210412買った本＆読んだ本
読書の厄介なところは、文庫化の際にアップデートされてないことである〇 o 。.~~━u(￣ﾟ ￣=)ﾌﾟﾊｧ
ポカーンと穴が心にもあいたためつい購入も帰宅してネット相場より高いと判って立ち直れない(;_;)
【買った本＆読んだ本】
藤本ひとみ『マリー・アントワネットの遺言』（朝日文庫,2002）
「もったいない本舗 楽天市場店」で「良い」を288円（328円－40p）で10日注文し12日届いた(^_^;)
コンディション説明文はテンプレ（2種類あり、前は同じ「良い」でも「非常に良い」に近い「良い」
と「可」に近い「良い」にそれぞれ対応してたが、最近は対応せず）ゆえ略〇 o 。.~~━u(￣ﾟ ￣=)
1999年に朝日新聞社刊の『マダムの幻影』を改題したもので、お上品な週刊朝日の連載小説にしては
エロいシーンが結構あるも、謎で引っ張るし（明かされてみれば、なーんだ感だが）、作品の構造も
よく出来てたので（⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-03-29 ）、購入(^_^;)
五味康祐『柳生十兵衛八番勝負』（徳間文庫,1988）
梶原正昭＆山下宏明（校注）『平家物語（一）』（岩波文庫,1999）
歩いて街へ出たのに予定が無くなったので街外れのブックオフでつい購入(-ω-、) 前者は110円で、
大昔に読んだ五味康祐『兵法柳生新陰流』（徳間文庫,1989）が面白かったような記憶はある(＠_＠;)
後者は570円もし、帰宅してネット相場を調べてショック(ﾉ；ω；)ﾉ ~┻┻ (/o＼) ﾐﾄﾞﾘﾝ ﾅｶﾅｲﾃﾞｰ!!
全2冊の新日本古典文学大系を全4冊で文庫化の由、新日本古典文学大系の文庫化は『後拾遺和歌集』
が注釈を削られまくって使えない代物になったことを何度も指摘したので本書を買うのも不安だが、
『平家物語』を講談社学術文庫をベースに新潮日本古典集成と新日本古典文学大系のを併読した際、
爆笑ポイントだった注がちゃんと載ってたから、つい買ってしまったのだ(ﾉ_-;)ﾄﾎﾎ… その件とは、
鬼界が島に流された3人の内、平康頼と藤原成経だけが赦免されて俊寛のみ残され、2人の乗った船が
島を離れた場面で、
・・・僧都せん方なさに、渚にあがりたふれ臥し、をさなき者の、乳母や母なﾝどを
慕ふやうに足摺をして、「是乗せてゆけ、具してゆけ」と、をめきさけべ共、
漕行舟の習にて、跡は白浪ばかり也。・・・
「跡は白浪」が駄洒落（⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-05-07 ）とは(ﾟﾛﾟ;)
さて、さて、さ～て！この「足摺」に付されている本書の注は、次の通りであるｴｯ(ﾟДﾟ≡ﾟДﾟ)ﾏｼﾞ?
足をばたばたさせて、じだんだを踏むこと。自分の望みがかなえられずにいらだち
絶望する動作。「おもふに足ずりといふ事をして泣くさま、若き子供のやうなり」
（源氏物語・蜻蛉）
三木紀人（全訳注）『今物語』（講談社学術文庫,1998）の「足摺り」の語釈を引くぞ(￣ヘ￣）y-ﾟﾟﾟ
倒れ伏した状態で、泣きながら足を地面に摺りつける、あるいは足と足を摺り合わせる
動作。悔しさ、嘆き、怒りなどを示す。「地団駄を踏む」動作ではないことが、近年
明らかにされた。佐伯真一「「足摺」考──『平家物語』を中心に──」（『論集中世
の文学 散文篇』明治書院、平6）参照。
「『平家物語』を中心に」した論文なのにスールーしちゃ、研究者として怠慢ｵﾎﾎﾎ( ^^)/~~~~ ﾋﾟｼｯ！
「足摺」は『伊勢物語』の有名な段や『万葉集』の歌にも出てくるから要注意オホホホ!!♪(￣▽+￣*)
ポカーンと穴が心にもあいたためつい購入も帰宅してネット相場より高いと判って立ち直れない(;_;)
【買った本＆読んだ本】
藤本ひとみ『マリー・アントワネットの遺言』（朝日文庫,2002）
「もったいない本舗 楽天市場店」で「良い」を288円（328円－40p）で10日注文し12日届いた(^_^;)
コンディション説明文はテンプレ（2種類あり、前は同じ「良い」でも「非常に良い」に近い「良い」
と「可」に近い「良い」にそれぞれ対応してたが、最近は対応せず）ゆえ略〇 o 。.~~━u(￣ﾟ ￣=)
1999年に朝日新聞社刊の『マダムの幻影』を改題したもので、お上品な週刊朝日の連載小説にしては
エロいシーンが結構あるも、謎で引っ張るし（明かされてみれば、なーんだ感だが）、作品の構造も
よく出来てたので（⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-03-29 ）、購入(^_^;)
五味康祐『柳生十兵衛八番勝負』（徳間文庫,1988）
梶原正昭＆山下宏明（校注）『平家物語（一）』（岩波文庫,1999）
歩いて街へ出たのに予定が無くなったので街外れのブックオフでつい購入(-ω-、) 前者は110円で、
大昔に読んだ五味康祐『兵法柳生新陰流』（徳間文庫,1989）が面白かったような記憶はある(＠_＠;)
後者は570円もし、帰宅してネット相場を調べてショック(ﾉ；ω；)ﾉ ~┻┻ (/o＼) ﾐﾄﾞﾘﾝ ﾅｶﾅｲﾃﾞｰ!!
