221009読んだ本

雁じゃねーし、花なき里には住みたくない(￣^￣) 花を愛する人は心エロい人・・ﾍ(__ﾍ)☆＼(^^;

【読んだ本】

駒田信二『艶笑いろはかるた』（文春文庫,1989）所蔵本

前章（⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-09-29 ）に続いて、今日は本書の
「は　花より団子」を読んだが、「は」の句は、京かるたが「針の穴から天井のぞく」、尾張かるた
と江戸かるたが「花より団子」の由(^_^;)

　　　　・・・尾張かるたと江戸かるたとが同一である。江戸かるたの句で他のかるたと同一
　　　　なのは、この「花より団子」のほかには、「ぬ」の「盗人の昼寝」（尾張かるた）、
　　　　「つ」の「月夜に釜を抜く」（京かるた）、「ゆ」の「油断大敵」（尾張かるた）の
　　　　三句しかないが、京かるたと尾張かるたとは「へ」「ち」「り」「る」「れ」「そ」
　　　　「ふ」の七句が同一である。このことは「犬棒かるた」（江戸かるた）の独自性を
　　　　示すものかもしれない。／・・・

京と尾張は文化も近似かな(^_^;) 京かるた→尾張かるた→江戸かるたの順に作られたそうだし（本書
から最初に引いた）、古態（京かるた）が伝播するには江戸は京から遠すぎたためだったとか(^_^;)
「針の穴から天井のぞく」と同義である「管見」と「錐指（すいし）」、「管見」は日常よく使うも
出典を知らず、出典が同じ「錐指」はマジ初見で、『大辞林』（初版第一刷）も立項してない(^_^;)
紹介されている小咄はエロばかりなので無難なのを(^_^;)

　　　　・・・／川柳に、

　　　　　花の山よりおもしろい花の里

　　　　という句がある。いうまでもなく「花の里」とは遊里のこと。・・・

柴田千秋編『性語辞典』（河出書房新社,1998）の「花」で始まる語は花、花貝、花陰、花蘂、花園、
花染め、花電車、花七日、花の陰、花の君子、花の心、花の蕾、花の実、花の蜜、花の芽、花の門、
花の山、花のような粘膜、花襞、花びら、花見、花道で、全て女性器関連の意味で、一部に植物の花
関連と地名（愛宕山）の意味も(^_^;) 前掲『大辞林』の「花」には「遊女」の意味もあるのに(^_^;)

・伊勢タン、雁さんを不思議ちゃんじゃなくバカチン呼ばわりしてたとは∑(￣ﾛ￣|||)ニャンと！？

　⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-06-01

・「お馬鹿さんねえ」と心やさしく雁に寄りそっている伊勢タンは、やはり可愛いのだ♡(*'ε`*)ﾁｩ

　⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-03-07

・「行く雁」に〈花の都を思い出して帰って来てほしいな♡〉と伊勢タンのよりも心優しい感じ(^_^;)

　⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-05-15

タグ：歴史

コメント 6

「花を愛する人は心エロい人」だと、単純に逆であれば「花を愛しない人は心がエロくない」…違うのだろうなぁと思いました(^^;)
by ナベちはる (2022-10-10 01:15) 

これの元ネタは「四季の歌」で、春は心清き人、夏は心強き人、秋は心深き人、
冬は心広き人なんですけど、ずっと「花を愛する人」と思ってました(^_^;)
by middrinn (2022-10-10 07:08) 

このご時勢は、コロナの影響もあって。
糖分とカロリーの取りすぎは批判され、
カルタの「た」が、
「団子より豆乳ヨーグルト」になったよう。
首都圏の小生宅近くのスーパーでは、改装後
３本９９円９個入串団子の場所が、判らなく
なりました。
by df233285 (2022-10-10 08:00) 

コロナと関係なく糖分やカロリーの摂りすぎは要注意かと(^_^;)
とまれ、この季節なら、団子よりも栗で、モンブランとか(^_^;)
by middrinn (2022-10-10 08:53) 

京かるたと江戸かるたで同じ句がどれだけあるのだろう？
京都～名古屋間でも道路だと170km程度なので(結構近い)。
関東だと、東京から那須塩原ぐらい。
by tai-yama (2022-10-10 23:46) 

「つ」の「月夜に釜を抜く」だけとあります(^_^;)
向いてる方角もあり、尾張は西を向いてそう(^_^;)
by middrinn (2022-10-11 05:24)