230222読んだ本
今年のカレンダーが2割引きで売られていたけど、もしかして来月には3割引きになるのかな(＠_＠;)
【読んだ本】
森銑三『偉人暦（上）』（中公文庫,1996）所蔵本
・・・／坦庵、儒を以て越前侯に仕えたが、図らざる讒言にあい、福井城の一室に
監禁された。坦庵その中にあって優遊自得、書を読み、文を作り、詩を賦し、身の
禁錮にあるを知らないもののようだった。三年の後に冤が明かになり、赦されて京
に帰ったが、彼は門人に語って、三年間世事と没交渉に読書に親しむことが出来た
のを喜んで、「これまた君恩の厚きのみ」といった。／・・・
「二月二十二日 伊藤坦庵」から引いたが、最後が萌えポイント(⌒～⌒) 獄中こそ最良の読書空間
とはよく語られているけど、小生が連想したのは源顕基の有名な〈罪なくして配所の月を眺めたい〉
（⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-05-10 ）〇 o 。.~~━u(￣ﾟ ￣=)ﾌﾟﾊｧ
しかし、やはり小生が気になったのは、この項の最後の件なんだけどね〇 o 。.~~━u(￣ﾟ ￣=)ﾌﾟﾊｧ
・・・俳聖芭蕉は、その青年時代に坦庵について漢籍を学んだことがあったという。
坦庵と芭蕉とこの二人の交渉の明瞭に解らぬのは遺憾である。／
芭蕉は和歌（⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-03-06 ）に加えて漢詩文の
「文学伝統」にも連なって（⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-11-02 ）、
芭蕉「石山の石より白し秋の風」を久富哲雄（全訳注）『おくのほそ道』（講談社学術文庫,1980）
は五行説から「秋風」は「白色」とし、植木久行『唐詩歳時記』（講談社学術文庫,1995）も「白は
秋の色でもあった。」と（⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-11-23 ）(^^)
【読んだ本】
森銑三『偉人暦（上）』（中公文庫,1996）所蔵本
・・・／坦庵、儒を以て越前侯に仕えたが、図らざる讒言にあい、福井城の一室に
監禁された。坦庵その中にあって優遊自得、書を読み、文を作り、詩を賦し、身の
禁錮にあるを知らないもののようだった。三年の後に冤が明かになり、赦されて京
に帰ったが、彼は門人に語って、三年間世事と没交渉に読書に親しむことが出来た
のを喜んで、「これまた君恩の厚きのみ」といった。／・・・
「二月二十二日 伊藤坦庵」から引いたが、最後が萌えポイント(⌒～⌒) 獄中こそ最良の読書空間
とはよく語られているけど、小生が連想したのは源顕基の有名な〈罪なくして配所の月を眺めたい〉
（⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-05-10 ）〇 o 。.~~━u(￣ﾟ ￣=)ﾌﾟﾊｧ
しかし、やはり小生が気になったのは、この項の最後の件なんだけどね〇 o 。.~~━u(￣ﾟ ￣=)ﾌﾟﾊｧ
・・・俳聖芭蕉は、その青年時代に坦庵について漢籍を学んだことがあったという。
坦庵と芭蕉とこの二人の交渉の明瞭に解らぬのは遺憾である。／
芭蕉は和歌（⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-03-06 ）に加えて漢詩文の
「文学伝統」にも連なって（⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-11-02 ）、
芭蕉「石山の石より白し秋の風」を久富哲雄（全訳注）『おくのほそ道』（講談社学術文庫,1980）
は五行説から「秋風」は「白色」とし、植木久行『唐詩歳時記』（講談社学術文庫,1995）も「白は
秋の色でもあった。」と（⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-11-23 ）(^^)
閑居といえば不善のもとですが、偉い人ですね。
芭蕉とはどこで接点があったのでしょう。
by 爛漫亭 (2023-02-22 20:18)
冤罪と確信してても自暴自棄になってしまう人もいそうなのに大したものです(^_^;)
若い頃に京の北村季吟に師事した際に伊藤坦庵からは漢学を学んだと言われてますが
（青空文庫にも入ってる芥川龍之介「芭蕉雑記」にも坦庵に学んだことが出てます）、
小高敏郎「『蕉聰吟』─藤坦庵集に見える芭蕉子の家集─」によると、坦庵と交流が
あったのは松尾芭蕉ではなく、全くの別人であると中村幸彦も考証している由m(__)m
https://www.jstage.jst.go.jp/article/haibun1951/1962/24/1962_24_41/_pdf/-char/ja
by middrinn (2023-02-22 20:51)
カレンダーは未使用なら、きっと中身も"枯れんだー"。
今年のカレンダーを来年使うとしても実用性は・・・・
坦庵だったら、きっと禁固の年のカレンダーを買いそう。
by tai-yama (2023-02-23 00:20)
巨乳のグラドルのカレンダーを買ってそうな
tai-yama様もそろそろ枯れないと(^_^;)
フツーに今年の残りの月に使うかと(^_^;)
3月に3割引なら10月にはタダかも(^_^;)
禁錮の年のカレンダーに読んだ本を書いて、
坦庵は門人にも見せてたりしてそう(^_^;)
by middrinn (2023-02-23 05:40)
私の街では製作者の宣伝用の、街の工務店や信用金庫の
カレーダーは、荷物になるだけで、誰も持って行かないので、
店先に、「タダでどうぞ」と2月22日前後には丸めて
置いてあるみたいです。そのうち工務店のは、永続性が
スポーツの日の如くに無く、私の如くに歳を取ると個人的に
印象が薄い天皇誕生日に加えて、新月・上弦・満月・下弦の
日が入っているので便利と思い、今のところ２０２３年のは、
ダイニングの壁にぶる下げて見えるようにしています。
by df233285 (2023-02-23 08:50)
地元の地銀とかの宣伝用のカレンダーは、いつも年末から
御自由にお持ち下さいで、去年は貰ってきて玄関のとこに
ぶらさげましたけど、経費削減か1枚に2つの月が(^_^;)
12の月が1枚の紙に記載されたのは使えませんね(^_^;)
by middrinn (2023-02-23 10:04)
1ヶ月経つごとに数字が1ずつ増えていって「12月になれば無料！」だといいと一瞬思ったのですが、それはそれでカレンダーの意味がない気もしてきました(^^;
by ナベちはる (2023-02-23 11:25)
10月に10割引となり、11月には無料な上に1割分のキャッシュバックがあるかも(^_^;)
by middrinn (2023-02-23 11:53)