190601読んだ本
年賀ハガキが当選してるかそろそろ確認しようかと思ったが大安は月曜なので今日は止めとこう(´･_･`)
楽天スーパーSALEスロット、事前のは2つともハズレちまったし(ノ｀m´)ノ ~┻┻ (/o＼) ﾐﾄﾞﾘﾝ ﾔﾒﾃｰ!!
オリ戦のNHK中継を視てたけど、また勝ちゲーム捨ててるしさ(ﾉ；ω；)ﾉ ~┻┻ (/o＼) ﾐﾄﾞﾘﾝ ﾅｶﾅｲﾃﾞｰ!!
【読んだ本】
片桐洋一『古今和歌集全評釈（上）』（講談社学術文庫,2019）所蔵本
伊勢タンと呼んでるけど、オキニと言えるほど歌は知らない(^_^;) ナンバーワン女流歌人であることは
知ってるけど(^_^;) 女流歌人を１人挙げよと問われたら、小野小町を挙げる人が多そうだけど、伊勢と
答えるのが通(^^)v ホイチョイ・プロダクション『見栄講座』（小学館,1983）には書いてないが(^_^;)
春霞 立つを見捨てて ゆく雁は 花なき里に 住みやならへる
最初の勅撰集『古今和歌集』の入集歌数では伊勢タンが女性作者で一番多く（モチ小野小町より多い）、
小生の好きなこの歌（歌番号31）もその一つ(⌒～⌒) 中島輝賢『コレクション日本歌人選023 伊勢』
（笠間書院,2011）の「口語訳」（20頁）と「鑑賞」（21頁）の一部を引いておこうか(￣ヘ￣）y-ﾟﾟﾟ
春霞が立つのを見捨てて北国に帰っていく雁は、花がない里に住み慣れているのだろうか。
都では、これから花が咲くというのに。
・・・／この歌では、春霞が立ち、もうすぐ花も咲くのに、それを見捨てて帰る雁に焦点を
当てている。それは、自らが春を待ち、花を待ち焦がれているのと正反対である。この歌
での春や花への憧れは、冬の寒さよりも春の暖かさを求めるという現実的なものではなく、
その美しさへの耽美的な関心である。・・・だからこそ擬人化された雁が、春の美しさを
理解することもなく、住み慣れた故郷とはいえ、永遠に花の咲かない荒涼とした北の土地へ
帰ることに驚き、不思議がっているのだ。／・・・
霞が立って待望の春が来たわけだから、これから花も咲き始めるというのに、北へと去って行く雁を、
伊勢タン、雁さんはお花には興味ないのかしらん、と「不思議がっている」わけですな(〃'∇'〃)
ところが、定価3240円もするだけあって本書は一味違うﾋｨｨｨｨｨ(ﾟﾛﾟ;ﾉ)ﾉ 【鑑賞と評論】を引く(⌒～⌒)
・・・「春霞」は春を感じさせる最初の景物であったが、そのいっぽう、
『古今集』では、／・・・／というように、山の桜を隠す働きをするものとして
よく詠まれていたことがわかるのだが、これを当面の三一番歌に適用すると、
「春霞の背後にはすばらしい花がいっぱいに咲いているのに、春霞だけだと思って
見捨ててゆく雁は……」という気持ちで詠まれていることがわかる。まさに春至れりと
感じさせる霞が立って、その背後の花々が間もなく眼前に展開しようという時に、
この地を、そしてこの霞を見捨てて帰る雁は何と馬鹿なのか、あの遠い花も咲かぬ里に
住み慣れてしまっているために花に関心がないのだろうかと言っているのである。／・・・
伊勢タン、雁さんを不思議ちゃんじゃなくバカチン呼ばわりしてたとは∑(￣ﾛ￣|||)にゃんですと！？
六月も ファンを見捨てて ゆくオリは 勝ちなき里に 住みやならへる
・和歌の割り当てを忘れてたのに気付いた醍醐帝、伊勢タンに御指名キタ━━━━(ﾟдﾟ；)━━━━！！
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-02-07
・伊勢タンの秀歌「散り散らず」を桑原博史（校注）『新潮日本古典集成 無名草子』が謎の解釈(ﾟﾛﾟ;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-05-29
・ウダダが譲位した際に伊勢タンが弘徽殿に書きつけた歌とソレに対するウダダの返歌について(⌒～⌒)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-12-07
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-12-08
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-12-09
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【読んだ本】
片桐洋一『古今和歌集全評釈（上）』（講談社学術文庫,2019）所蔵本
