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181006読んだ本

御機嫌斜めなので、人気漫画にもバカチン炸裂ヾ(`◇´)ノヾ( ̄o ̄;)オイオイ上機嫌でも批判するくせに!
みどりん、チョー寝不足で不機嫌なのよ(-ω-、) 戸板康二『ちょっといい話』(文春文庫,1982)に、

    ・・・劇評家の大先輩である三宅周太郎さんが、こんなことをいった。/
    「あの芝居はひどかった。居ねむりも、できませんでしたよ」/・・・

というのがあったけど、寝床で読んでる本にアホな記述があると眠れなくなる(-"-) あまりの面白さに
読むのを止められくなってしまい寝不足になっちゃう場合もあるけど、そっちの方がまだいいよ(^_^;)

【読んだ本】

末次由紀『ちはやふる』(講談社BE LOVE,2018)38巻

4日に図書館で借りるも、37巻(既読)は借りられてて、それまでの話を忘れたまま読む羽目に(+_+)
こーゆー長篇作品は、例えば、本巻では誰と誰が対戦とか、どう書いてもネタバレになっちゃうから、
拙ブログは読んだ巻を記録するだけで、あとは、大好きな若宮詩暢(お母さんも美人)、次に好きな
桜沢翠先生(みどりん族)、その次に好きな花野菫(女子力高し)の活躍度や、綾瀬千早は綿谷新と
結ばれないなら須藤先輩とデキちゃえばいいのにとか、真島太一はリディ・マーセナスと同じくらい
嫌なキャラといったことを書く程度(^_^;) 「170514読んだ本」で、33巻のヒョロ(北央の木梨浩)が
机くん(瑞沢の駒野勉)を破って個人戦B級優勝を決めた127頁の最後のコマの作画のミスを指摘した
こともあるが(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2017-05-14 )、この38巻では
和歌の解釈が間違ってる(-"-) 各巻の表紙カヴァー袖には百人一首の歌が一つ紹介されてて、38巻は、

    みかの原 わきて流るる いづみ川 いつ見きとてか 恋しかるらむ

     みかの原を分けて湧き流れるいずみ川のように/いつ見たということで
     あなたがこんなにこんなに恋しいのだろうか       
                                中納言兼輔

新古今集にも入る藤原兼輔の歌(ホントは読み人知らず)で、仮名遣いはさておき、訳は問題ない(^^) 
同歌が引用され、ある人物の心理描写に活用されているが(53~54頁)、その訳(54頁)に呆れた(-"-)

    みかの原から 湧き出て 分かれていった いづみ川ではないが/
    いったい いつ会ったといって こんなに 恋しいのだろう             

この歌の「わきて」=「湧きて」は「分きて」の掛詞で、みかの原を二分するように真ん中をいづみ川
=木津川が流れてるの意で、いづみ川が「分かれてい」くんじゃねーよヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!
読めばハマるスポ根漫画であって和歌の漫画じゃないが、各注釈書にも無いデタラメな訳をするな(-"-)

上がったと思ったら霧雨で今日も雑用が出来ず、午後は快晴で気温上昇しTシャツで近所の図書館(..)
タグ:漫画 和歌
コメント(26) 
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コメント 26

そら

「ちはやふる」って「広瀬すず」が主役のですか?
あぁ、見たかったんですよねぇ!
WOWOWで放送していたような・・・
実は私「広瀬すず」が好きだったりします(^^;
by そら (2018-10-06 19:51) 

middrinn

先日、地上波で放送してたような(@_@;)
カワセミさんから嫉妬されますよ(¬。¬ )
by middrinn (2018-10-06 20:01) 

センニン

こんばんは。
川が分かれたらそれぞれ別の名前になるのでしょうね。
途中の岩ではわかれても後でまた一緒になるのでしたね。
by センニン (2018-10-06 20:37) 

middrinn

たしかに( ̄◇ ̄;) 分かれたのなら、「いづみ川」という名しかないのは
ヘンですね(^_^;) 崇徳院の歌は、また一緒になりたいんでしょ(^_^;)
by middrinn (2018-10-06 20:44) 

enokorogusa

ずっと読んでたのですが、太一が髪切った頃からすっかり読まなくなってしまいました。
もっかい読んで見ようかな。
菫の活躍もちょっと興味あるし。
by enokorogusa (2018-10-06 20:44) 

middrinn

ソレ、38巻のまさに冒頭です(^_^;) 子供の頃のブラック太一に戻りましたね^_^;
花野菫は巻末の「おまけ4コマ」でスッピンさらして頑張ってましたよ((;゚Д゚)ヒィィィ!
by middrinn (2018-10-06 21:01) 

