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230422読んだ本

計画的殺人なのを隠して、お主もワルよの~(* ̄∀ ̄)ノ いえいえ、頼朝様にはかないませぬ(^。^;)

【読んだ本】

阪倉篤義&本田義憲&川端善明(校注)『新潮日本古典集成 今昔物語集 本朝世俗部二』(新潮社,1979)所蔵本

巻第二十六の「鎮西の人、双六を打ち、敵を殺さむと擬て、下女等に打ち殺さるる語、第二十三」の
一節を、馬淵和夫&国東文麿&稲垣泰一(校注・訳)『新編日本古典文学全集37 今昔物語集③』
(小学館,2001)の訳で引く( ̄◇ ̄;)

    ・・・/双六というものは元来口論がつきものであるから、二人が賽の目について
    口争いをしているうちに、ついにけんかになった。・・・

「双六は、本より論戦を以て宗とする事とする」の「論戦[あらそひ]」に付された本書頭注(゚ロ゚;)

    口争いがつきものである。・・・言葉を戦わせること、つまり、悪口を言ったり、
    挑発したりして、自分の手を有利にならしめることを言う。・・・

相手を惑わす言動をとる「三味線を弾く」は麻雀でもあるが、「悪口を言ったり、挑発したり」した
ら「口争い」になるだろうし、「けんか」に発展するわな( ̄◇ ̄;) 源頼朝の密命を受けた梶原景時
が双六をしてる最中に上総広常を斬殺したのも、双六でありがちな喧嘩を装っての仕業かも(@_@;)

・鎌倉幕府は居酒屋やカラオケ・ボックスの役割も果たしゲーム・イベント会場と化していた(゚ロ゚;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-07-23

・藤原伊周はサイコロの出目を自由にコントロールできたというのかΣ( ̄ロ ̄lll)ニャンですと!?

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-04-02
タグ:歴史 古典 説話
コメント(8) 
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コメント 8

ナベちはる

>藤原伊周はサイコロの出目を自由にコントロールできたというのかΣ( ̄ロ ̄lll)ニャンですと!?

昔なら「丁半」がありましたが、現代なら某番組のサイコロ旅で有利になるかもしれませんね(笑)
by ナベちはる (2023-04-23 00:15) 

middrinn

出目が自由になれば番組の進行・演出も制作者の意のままに(^_^;)
加工して磁石を使えば特定の目は出せそうですが不自然かな(^_^;)
by middrinn (2023-04-23 07:00) 

df233285

いまようなら。「おぬし、各々の手でどちらが勝ちの確率が高いか
をマイクロソフトのクイックベーシック1.1を、いまどきスマホ
にインストするなどして、F6数式直接入力コマンドで計算した
だろうが」などと、相手をののしって挑発するんでしょうかねぇ。
掛け算が多くて暗算しづらいですが。囲碁・将棋の着手決定と違い、
双六の着手決定はAIではなくて、本質的に電卓の世界。何回も
投げるので。丁半博打とちがい、サイコロへの細工では無くて、
電卓の、相手に分からないようにのこっそり活用の方が有利かと。

by df233285 (2023-04-23 07:58) 

そら

我が家も口論が絶えません(^^;
by そら (2023-04-23 08:29) 

middrinn

日本将棋連盟と同じように双六も対戦中は、
長さん様、スマホ持ち込み禁止かも(^_^;)
電卓も持ち込み禁止かもしれません(^_^;)
by middrinn (2023-04-23 10:45) 

middrinn

でも、全く家族間に会話とかが無いような家庭だと、
そら様、何が不満なのかも判りませんからね(^_^;)
by middrinn (2023-04-23 10:52) 

tai-yama

賽の目次第で、自分の運命(生死)も決まってしまうと(恐)。
金も賭けていそうだし。場合によっては奥さんとか所領も
賭けていそう。
by tai-yama (2023-04-23 23:15) 

middrinn

実は「賽の目について口争い」というのはとりあえずの訳だそうで、
「賽論」というのは未詳ですが遊戯の一種ではないかと両書(^_^;)
賽の目より「悪口」「挑発」による喧嘩で死んでしまったり(^_^;)
by middrinn (2023-04-24 06:22) 

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