伊勢タンと呼んでるけど、オキニと言えるほど歌は知らない(^_^;) ナンバーワン女流歌人であることは
知ってるけど(^_^;) 女流歌人を１人挙げよと問われたら、小野小町を挙げる人が多そうだけど、伊勢と
答えるのが通(^^)v ホイチョイ・プロダクション『見栄講座』（小学館,1983）には書いてないが(^_^;)
春霞 立つを見捨てて ゆく雁は 花なき里に 住みやならへる
最初の勅撰集『古今和歌集』の入集歌数では伊勢タンが女性作者で一番多く（モチ小野小町より多い）、
小生の好きなこの歌（歌番号31）もその一つ(⌒～⌒) 中島輝賢『コレクション日本歌人選023 伊勢』
（笠間書院,2011）の「口語訳」（20頁）と「鑑賞」（21頁）の一部を引いておこうか(￣ヘ￣）y-ﾟﾟﾟ
春霞が立つのを見捨てて北国に帰っていく雁は、花がない里に住み慣れているのだろうか。
都では、これから花が咲くというのに。
・・・／この歌では、春霞が立ち、もうすぐ花も咲くのに、それを見捨てて帰る雁に焦点を
当てている。それは、自らが春を待ち、花を待ち焦がれているのと正反対である。この歌
での春や花への憧れは、冬の寒さよりも春の暖かさを求めるという現実的なものではなく、
その美しさへの耽美的な関心である。・・・だからこそ擬人化された雁が、春の美しさを
理解することもなく、住み慣れた故郷とはいえ、永遠に花の咲かない荒涼とした北の土地へ
帰ることに驚き、不思議がっているのだ。／・・・
霞が立って待望の春が来たわけだから、これから花も咲き始めるというのに、北へと去って行く雁を、
伊勢タン、雁さんはお花には興味ないのかしらん、と「不思議がっている」わけですな(〃'∇'〃)
ところが、定価3240円もするだけあって本書は一味違うﾋｨｨｨｨｨ(ﾟﾛﾟ;ﾉ)ﾉ 【鑑賞と評論】を引く(⌒～⌒)
・・・「春霞」は春を感じさせる最初の景物であったが、そのいっぽう、
『古今集』では、／・・・／というように、山の桜を隠す働きをするものとして
よく詠まれていたことがわかるのだが、これを当面の三一番歌に適用すると、
「春霞の背後にはすばらしい花がいっぱいに咲いているのに、春霞だけだと思って
見捨ててゆく雁は……」という気持ちで詠まれていることがわかる。まさに春至れりと
感じさせる霞が立って、その背後の花々が間もなく眼前に展開しようという時に、
この地を、そしてこの霞を見捨てて帰る雁は何と馬鹿なのか、あの遠い花も咲かぬ里に
住み慣れてしまっているために花に関心がないのだろうかと言っているのである。／・・・
伊勢タン、雁さんを不思議ちゃんじゃなくバカチン呼ばわりしてたとは∑(￣ﾛ￣|||)にゃんですと！？
六月も ファンを見捨てて ゆくオリは 勝ちなき里に 住みやならへる
・和歌の割り当てを忘れてたのに気付いた醍醐帝、伊勢タンに御指名キタ━━━━(ﾟдﾟ；)━━━━！！
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-02-07
・伊勢タンの秀歌「散り散らず」を桑原博史（校注）『新潮日本古典集成 無名草子』が謎の解釈(ﾟﾛﾟ;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-05-29
・ウダダが譲位した際に伊勢タンが弘徽殿に書きつけた歌とソレに対するウダダの返歌について(⌒～⌒)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-12-07
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-12-08
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タグ：和歌
うわぁ、訳者で随分意味が違うのは当然だと思いますが
まさかの「雁をおバカ呼ばわり」(°_°)
定価３２４０円する本は、一捻りも二捻りもある
訳をするんですねぇ(⌒-⌒; )
by ニッキー (2019-06-01 21:32)
片桐洋一のは古今集の注釈書の決定版と言われるだけあって、
古今集での他の用例を挙げた上での解釈なので説得力はある
のですが、「何と馬鹿なのか」にはチトびっくりでした^_^;
高いだけあって（しかも全3冊！）、情報量は多いですよ(^^)
by middrinn (2019-06-01 21:41)
年賀状の当選まだ確認してないわ。
by nikki (2019-06-01 21:58)
明日は大安ですから明日なら当たってますよ(^o^)丿
by middrinn (2019-06-02 05:39)
