210329読んだ本
読書の厄介なところは、謎で惹き込まれるも結末でなーんだとなることである〇 o 。.~~━u(￣ﾟ ￣=)
2週間、暗～い家の中に幽閉生活で、壁に物が当たる音とか屋根の上を歩く足音とかで頭は痛くなるし、
気分はマリー・アントワネット(-ω-、) 今日は久しぶりに外を歩き廻ったらメチャ疲れたし(´ヘ｀;)
【読んだ本】
藤本ひとみ『マダムの幻影』（朝日新聞社,1999）
読了(^o^)丿 ルイ18世の御代で、ナポレオンはまだエルバ島にいる頃、処刑されたルイ16世とマリー
・アントワネットの遺体を王命により掘り出すシーンから始まる(^^) 遺体発見確認委員会の委員には
ルナールも選ばれていた(^^) ルナールは教会の助任司祭だけど、表紙カヴァー袖の【主な登場人物】
には「・・・聖職界の寵児ともてはやされる。」とあり、この「寵児」には深～い意味(⌒～⌒)ﾆﾔﾆﾔ
といっても、“元”だけどね(^_^;) ルイ16世とアントワネットの遺骸が発見されて葬儀や鎮魂ミサが
ルイ18世などブルボン王家によって行なわれたのに、何故かルイ17世（ルイ16世とアントワネットの
息子ルイ・シャルル）の遺体は墓地に眠ったままで掘り出そうとする動きは無い(＠_＠;) 何かあると
考えるルナールに対し、ブルボン家の秘密を守ろうとするのはマダムことマリー・テレーズ(⌒～⌒)
彼女はルイ16世とアントワネットの子で唯一の生き残り、ルイ・シャルルの姉である(￣ヘ￣）y-ﾟﾟﾟ
ある物を持ってルナールを訪ねたカロリーヌ、父はアントワネットの国選弁護人を務めた人物(ﾟﾛﾟ;)
この小説、途中から巻を措く能わざる面白さになるんだけど、超エロいぞ(^_^;) よく週刊朝日に連載
されてたと思うし、連載時の安久利徳による挿絵（イラストレーション）もエロいのがあった(^_^;)
でも、謎とかエロとかが注目されそうだけど、作品の構造がよく出来てて、なかなか深いね(〃'∇'〃)
ベルばら未読だし、この時代に詳しくないからアレなんだけど、幾つか気になった点もあった(^_^;)
「私は、二年毎に開かれていたパリのサロン展で、よく見かけたルイーズ・エリザベート・ヴィジェ
・ルブラン作の王妃の肖像画を思い出した。」（212頁）とあるけど、この人名表記は変かと(＠_＠;)
また「しかし、起訴状を起草した訴追官アントワーヌ・カンタン・フーキエ・タンヴィルは、どうも
いかめしい外見ほどには教養がなかったらしく、前文において、歴史的な悪女メッサリーナをフランス
王妃と書き、しかもブリュノーの綴りを間違えていた。」（242頁）とあるんだけど、「ブリュノー」
が誰だか教養が無い小生には分からん(＠_＠;) シュテファン・ツワイク（作）高橋禎二＆秋山英夫
（訳）『マリー・アントワネット（下）』（岩波文庫,1980）には次の件がある(＠_＠;)
・・・そこで彼の起訴状は、たいへん大袈裟な調子ではじまる。「かつて
フランスの王妃と呼ばれ、その永遠に軽蔑すべき名は歴史から抹殺すべくもない
メッサリーナ、ブルンヒルデ、フレデゴンド、カトリーヌ・ド・メディシスとひとしく、
ルイ・カペーの未亡人マリー・アントワネットは、フランスに嫁しきたって以来、
フランスの災厄であり吸血鬼たりしことは、検事に渡されたる証拠書類の検討によって、
確認せられたり。」このちょっとした歴史上の誤謬を配した文章につづいて──
というのは、フレデゴンドやブルンヒルデの時代には、まだフランス王国は全然
存在しなかったからだ──マリー・アントワネットが、ボヘミア＝ハンガリア王と
称する人物と政治的関係を絶たなかったこと、皇帝に何百万円の金を渡し、近衛兵の
「乱痴気騒ぎ」に協力したこと、内乱を勃発させ、愛国者の虐殺を引きおこし、
敵国に作戦計画を内報したことなどの前述した諸種の罪状が述べられる。・・・
本書の言う「前文」とは、この引用の「 」内だと思うのだが、実際には他にもあったのかな(＠_＠;)
2週間、暗～い家の中に幽閉生活で、壁に物が当たる音とか屋根の上を歩く足音とかで頭は痛くなるし、
気分はマリー・アントワネット(-ω-、) 今日は久しぶりに外を歩き廻ったらメチャ疲れたし(´ヘ｀;)
【読んだ本】
藤本ひとみ『マダムの幻影』（朝日新聞社,1999）
読了(^o^)丿 ルイ18世の御代で、ナポレオンはまだエルバ島にいる頃、処刑されたルイ16世とマリー