ChatBleu

私はKindleで買ってるので、前の巻から読みます(:_;)
「ちはやふる」はまだそれでも間隔が短いので多少はマシ。
「ぼく地球」の続編のやつとか、1年に1冊で、話が複雑すぎて絶対覚えてないです。。。
by ChatBleu (2018-10-06 22:57) 

たじまーる

今「ちはやふる38巻」にて確認しました。
確かに「分かれていった いづみ川」はおかしいですね・・・
自分は「ちはやふる」は大好きなのですが
そこの間違えた意味には気がつかなかったですね(^^ゞ
by たじまーる (2018-10-06 23:13) 

ニッキー

スポ根漫画の訳の人は、「分かれたいづみ川」と
思い込んじゃったんでしょうか(⌒-⌒; )
同じ眠れなくなるなら、面白くて続きが気になって
眠れない本が嬉しいですねぇ( ^ω^ )
by ニッキー (2018-10-06 23:20) 

ナベちはる

根本のジャンルが違えど、それと関係するものは作品として出す以上間違えていけないですね(;`・_・´)
by ナベちはる (2018-10-07 01:07) 

mirro

えっーと…またこの記事の趣旨と関係ないので
middrinn センセにヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!と。。(*´Д`;)
↑↑崇徳院の歌ですが、若いジャズドラマーが
♪せお~はやみぃ~♪ と自ら歌いながら曲がはじまり、
わが師のピアニストのアレンジでジャズバラードに。 
とっても素敵だったですよ☆彡。
川の流れが二手に分かれて?崇徳天皇と弟の後白河天皇の二手に
分かれ?別れ?ようが、川の名前が変わろうが変わるまいが
こうしてジャズバージョンになって、今なお歌われるって
凄いことかなーって♪
この時の様子は
https://mirro.blog.so-net.ne.jp/2014-07-11
お暇でもあれば、覗いてみてくださいませ。
by mirro (2018-10-07 03:52) 

Rifle

和歌に対しては素人ですが、これって普通に読んでも「わきて」が掛詞って分かりますよねぇ。
文字通りにしか読めないなら歌の意を汲む意味が無いよーな?気がし...いや、それ以前に引用しちゃイカンですな。(笑)
by Rifle (2018-10-07 07:22) 

middrinn

日渡早紀『ぼくの地球を守って』の続篇とは、ボク月こと『ボクを包む月の光』
かな(@_@;) 1年に1冊のペースは、読者としてはツラいですねヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
ChatBleu様がお読みになった漫画や本の記事回も愉しみに待ってますぉ(^o^)丿
by middrinn (2018-10-07 07:53) 

middrinn

おそらく多くの読者は、表紙カヴァー袖の訳と読み比べたりしないでしょうし、
たじまーる様に限らず、気付かないかと^_^; 小生も気付いたのは再読時^_^;
by middrinn (2018-10-07 07:58) 

middrinn

『ちはやふる』で百人一首を学ぼう、とか何とか考えたら危ないですね(^_^;)
ニッキー様のニケ様のように眠気より食欲にしたいですね、秋ですからね^_^;
by middrinn (2018-10-07 08:03) 

middrinn

ナベちはる様のおっしゃるようなプロ意識が欠けてますよねぇ(-ω-、)
「ちはやふる」公式和歌ガイドブック『ちはやと覚える百人一首』なる
ものまで出してショーバイしてるんですから、間違った訳はねぇ^_^;
by middrinn (2018-10-07 08:12) 

middrinn

崇徳院の和歌をジャズバラードにされるなんて、素敵ですねぇ(〃'∇'〃)
mirro様には申し訳ないのですが、「・・・恋歌といわれているけれど
崇徳天皇と弟の後白河天皇と、どちらの皇子を立てるかで対立して今は
争っているけれど、いつかは必ず再会できるであろうという弟を想う歌
とも、と村尾コージさんが言っていた。」由、その珍解釈には、謹んで
バカチンを差し上げます^_^; この崇徳院の歌は、仁平元年(1151年)
に完成奏覧された「詞花和歌集」に入っていますし、もともとは久安6年
(1150年)の「久安百首」の歌でして、後白河天皇が即位したのは久寿
2年(1155年)で保元の乱は保元元年(1156年)ですから、この歌は
後白河天皇と対立する以前に詠まれたものなので、百人一首や詞花集の
各注釈書を見ても、そのような珍解釈は全く出てませんでしたねぇ^_^;
by middrinn (2018-10-07 10:05) 

middrinn

掛詞であることが、すぐ解かるなんて凄いです(゚ロ゚;)
Rifle様は実はナンチャッテ国文学者なのでは(^_^;)
by middrinn (2018-10-07 10:06) 