なるほど！
しかし生きてゆく上では花より故郷なのでしょうねぇ。
by そら (2019-06-02 07:38)
（ ＾ｏ＾）ノ◇ 山田く～ん 特製花より団子座布団１枚 ♪
by middrinn (2019-06-02 07:42)
ありゃ、気にした事ないけど、大安を気にされるんですねー。(^^ )
なるほど、春霞は花をも隠す、と。そこまで言及出来るのは相当なもんですなぁ。雁をバカ呼ばわりする辺りも、なかなかマニアック。(笑)
by Rifle (2019-06-02 08:58)
大安の日には当たり番号に変わってるかもしれません(^o^)丿
雁さんたら、お馬鹿さんねぇ♡(*'ε`*)ﾁｩという感じかも^_^;
by middrinn (2019-06-02 09:20)
ホイチョイプロの「見栄講座」読んでました〜（^^;
本当に書いてあるのかと思っちゃいました。<小町より伊勢
片桐洋一は信頼できる研究者ですが、「雁をバカ呼ばわり」は笑えます。解釈って、人によって様々なんですね。
by YURI (2019-06-02 13:10)
何とな～く書いてありそうですよねぇ(^_^;)
せめて「お馬鹿さん」としてほしかった^_^;
by middrinn (2019-06-02 13:38)
うふふ・・・大安日は 過去をも かえるのですね。
by cooper (2019-06-02 15:25)
前夜に枕元に置いて、お祈りしてから寝ると、
前島密が現れて番号を変えてくれるかと^_^;
by middrinn (2019-06-02 16:06)
手元の高田祐彦『新版古今和歌集現代語訳付き』（角川ソフィア文庫,2009）だと、
春霞が立つのにそれを見すてて行く雁は、花のない里に住みなれているのであろうか
春霞立つ→霞が立つと開花が予想され、霞は花を隠すものと見なされていた。花なき里→花そのものがない寂しい土地。雁の祖国を海の彼方の異界と見る見方に基づく。「常世出でて旅の空なる雁がねもつらにおくれぬほどぞなぐさむ」（源氏物語・須磨）など、雁は常世から来る鳥とされた。花を見ようとしない雁を不思議に思い、荒涼とした世界に住む内面に思いをはせる。伊勢の娘の中務に、この歌をふまえたらしい「藤の花咲くを見すてて行く春はうしろめたくや思はざるらむ」（中務集）の一首がある。
とあります。
ちなみに自分は「通」でなくてもいいので小野小町がいいです(^^;)
by enokorogusa (2019-06-02 20:02)
middrinnさん，こんばんは♪
仏滅を気にしないなら，２６日の一粒万倍日まで待ってみるとか？
花より団子･･･(;´∀｀)
by こじろう (2019-06-02 20:47)
秋山虔『王朝の歌人5 伊勢』（集英社,1985）が、源氏物語は引いてませんが、
契沖『古今余材抄』が「雁は常世の国より渡り来るといふ。」云々とした上で、
その中務の歌も引いていることを紹介してました(^_^;) 霞が立つことが春の
到来を告げるのは知ってましたが、霞が花を隠すことは今回知りました(^_^;)
enokorogusa様は在原業平とのセットで小野小町を推されているのでは(^_^;)
by middrinn (2019-06-02 20:58)
「一粒万倍日」、知りませんでした(￣◇￣;)
こじろう様はホント物識りですねぇ(〃'∇'〃)
by middrinn (2019-06-02 21:00)
【追記】に龗を36ptで載せてみたんだけど，どうかな？
by こじろう (2019-06-02 21:25)
そうでしたか
年賀状の当選確認されていなかったですか。
確か、７月の半ばまででしたよね当選の交換は。
by 八犬伝 (2019-06-02 21:32)
読めましたぁ！ﾔｯﾀﾈ!!(vﾟｰﾟ)ﾊ(ﾟ▽ﾟv)ｨｪｰｨ♪
こじろう様、御親切にありがとうm(__)m
by middrinn (2019-06-02 21:39)
恥ずかしながら、です(^_^;)
八犬伝様、そろそろ交換期限
かなぁ～と思いまして(^_^;)
by middrinn (2019-06-02 21:41)
ヤクルトも16連敗と言う霞に・・・・その先には17連勝と言う
花があるかも(笑)。オリックスだって交流戦後、首位に立っている
可能性は無い・・・・・かなと。
by tai-yama (2019-06-02 23:44)
たしかに、霞がかっている視界不良な状態(-ω-、)
花が咲いても一輪＝一勝だけだったりして(+_+)
by middrinn (2019-06-03 06:15)