・アントワネットの遺体を王命により掘り出すシーンから始まる(^^) 遺体発見確認委員会の委員には
ルナールも選ばれていた(^^) ルナールは教会の助任司祭だけど、表紙カヴァー袖の【主な登場人物】
には「・・・聖職界の寵児ともてはやされる。」とあり、この「寵児」には深～い意味(⌒～⌒)ﾆﾔﾆﾔ
といっても、“元”だけどね(^_^;) ルイ16世とアントワネットの遺骸が発見されて葬儀や鎮魂ミサが
ルイ18世などブルボン王家によって行なわれたのに、何故かルイ17世（ルイ16世とアントワネットの
息子ルイ・シャルル）の遺体は墓地に眠ったままで掘り出そうとする動きは無い(＠_＠;) 何かあると
考えるルナールに対し、ブルボン家の秘密を守ろうとするのはマダムことマリー・テレーズ(⌒～⌒)
彼女はルイ16世とアントワネットの子で唯一の生き残り、ルイ・シャルルの姉である(￣ヘ￣）y-ﾟﾟﾟ
ある物を持ってルナールを訪ねたカロリーヌ、父はアントワネットの国選弁護人を務めた人物(ﾟﾛﾟ;)
この小説、途中から巻を措く能わざる面白さになるんだけど、超エロいぞ(^_^;) よく週刊朝日に連載
されてたと思うし、連載時の安久利徳による挿絵（イラストレーション）もエロいのがあった(^_^;)
でも、謎とかエロとかが注目されそうだけど、作品の構造がよく出来てて、なかなか深いね(〃'∇'〃)
ベルばら未読だし、この時代に詳しくないからアレなんだけど、幾つか気になった点もあった(^_^;)
「私は、二年毎に開かれていたパリのサロン展で、よく見かけたルイーズ・エリザベート・ヴィジェ
・ルブラン作の王妃の肖像画を思い出した。」（212頁）とあるけど、この人名表記は変かと(＠_＠;)
また「しかし、起訴状を起草した訴追官アントワーヌ・カンタン・フーキエ・タンヴィルは、どうも
いかめしい外見ほどには教養がなかったらしく、前文において、歴史的な悪女メッサリーナをフランス
王妃と書き、しかもブリュノーの綴りを間違えていた。」（242頁）とあるんだけど、「ブリュノー」
が誰だか教養が無い小生には分からん(＠_＠;) シュテファン・ツワイク（作）高橋禎二＆秋山英夫
（訳）『マリー・アントワネット（下）』（岩波文庫,1980）には次の件がある(＠_＠;)
・・・そこで彼の起訴状は、たいへん大袈裟な調子ではじまる。「かつて
フランスの王妃と呼ばれ、その永遠に軽蔑すべき名は歴史から抹殺すべくもない
メッサリーナ、ブルンヒルデ、フレデゴンド、カトリーヌ・ド・メディシスとひとしく、
ルイ・カペーの未亡人マリー・アントワネットは、フランスに嫁しきたって以来、
フランスの災厄であり吸血鬼たりしことは、検事に渡されたる証拠書類の検討によって、
確認せられたり。」このちょっとした歴史上の誤謬を配した文章につづいて──
というのは、フレデゴンドやブルンヒルデの時代には、まだフランス王国は全然
存在しなかったからだ──マリー・アントワネットが、ボヘミア＝ハンガリア王と
称する人物と政治的関係を絶たなかったこと、皇帝に何百万円の金を渡し、近衛兵の
「乱痴気騒ぎ」に協力したこと、内乱を勃発させ、愛国者の虐殺を引きおこし、
敵国に作戦計画を内報したことなどの前述した諸種の罪状が述べられる。・・・
本書の言う「前文」とは、この引用の「 」内だと思うのだが、実際には他にもあったのかな(＠_＠;)
遺体発見確認委員会？？
妙に怖い委員会ですね(^^;
by そら (2021-03-29 22:15)
マリーアントワネットと言えば「パンがなければケーキをたべれば
いいじゃない」が思い浮かんだり。遺体はきっとケーキまみれ。
by tai-yama (2021-03-29 23:25)
結末を知って「なんだ」と思うと、それまでのワクワクと時間を返してほしくなってきそうです…(^^;
by ナベちはる (2021-03-30 00:40)
ルイ16世とアントワネットの遺体だけを掘り出すために
そら様、設けられた委員会のように読めましたよ(^_^;)
by middrinn (2021-03-30 06:21)
太腿のところにするゴムでできた靴下止めが、
tai-yama様、遺体には付いてたとか(^_^;)
by middrinn (2021-03-30 06:24)
ありますよねぇ(^_^;) それまでのワクワク感と、
ナベちはる様、釣り合いがとれてないと(^_^;)
by middrinn (2021-03-30 06:25)