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230320読んだ本

新解さん的には「婚前交渉」より「婚前一体」の方が・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;渾然一体!「王道」には
「安易な方法。楽な道。近道。」という意味もあるんだな(『大辞林』第一版第一刷)( ̄◇ ̄;)
実は「学問に王道なし」というフレーズを見かける度に、んなことねーだろ!と思っていた(^_^;)

【読んだ本】

駒田信二『中国故事 はなしの話』(文春文庫,1981)所蔵本

「男女の話」の章(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-03-04 )を読んで、
「語源の話」の章(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-03-10 )も読んで、
「夢の話」の章(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-03-15 )まで読んで、
「賢愚の話」の章も読んだ(^^) 同章は「舟に刻して剣を求む(刻舟)」(←『呂氏春秋』慎大覧篇
の察今の章)、「助長」(←『孟子』公孫丑篇)、「矛盾」(←『韓非子』難篇)、「杞憂(杞人の
憂い、杞人天を憂う)」(←『列子』天瑞篇)、「顰に效う」(←『荘子』天運篇)、「肯綮に中る
(肯綮)」(←『荘子』養生主篇)、「愚公山を移す」(←『列子』湯問篇)、「疑心暗鬼を生ず」
(←宋の林希逸『列子口義』説符篇←『列子』説符篇 cf『呂氏春秋』有始覧篇)、「遠水は近火を
救わず」(←『韓非子』説林篇)_φ( ̄^ ̄ )メモメモ

    ・・・/『韓非子』の難篇に引かれている寓話である。この寓話は、ある人と
    儒者との対話、という形で韓非子の孔子批判のなかに引かれている。/・・・

このように「矛盾」について記されているし、「顰[ひそみ]に效[なら]う」についても同様で、

    ・・・/『荘子』の天運篇にある寓話である。・・・/この寓話は、孔子の高弟の
    顔淵に対して魯の師金という人が語った話、という形で荘子が孔子の尚古主義を
    そしった話のなかに引かれている。/・・・

とある(@_@;) 孔子は人気者・・ヘ(__ヘ)☆\(^^; となると、『韓非子』や『荘子』を理解するには
その前に『論語』をちゃんと読んで儒教・儒学を理解してないとダメ、ということなのかな(@_@;)
タグ:中国 古典
コメント(8) 
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コメント 8

tai-yama

韓非子や荘子は孔子を批判しているけど、実は宣伝にも
なっていたり。まさにツンデレ(笑)。
本当に嫌いなら無視すればいいのに・・・
by tai-yama (2023-03-21 00:22) 

middrinn

たしかに、『韓非子』や『荘子』の批判が正しいか
確認しようと『論語』を手に取る人いるかも(^_^;)
無視できないほど、孔子の教えは高い壁かも(^_^;)
by middrinn (2023-03-21 06:16) 

df233285

学術成果の安易な方法または楽な道、または近道としては、
幼児教育で詰め込まれた分野で、一旗揚げる事だけ考える
という道がありますね。生き物として尋常でない吸収力
の時期に、たまたま詰め込まれた分野で勝負すると、大概
は、世界でもソコソコ、フロントランナー集団の位置に、
付けていられると思う。将棋の専門家の話を聞いても将棋
の力も、「大学で始めた」程度ではチャンピオンにはなれ
ないようですし。強いられてでなく、たまたま自発的に受
け取った学問領域なりゲーム競技でそうなれた人間は幸か?
by df233285 (2023-03-21 07:49) 

middrinn

たしかに、興味・関心から始まる人は強そう(^_^;)
小生はやはりレディネスを重視しております(^_^;)
それなりに人生・社会経験を積まないと解釈が難しい
和歌もあるでしょうから、学問にもよるかも(^_^;)
by middrinn (2023-03-21 12:09) 

爛漫亭

 王道、覇道の王道ではなく、royal roadの
訳語なんですね。
by 爛漫亭 (2023-03-21 13:45) 

middrinn

商鞅が秦の孝公に帝道、王道、覇道の順に説いた話を連想してましたし、
学問にはオーソドックスな学び方があるだろ!と思っていました(^_^;)
by middrinn (2023-03-21 15:04) 

ナベちはる

「学問に王道はなし」…ではないですよね(^^;
何かしらの王道があるのではと思います。
by ナベちはる (2023-03-21 15:08) 

middrinn

あらゆる学問には正しい学び方があると小生は考えております(^_^;)
ただし、「There is no royal road to learning.」は「安易な方法。
楽な道。近道。」の意味で「学問に王道なし」と訳されてる由(^_^;)
森毅『数学の歴史』(講談社学術文庫,1988)が「ユークレイデス」を
「その生存さえ疑問視されるほど、何もわかっていない。後期アレクサ
ンドリア期の数学史家プロクロスが、プトレマイオス一世(367?~283
BC)のころの人であったらしい、と言っているだけ。それも、その根拠
たるや、王が彼に幾何学を簡単にすます方法をたずねたところ、《幾何
学に王道はございません》と答えた、という「伝説」が当時残っていた
ということ。・・・」と解説してましたけど(森毅『異説数学者列伝』
[蒼樹書房,1973]にも同旨)、小生の頭に残らなかった様子(^_^;)
by middrinn (2023-03-21 15:33) 

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