SSブログ

160830読んだ本

狙ってた漫画が一気に値下げしたけど迷ってたら買われちゃった(;_;) 今後は躊躇わずポチるべし(-_-メ)

【読んだ本】

池田弥三郎『百人一首故事物語』(河出文庫,1984)所蔵本

まだ石田吉貞『百人一首評解』(有精堂出版,1956)の言う「古今時代」の歌人に入ったところだけど、
本書の「伝承」の項は、勿論、川柳の紹介だけではない^_^; 柿本人麿の「あしびきの・・・」の歌では
「人まろはいつか人まるとなった。そして、ヒトマル(火止る)だからというので、防火の神となり、
また、ヒトウマル(人生る)だからというので、お産の御守護もしてくれるようになった。」由(@_@)
ただ、この歌の「評註」において「今のわれわれの頭にある人麿から考えると、この程度の歌が撰者に
よって人麿の代表歌とされているのはふしぎであるが、歌は書物によってよまれるのだけが伝承方法
ではなかった。」とあるが、石田は「人麿の多くの傑作の中から、特にこのような歌をぬいたことを
怪しむものもあるが、この歌をぬいたところにこそ、『百人一首』を撰んだ定家の態度がうかがわれる
のである。『百人一首』は決して傑作集ではない。古註が言葉をきわめてこの歌をほめているのを、
近ごろの人の中には笑おうとするものがあるが、それこそ、このような歌のよさを解し得ない笑わる
べき目の低さである。」とバッサリ^_^; この名著は講談社学術文庫、ちくま学芸文庫とかに入らない
のかね(@_@) なお、この歌の序を「・・・オ段音の、細いすべらかな、しかも悠揚せまらざる連続が、
声調的にいかにも長い長い感じをともなってひびいて来る。」云々と石田が「鑑賞」で述べてるのは、
池田の後段部分に通じるのかもね(^^) やはりと言うべきか、本書は各歌の解釈・鑑賞が弱いかな^_^;

村松剛『教養としてのキリスト教』(講談社現代新書,1965)所蔵本

理は此方にあるとはいえ仏滅だし躊躇してたら電話があって懸案だった年金問題はとりあえず解決(^^)v
タグ:和歌 古典
コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0