えくりぷす

「わきて流るる」というと、すぐ島崎藤村の方を思い出してしまいます(;´・ω・)。ちょっと全文を見ようと「わきてながるる」で検索すると、この歌ばかりヒットします…さすが、百人一首は強しです。
漫画には校正や校閲はないのか、と思ったら、やっぱりいるようで…、講談社もバカチンなわけですね。
眠れないときは、落語を聞きながら寝ていますが、円生師の噺がいちばんよく眠れます。さすが名人!!
by えくりぷす (2018-10-07 11:35) 

middrinn

島崎藤村の「潮音」、知りませんでしたよm(__)m
講談社の校正で、一番のバカチンは、『藤原道長の
日常生活』の「ふじわらみちなが・・・」かな^_^;
『ちはやふる』⑰巻末の次巻予告に「見近な仲間が
変わっていく」もあります^_^; 落語を聞きながら
眠くなるというのは噺家にとって名誉なのかな^_^;
by middrinn (2018-10-07 12:06) 

mirro

コージ君も私も史実は何にも知らないですが、
こうしてmiddrinn センセに史実を教えられてみると、
後白河天皇が即位する前の歌だからこそ、
コージ君も言ってましたが
「どちらの皇子を立てるかで対立して今は争っているけれど~」
と言ってましたし、
どちらの皇子を即位させるかで揉めた時期の歌なんじゃないのかなと。
百人一首や詞花集の各注釈書を見るとやっぱり
コージ君ヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!ですよね?
何年前から皇子を立てるかで対立していたか知りませんが、
「詞花和歌集」が完成する前から争っていたてことはない?

で、、ふと、コージ君の解釈もあってしかるべきじゃないのかな?
なぁんて、
注釈書がヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!は、ありえない!ですよね?アハハハッ
まぁ、、恋歌でも十分なんですけど♪(*´▽`*)
by mirro (2018-10-07 15:58) 

nikki

寝不足なら体調管理にご注意を。風邪などひきやすくなります。
by nikki (2018-10-07 17:13) 

middrinn

おそらくは、大変素敵な曲だったから、村尾コージの珍解釈にも、
mirro様は得心されたのだと思いますし、その素敵な想い出まで
壊すつもりはありませんm(__)m 崇徳院の歌が1150年の久安百首に
入っているということは、1150年以前に詠まれたわけですよ(^^)
その当時に在位してたのは崇徳院の異母弟である近衛天皇でして、
1150年には12歳で元服してます(wikiの来歴を御覧下さい)(^^)
その頃、後白河院(即位前なので正確には雅仁親王)は流行歌謡
である今様を愛して遊び呆けてて、帝王の器ではないと言われて
ました^_^; たまたま近衛天皇が夭折したため、即位することに
なったのが1155年^_^; その間、近衛天皇が子作りに励まれてた
ことはwikiにも出ており、皇子が生まれたら次代の皇位にと周囲
は考えてたわけで、雅仁親王(後白河院)なんか眼中になかった
かと^_^; ただ、雅仁親王の皇子の守仁親王(後の二条天皇)を
皇位につけたい勢力があり(鳥羽上皇や美福門院ら)、親である
雅仁親王を飛び越えて皇位につけるわけにはいかないとの理由で、
近衛天皇が崩御した際、雅仁親王が即位して後白河天皇に(^_^;)
となると、崇徳院の皇子と雅仁親王(後の後白河院)、どちらを
皇位につけるかで争ってた可能性がある、とおっしゃるかもしれ
ませんが、その時期は近衛天皇が病気がちとなった頃からであり
期間も短く、少なくとも崇徳院が歌を詠まれた1150年(以前)は、
近衛天皇はお元気ですし、雅仁親王は今様狂いで皇位とは無縁と
思われてました^_^; 同様に、崇徳天皇の皇子と後白河院の皇子、
どちらを立てるかの争いも1150年(以前)に詠まれた崇徳院の歌
と無関係なので、そんなことは各注釈書に誰も書いてません^_^;
by middrinn (2018-10-07 20:17) 

middrinn

昨夜は某書で更にアホ記述が見付かった上に、
暑くて寝付けなかったのですが、もしかして
nikki様の御指摘の通りで風邪をひいたかな?
by middrinn (2018-10-07 20:20) 

ワンモア

「ちはやふる」・・かなでちゃん推しです^^
by ワンモア (2018-10-09 09:08) 

middrinn

机くんと同じ好みですか(^_^;)
by middrinn (2018-10-09 09:20) 

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