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230512読んだ本

今年は1月に2冊、2月から5月に各1冊を読了し、読書家だろオホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)ヾ( ̄o ̄;)オイオイ
予約者多数本を最優先に読んでる他、直木賞作家某の自伝的長篇小説と文豪某の岩波文庫の歴史小説
も借りて読んでるけど、前者は面白いけど「読みにくく頭にすーっとは入ってこない文体」、後者は
種本との異同を確認しながらなので、ともに読み終える前に返却かもね〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

【読んだ本】

駒田信二『中国故事 はなしの話』(文春文庫,1981)所蔵本

「男女の話」の章(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-03-04 )を読んで、
「語源の話」の章(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-03-10 )も読んで、
更に「夢の話」の章(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-03-15 )も読み、
「賢愚の話」の章(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-03-20 )も読んで、
「信義の話」の章(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-04-07 )はバカチン
し、「寓喩の話」の章(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-04-17 )、更に
「玉の話」の章(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-04-20 )をも読んで、
「戒めの話」の章(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-04-28 )に続いて、
「詩の話」の章(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-05-06 )まで読んで、
「逸材の話」の章と「あとがき」を読んで、本書も読了(^o^)丿 「折角」(←『漢書』朱雲伝)、
「折檻」(←『漢書』朱雲伝)、「掣肘」(←『呂氏春秋』審応覧篇、『孔子家語』の方がそのまま
出ている)、「風馬牛(風馬牛も相及ばず)」(←『左伝』僖公4年)、「牛耳を執る(→牛耳る)」
(←『左伝』定公8年、〈一説には、牛耳を執るのは身分の低い者の職であるから、「牛耳を執る」
という言葉を盟主となることとするのは誤りであるとも〉)、「画竜点睛(→画竜点睛を欠く)」
(←『水衡記』)、「臥薪嘗胆」(←『史記』越世家[「臥薪」は無い]、『十八史略』、cf.
「会稽の恥」、「呉越の思い」「呉越」)、「鹿をさして馬となす」(←『史記』秦始皇本紀)、
「病膏肓に入る」(←『春秋左氏伝』成公10年)、「董孤の筆」(←『春秋左氏伝』宣公2年)、
「屋下に屋を架す」(←劉義慶『世説新語』文学篇、「屋下に屋を架し、牀上に牀を施く」←六朝の
斉の顔之推『顔氏家訓』)を本章(出典名は原文ママ)で、「あとがき」で「逼られて梁山に登る」、
「泰山北斗」「泰斗」(ex.欧陽脩『新唐書』韓愈伝)を取り上げ、「日本語のなかには、中国では
もうほとんど使われなくなってしまった古語、あるいは死語になっている言葉で、いまなお生きつづ
けているものが少なくないのである。大袈裟な言い方をすれば、それらはわが国が引継いでいる文化
遺産の一つだということもできなくはなかろう。」と〆ている(^^) なお、巻末に「出典索引」(^^)
本書の特長は前に記した通りで、大変勉強になりました(^^)

    ・・・/わが国でつかっている「せっかく」という言葉は、「角[つの]を折る」
    という意味[=「自慢の鼻をへし折る」]の「せっかく」とは無縁であって、この
    [『後漢書』郭泰伝の]「角[かど]を折る」という意味の「せっかく」に由来
    することば[ママ]であろう。郭泰の雨にぬれて角の折れた頭巾を見た世人が、
    それをまねて頭巾の角を折ったのは、「わざわざ」折ったのであるということから、
    わざわざとか、つとめてとかいう意味で「せっかく」という言葉が使われるように
    なったのであろう。/
タグ:歴史 古典 中国
コメント(6) 
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コメント 6

df233285

さいきんのアクロバットリーダーは、表示モードが上部の
棒表示域に、グダグダ数が多く出すぎて使いづらいのだが。
windows7で使っていた頃のバージョンのは、「単一
ページ・上下をページ高さに合わせる」がポツンと出るだけ
で見やすかった。このバージョンでは、ページ送りの矢印を
逆解釈すれば、本をコピーした、忘備録pdfファイルは、
逆遡りページで記録されていても、支障がほぼ無いという
特徴があった。ところでwin7時代の32bitパソコン
では、たぶん64bitパソコンでも動作はすると思われる
キャノンの古いスキャナーのデータを処理する松下電器の
作ったアプリケーションソフトウエアーには、特定pdfへ、
後で、キャノンスキャナーでスキャンした本のページを追加
するという機能がついている。図書館で借りた本は、最後まで
読むのではなくて、最初からは人間が読み、暇なときに、
32bitのpcでしかドライバーが動作し無いゴミキャノン
スキャナー(一例)で、最終後付けページから逆向き荒dpi
スキャンをして、返却期限までに途中の出会い部分までトンネル
堀りのように開通させておけば、情報のうちの後半部分が分から
ないという事も無い。壊れて無いのであれば21世紀には。古いと
電化製品は捨てるという性癖は、前20世紀と異なり大損のようだ。
by df233285 (2023-05-13 08:29) 

middrinn

アクロバットリーダーは使いこなせてません(^_^;) ネット上の紀要論文
を読もうとすると、勝手に開いてくれるので使ってる程度ですね(^_^;)
図書館資料は館内コピー機で資料の一部をコピー可能なだけかと(^_^;)
by middrinn (2023-05-13 12:00) 

ナベちはる

毎月本を読破…なかなかできないですよね。凄いです。
by ナベちはる (2023-05-13 12:44) 

middrinn

月に何冊も読破されてる本物の読書家の皆さんはホント凄いですよね(^_^;)
by middrinn (2023-05-13 13:30) 

tai-yama

「角」と言うぐらいなので、牛や鹿をイメージしたのですが、
まさか頭巾のあまり部分だったとは・・・・
「雨の中、バイクで折角来たのに」と言う文章は、ヘルメットだと
(角がないので)本来の意味合いにないと(笑)。
by tai-yama (2023-05-13 19:18) 

middrinn

郭泰(字は林宗)は人気があって旅行中に雨で頭巾
の角[かど]の一つがひしゃげてしまったところ、
それを見た人々は「わざわざ」それを真似て頭巾の
角を一つ折って「林宗巾」と呼んだと本書に(^_^;)
「本来の意味」は、『漢書』の朱雲伝を出典とする
角[つの]を折る=自慢の鼻をへし折るの方(^_^;)
兜の如き角[つの]があるヘルメットは如何(^_^;)
by middrinn (2023-05-14 05:07) 

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