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230322読んだ本

拙ブログをお読みの皆様にも何か良いことありますよーに(^o^)丿ヾ( ̄o ̄;)14日に続いてまた!?
考え事しててスロットから大量に出てくるのに気付き変だなぁと思ってたら1000p当たってた(゚ロ゚;)
先週の500pといい、「剣をとってフランスを救いなさい」じゃなかった「古本を買いなさい」という
神の声か(^_^;) ちょうど買いたい古本が1662円なので、この節約できる1500円で買うことに(^_^;)
早朝注文も午前中にショップの動きが無いのはWBC決勝を視てるのか(ノ ̄皿 ̄)ノシゴトシロ!┫:・’

【読んだ本】

久富哲雄(全訳注)『おくのほそ道』(講談社学術文庫,1980)所蔵本

1996年(平成8年)に発見・紹介された『おくのほそ道』の中尾本=野坡本は松尾芭蕉の自筆なのか
どうか激しい論争があり未だに未確定らしいが、「周知の通り、中尾本の特色は、貼紙を中心とした
数多くの訂正箇所をもつ点にあり、貼紙の下からは未知の本文が続々と出現した(前掲[上野洋三]
『芭蕉自筆 奥の細道』[岩波書店,1997]の脚注に記載)。」と、佐藤勝明「『奥の細道』中尾本の
意義はどこにあるのか」は記す(松田浩&上原作和&佐谷眞木人&佐伯孝弘[編]『古典文学の常識
を疑う』[勉誠出版,2017]185頁)(@_@;) 真贋問題に関して「週刊俳句 Haiku Weekly」に2007年
7月29日付で栗林浩「芭蕉自筆本真贋論争考」(初出:「琅」第20号[2007年7月・編集人宗内敦])
という論稿があり(⇒ https://weekly-haiku.blogspot.com/2007/07/blog-post_3396.html )、
メチャ面白~い内容なのだが、この貼紙についての次の件に目が留まった(@_@;)

    ・・・/さらに二ヶ月が過ぎた。私はひとを介して前記の井口洋氏の論文のひとつ
    が載っている同学国語国文学会の論文集「叙説」三十三号(平成十八年)を送って
    もらった。先に、「中尾本」についての講演のことを書いたが、論者の井口氏が
    その論のごく一部をまとめたものである。/その論点は、自筆真贋に直接触れる
    ものではないが、「中尾本」の張り紙部分の下に書かれている本文を吟味して、
    その張り紙訂正が芭蕉ではなく、森川許六を含む誰かによってなされたものである、
    と井口氏は言うのである。筆跡鑑定以外の証拠によって推理したものであり、
    その推論手法を手短に説明することは、私の能力を超えているが、結論的には、/
    「中尾本」の『壷の碑』部分の本文では、当該の碑の高さを「七尺」となっていたが、
    これに張り紙がなされ、「六尺」と訂正された。このような訂正ができたひとは、
    それ以前に編集された許六の他の史料に同じ「六尺」という表現があるので、
    芭蕉以外の許六を含む誰かであろう。/という趣旨である。/・・・

「『壷の碑』部分の本文」云々とは本書(の訳)によると「つぼの石ぶみは高サ六尺餘、横三尺斗歟
[ばかりか]・・・」(「壺の碑は高さが六尺余り、横が三尺程度であろうか。・・・」)(@_@;)
この「壺の碑」(実は「多賀城碑」)を実見して、その「高サ」が「六尺餘」なのを(wikiに「碑身
は高さ約1.96m・・・」)当初は「七尺餘」と書いてたということは、芭蕉はチビ・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;

ちなみに、有料記事なので途中までしか読めなかったけど、2016年10月12日付と思われる毎日新聞の
〈松尾芭蕉 180センチ巨漢? 「等身大」座像に疑問の声〉という記事がネットに出てた(^_^;)
https://mainichi.jp/articles/20161012/k00/00e/040/185000c
タグ:紀行 俳諧
コメント(8) 
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コメント 8

