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160831読んだ本

我慢できずガンダムUCのCD予約しちった^_^; ←CDプレーヤー持ってないのにかいヾ( ̄o ̄;)オイオイ

【読んだ本】

池田弥三郎『百人一首故事物語』(河出文庫,1984)所蔵本

猿丸大夫の歌の「伝承」の項には、「この歌については妙な伝えがあって、豊臣秀吉が、連歌の席で、
/奥山に紅葉蹈み分け鳴く螢/とやった。一座が失笑しかけると、細川幽斎が、脇句を付けた。/
しかとは見えぬ杣のともしび/どうも主従なれ合い臭いとの評判だ。」とある^_^; 予め示し合わせた
と評してるけど、幽斎の歌人としての力量を低く見過ぎかもよ(@_@) 森銑三『偉人暦』下(中公文庫,
1996)の幽斎の項には、「定家卿は午の歳生れで、八月二十日(仁治二年)に歿した。幽斎も午の歳で
また同じ月日に逝いた。二人とも歌人だ。世上では幽斎の歿後、玄旨法印は定家卿の生れ変りだった
と沙汰をした。そして松永貞徳も、またこの俗説を信じていた一人だった。」とあるし^_^; ところで、
この「妙な伝え」については、別ヴァージョンもあるみたい(@_@) 杉本苑子の『はみだし人間の系譜』
(中公文庫,1996)所収の「螢が鳴いた」が紹介している(^^) 秀吉が「奥山に紅葉を分けて鳴く螢」と
「得意満面」に詠み、「この珍妙な句を懐紙に書きとめておけと命じる。」のだが、連歌師で名高い
里村紹巴は「失礼ながら季が秋と夏、混ぜこぜですし、それに蛍は鳴きません」として承服しない^_^;
激高した秀吉によって「あわやお手討ちとなりかかる寸前」、ちょうど同席していた細川幽斎が「いや、
蛍も気分次第では鳴くようです。こんな古歌がございます」と2人の間に割って入って披露したのが、
「むさし野の篠を束ねて降る雨に蛍よりほか鳴く虫もなし」(@_@) 秀吉は「ほうら見ろ。螢だって鳴く
じゃないか」と踏ん反り返ったというのだが、この歌は幽斎が「即席にでっちあげた歌」とのこと^_^;
たまたま用を足しながら読んでた三浦一郎『世界史こぼれ話 5』(角川文庫,1976)にも、3人による
別の連歌の逸話が載ってたし、他にもありそうだから、全て集めたら一冊分ぐらいになったりして^_^;

村松剛『教養としてのキリスト教』(講談社現代新書,1965)所蔵本

衝動的に昨日CDラジカセ(?)購入したもん<( ̄^ ̄)>エッヘン ラベック姉妹を聴くのは何十年ぶり(^^)
タグ:和歌 古典
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