全2冊の新日本古典文学大系を全4冊で文庫化の由、新日本古典文学大系の文庫化は『後拾遺和歌集』
が注釈を削られまくって使えない代物になったことを何度も指摘したので本書を買うのも不安だが、
『平家物語』を講談社学術文庫をベースに新潮日本古典集成と新日本古典文学大系のを併読した際、
爆笑ポイントだった注がちゃんと載ってたから、つい買ってしまったのだ(ﾉ_-;)ﾄﾎﾎ… その件とは、
鬼界が島に流された3人の内、平康頼と藤原成経だけが赦免されて俊寛のみ残され、2人の乗った船が
島を離れた場面で、
・・・僧都せん方なさに、渚にあがりたふれ臥し、をさなき者の、乳母や母なﾝどを
慕ふやうに足摺をして、「是乗せてゆけ、具してゆけ」と、をめきさけべ共、
漕行舟の習にて、跡は白浪ばかり也。・・・
「跡は白浪」が駄洒落（⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-05-07 ）とは(ﾟﾛﾟ;)
さて、さて、さ～て！この「足摺」に付されている本書の注は、次の通りであるｴｯ(ﾟДﾟ≡ﾟДﾟ)ﾏｼﾞ?
足をばたばたさせて、じだんだを踏むこと。自分の望みがかなえられずにいらだち
絶望する動作。「おもふに足ずりといふ事をして泣くさま、若き子供のやうなり」
（源氏物語・蜻蛉）
三木紀人（全訳注）『今物語』（講談社学術文庫,1998）の「足摺り」の語釈を引くぞ(￣ヘ￣）y-ﾟﾟﾟ
倒れ伏した状態で、泣きながら足を地面に摺りつける、あるいは足と足を摺り合わせる
動作。悔しさ、嘆き、怒りなどを示す。「地団駄を踏む」動作ではないことが、近年
明らかにされた。佐伯真一「「足摺」考──『平家物語』を中心に──」（『論集中世
の文学 散文篇』明治書院、平6）参照。
「『平家物語』を中心に」した論文なのにスールーしちゃ、研究者として怠慢ｵﾎﾎﾎ( ^^)/~~~~ ﾋﾟｼｯ！
「足摺」は『伊勢物語』の有名な段や『万葉集』の歌にも出てくるから要注意オホホホ!!♪(￣▽+￣*)
タグ：古典
「夜八時以降もお店営業したい」と"足摺"する都内飲食店の店主に
対し、「時短だ」と都の職員が言ったとか言わないとか(笑)。
by tai-yama (2021-04-12 23:36)
ネット相場よりも値段が高いのはショックを受けますね((+_+))
送料も含めてトータルで見たら「ネット相場よりも安くなる」ならまだいいのですが…
by ナベちはる (2021-04-13 01:13)
倒れ伏した状態で、泣きながら足を地面に摺りつける、
あるいは足と足を摺り合わせるなんて、飲食店なのに、
tai-yama様、衛生的でないので営業許可取消(^o^)丿
by middrinn (2021-04-13 06:14)
送料も含めた値段でも、もっと安く買えたので、
ナベちはる様、メチャ落ち込んでます(´ヘ｀;)
by middrinn (2021-04-13 06:16)
自分が買った値段より安く売られてるとショックですよね
私は一度買った物の値段は調べないようにしてます(^^;
by そら (2021-04-13 06:39)
その方が精神的にいいですよね(^_^;)
でも、つい調べちゃうんですよ(^_^;)
by middrinn (2021-04-13 06:41)
完全な内容での文庫化なら歓迎ですね(^_^)v 何で俺だけ....と、当然ですが一緒に帰りたかったんですね(T_T) 私は望遠鏡と無線機を持って南の島に流されたい(^_^;)
by yokomi (2021-04-14 14:09)
間違った記述の単行本をそのまま文庫化するのは不良品欠陥品の販売と同じ(^_^;)
『平家物語』を読むと、鬼界が島で康頼＆成経は信心深く色々やっていたのに対し、
俊寛は誘われてもやらなかったので、一人だけ残されても同情の余地はなし(^_^;)
by middrinn (2021-04-14 14:40)