ぽ村

20年以上前に見た映画のジャンヌダルクでは後半の謎の老人との会話が印象的でした

WBCは街中から人が減りましたね
みんな好きなんだね野球
プロ野球ももっと応援して盛り上げて欲しい

1996年は平成8年になりますか…当時大学生で、二十歳になった自分が挑んだ最初の選挙が県民投票でしたな
とてもモヤモヤして色々と大人になれた記憶があります
奥の細道とは関係ない話ばかりですみません

でも芭蕉の「古池や~」の句は芭蕉を知らない小学生時代に読んだのですが、その光景が見えるように思えてカルチャーショックでした
by ぽ村 (2023-03-23 00:04) 

tai-yama

吉田は身長173cmなので芭蕉より小さい・・・・
江戸時代に俳諧JAPANとかあったら、芭蕉は3番DHでピッチャー
な大谷さん並みの扱いになるだろうな。
by tai-yama (2023-03-23 00:07) 

ナベちはる

500ポイントに1,000ポイント、立て続けに当たると嬉しいですね。おめでとうございます!!
by ナベちはる (2023-03-23 01:41) 

middrinn

安彦良和の漫画しか知りません(^_^;) WBC一色でオープン戦には紙面を割か
ないから、山本由伸の後継者と目されてるオリ山下舜平大が対広島戦で5回2/3
で10奪三振(三振10/14アウト!)の怪物ぶりを見せたのに扱いが小さい(-"-)
ぽムたんが感慨深くなっているのは8月には47歳という年齢の所為かな(^_^;)
「古池や」は藤原節信が能因法師に披露した秘蔵の宝物(干からびた蛙だけど)
「井手の蛙」という有名な歌枕を実は踏まえているとの知的読み解きが(^o^)丿
https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-12-16
by middrinn (2023-03-23 05:32) 

middrinn

大谷翔平に比べたら自分はリトルリーガーと吉田正尚は自虐コメしてましたよ(^_^;)
tai-yama様、有料ゆえ小生は全部は読めないのですが、伝承では「中肉中背」とされ
ている芭蕉が180cmもあるのはおかしいという内容の記事じゃないんですか(@_@;)
180cmあったら「約1.96m」の「多賀城碑」を「七尺餘」とは書かないはず(^_^;)
180cmどころか、背が低かったから「約1.96m」が「七尺餘」に見えたかと(^_^;)
by middrinn (2023-03-23 06:30) 

middrinn

同じ時間に今日もスロットをやってみましたけど1pで、
やはり「柳の下にいつも泥鰌は居ない」ですね(^_^;)
ナベちはる様にも何か良いことありますよーに(^o^)丿
by middrinn (2023-03-23 07:11) 

df233285

むしろ張り紙の下の字は、当人が書いた本物であるという証拠か。
張紙は他人がしたに賛成票を1票。厳密には6尺4寸から5寸で
あって5寸未満を、5尺から6尺の間の身長か、またはちょうど
3尺5寸の杖を所持して漫遊し碑に接して身長か杖か、どちらか
を頼りに概算の寸法を記載した当人が、わざわざ「分」の精度を
問題にして7尺を6尺に、大勢の論に影響も無さそうなのに変更
しないと私には思えますね。なお1尺自体は永正、元禄から享保
程度の間に、少し長くなったとか、そうでも無いとか。
by df233285 (2023-03-23 08:26) 

middrinn

芭蕉自筆説というのは、どうも貼紙の文字も貼紙の下の文字(本文)も
ともに芭蕉の自筆(貼紙による訂正は芭蕉自身によるもの)としている
ようですし、また井口洋は両者ともに芭蕉以外とするようです(@_@;)
高さが不正確だと本当に実見したのか疑われちゃうと考えたとか(^_^;)
by middrinn (2023-03-23 11:25) 

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