
    ほど。今日我々が見る京都御所は、その後、老中松平定信が造営奉行として再建
    したものである。/

そらそら様が昔コメで指摘されたのは「この時の大火」のことかな(@_@;) 拙ブログ内を探しても
当該コメは見当たらないから、「はぐれ鳥うろちょろ記」へ書き込んだ拙コメへの返信かな(@_@;)
タグ:歴史
コメント(4) 
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コメント 4

tai-yama

近衛文麿の政治的ミスもあって、その後、東京大空襲・・・
近衛文麿このインタビューはいつの頃なんだろう?
近衛文麿も世が世なら摂政だったと。
by tai-yama (2024-01-30 23:12) 

middrinn

たしかに支那事変で終わってた可能性が(-ω-、)
by middrinn (2024-01-31 05:30) 

df233285

今日は「1月31日」だと言うが。既に2月に入ったような気
もする。今年の「2月29日」が早すぎる月末で、金融の面等
で困る人が、2024年は記念日の如くに出ないと良いのだが。
by df233285 (2024-01-31 07:23) 

middrinn

あと一日が待ちきれず、古本を一冊注文してしまいました(-ω-、)
安く買える時に買わないと、先に買われてしまう気がして(^_^;)
by middrinn (2024-01-31 15:13) 

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