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221103読んだ本

図書館まで歩くも収穫ナシオン主権(-ω-、) 身体がダルく電車で帰り無駄遣いしてしまった(´ヘ`;)

【読んだ本】

倉本一宏編『現代語訳 小右記15 道長薨去』(吉川弘文館,2022)

伊勢大輔タンの夫は高階成順で、その間には康資王母を始めとする娘たちがいるが、藤原実資の日記
『小右記』の万寿4年(1027年)9月2日条と3日条には高階成順の「妻」「女子」が出てくる(@_@;)

     二日、己亥。 高階成順女、郎等に刃傷される

    左兵衛督(藤原経通)が来て云ったことには、「筑前守(高階)成順[なりのぶ]の
    女子は、昨夜、郎等の為に刃傷されました。成順は鎮西にいます。先に妻子を上京
    させました。この郎等を守護の人としました。郎等の妻が仲違いして逃げ去ったのを、
    主人(成順妻)が隠し置いたと思い込み、抜刀して走り上がったので、成順の妻は
    逃げ去りました。女子は遁げ去ることができなかったので、刃傷されました」と。
    人心は恐れなければならない、恐れなければならない。

     三日、庚子。 成順女を見舞う/沐浴の際、気上

    (中原)義光朝臣を遣わして、成順朝臣の女子の刃傷について見舞った。すぐに悦びの
    返事が有った〈「巨害に及ばなかった」と云うことだ。〉。/念覚律師が来て、舎利会
    の準備について言った。「十二日に行なうことにします」ということだ。その時に臨んで
    桑糸を遣わすということを約諾しておいた。/夜に入って、沐浴していた際、気上した。
    老屈している上、精進が致したものか。

本書の47頁から引いたが、後藤祥子「伊勢大輔伝記考」(山中裕編『平安時代の歴史と文学 文学編』
[吉川弘文館,1981]所収)は両条の記事の原文を引いて次のように推論してるので一安心(ノ_-;)ホッ…

    ・・・/これによれば、成順の妻子は一旦西下した後、早く上京していたらしい。
    この妻は大輔であろうか。「いはねども」を成順との別離歌とすると、夫妻は
    同じ都に居ながら別居して交渉も頻繁でなかった様子だが、それだと大輔が追って
    西下する空気ではない。成順は別な妻を伴なったと考えたい。・・・

・中宮彰子が最終兵器伊勢大輔タンに「アレを取れ!」と出撃命令キタ━━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━━!!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-01-10

・彰子からの出撃命令を受け、伊勢大輔タン、こっそり女院に侵入した女房たちを見事撃墜v( ̄∇ ̄)ニヤッ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-04-12

・伊勢大輔タンの父である大中臣輔親も道長に促され即興で秀歌を詠んだという血は争えない話(⌒~⌒)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-03-03

・優れた歌人輩出の大中臣家の末なので伊勢大輔タンの孫娘に御指名キタ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━!!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-05-26

・伊勢大輔タン「いにしへの」の解釈で苑子タンを始め馬鹿が多すぎるヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-01-16

・エガちゃんじゃないが、伊勢大輔タンは確実に伝説を創り、生ける伝説だったという話ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-05-19

・少なくとも70代前半にはなっていたはずも老いてなお歌を召されるほど活躍していた伊勢大輔タン(^^)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-06-07

・伊勢大輔タンの容貌を褒めつつ、その欠点を論うことも決して忘れない紫式部の性格の悪いこと(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-07-16

・そんな紫式部にも「気に入られるような、つつましく素直で、人なつこい人だった」伊勢大輔タン(^^)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-06-13

・降り積もった雪が若菜を摘んでるのかしら、だなんて、伊勢大輔タン、発想が可愛いよん(〃'∇'〃)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-10-02

・末次由紀『ちはやふる』(講談社BE LOVE,2019)42巻は伊勢大輔タンの歌が解ってないぞヾ(`◇´)ノ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-09-08

・「後の和歌史」と異なり、室町中期に伊勢大輔タンの歌に興味を持った人がいたわけだv( ̄∇ ̄)ニヤッ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-22

・高階家という接点があるから伊勢大輔タンと清少納言との間に贈答歌もありそうなんだけど(@_@;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-02-14
タグ:歴史 和歌
コメント(6) 
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コメント 6

ナベちはる

歩いて図書館へ行ったはいいも、収穫がなかっただけでなく無駄遣いとは残念でしたねorz
by ナベちはる (2022-11-04 01:18) 

middrinn

骨折り損のくたびれもうけでした(^_^;)
電車賃で古本が一冊買えましたね(^_^;)
by middrinn (2022-11-04 06:13) 

df233285

とりあえず2~3日は、免疫力が低下する、
酒と夜更かしは厳禁ですね。倦怠感が先行
する変異株にも御注意を。人の事は言えないか・・

by df233285 (2022-11-04 08:27) 

middrinn

今日オミクロン株対応ワクチン接種です(^_^;)
今日か明日の更新ができなかったりして(^_^;)
by middrinn (2022-11-04 09:06) 

tai-yama

郎等の依頼者は高階成順の正室?とか思ったり(笑)。
浮気相手の女性を抹殺するためと想像・・・・
by tai-yama (2022-11-05 19:22) 

middrinn

「同じ都に居ながら別居して交渉も頻繁でなかった様子」ゆえ、
伊勢大輔タンへの容疑は晴れましたねオホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)
by middrinn (2022-11-05 19:56) 

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