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230405読んだ本【18禁】

小説は読了後に表紙カヴァーの内容紹介文を読んでるけど、本書は粗筋が全て出てたヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
結末&主人公がどうなるかは書かれてなかったけど、先に読んでたらもっとつまらなかったな(^_^;)
家を出るのが少々遅れたのに2番乗りだったし、手続きを一つしかしなかったこともあり、9時過ぎに
用事は済むも次の用事は昼過ぎなので、図書館のロビー、更に閲覧室で、持参した小説を読了(^_^;)

【読んだ本(18禁)】

駒田信二『私本・肉蒲団 下』(徳間文庫,1987)所蔵本

読了(^o^)丿 本書は駒田信二『花のしとね』(現代企画室,1977)の改題であるのに対し、駒田信二
『好色の戒め 「肉蒲団」の話』(文春文庫,1983)は文藝春秋から1969年刊の同名単行本の文庫版
(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-03-23 )〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
下巻は「第六章 権老実」「第七章 瑞珠・瑞玉」「第八章 花晨」「第九章 妙娘」で構成され、
巻末には清水信「解説」があったけど、時間の無駄だろうから、読まなかったわ( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚
呆れたことに、本書下巻の表紙カヴァーの内容紹介文には、結末&主人公の末路(?)以外、粗筋が
ばっちし書かれちゃっているので、本書上巻の表紙カヴァーの内容紹介文を改めて引いておくけど、
「その夫・権老実から」云々は下巻の物語展開である(^_^;)

    美男で風流を好む未央生は、道学者・徹扉道人の一人娘・玉香の婿となるが、
    謹厳一徹の舅にいや気がさし、ひとり都へ遊学。/旅先で大盗賊賽崑崙と
    義兄弟の契りを結び、その勧めで霊雲山の天際真人に閨坊の術を授かって
    からは、色道修行一直線。賽崑崙の入れ知恵で糸屋の美人妻・艶芳をものに
    するや、その夫・権老実から故郷に残した妻・玉香を狙われる羽目に……。
    中国艶笑小説の現代語訳。

上巻について書いたように(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-03-30 )、
個人的にはつまらないし苦手な小説だったが、最後の章から少し面白く感じられたので、下巻も読み
始めたけど、権実老が未央生の妻・玉香を寝取ろうとするとこは面白いかな(^_^;) けど、エロ小説
というのは、エッチに至るまでの過程が面白いのであって、エッチそのものの描写は読んでて退屈に
感じる小生は、この作品は全体的につまらなかったな(^_^;) ただ、実は、駒田信二『好色の勧め ─
「杏花天」の話─』(ポケット文春,1971)に、この『肉蒲団』の結末が記されてて、主人公が最後
どうなるかだけ憶えていたので、結末が近づくにつれ、そこへ至る展開を予想してたんだけど、少々
ハズレたので、そこだけはへぇ~!と読み終えた一方、某が主人公と同じ道を歩んでることが結末で
明らかにされ、〈好色の戒め〉というテーマに無理矢理に合わせた御都合主義のように思えた(^_^;)
なお、前掲『好色の戒め 「肉蒲団」の話』は『肉蒲団』のストーリー構成を完全に崩してるので、
前掲『好色の勧め ─「杏花天」の話─』と同様に、『肉蒲団』を読みたい人にはネタバレに(^_^;)

・則天武后と薛敖曹の淫行を描く『如意君伝』、台詞に『史記』の名場面が使われていて大爆笑(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-11-28

・『好色一代女』の粉本なのに日本古典文学大系『西鶴集』の解説は『痴婆子伝』を無視してる由(-"-)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-01-12

・駒田信二『私本・金瓶梅』を読んで、村松瑛『中国列女伝 三千年の歴史のなかで』を難ずる(@_@;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-12-19

・駒田信二『妖花伝』巻末「解説」、ラストシーンを誤読するなんて馬鹿ヾ(`◇´)ノ彡☆コノ!バカチンガァ!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-07-05

・駒田信二がよく使う〈呂の字を書く〉の意味が『好色の勧め ─「杏花天」の話─』で判明した(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-09-04

・駒田信二『艶笑植物事典』(文春文庫,1987)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-02-12

・駒田信二『艶笑人名事典』(文春文庫,1987)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-19

・駒田信二『艶笑動物事典』(文春文庫,1986)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-09-17

・駒田信二『艶笑いろはかるた』(文春文庫,1989)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-01-30
タグ:中国 18禁 小説
コメント(6) 

コメント 6

tai-yama

エ〇は文章よりも画像化された方が良いな~(笑)。
表紙の内容紹介にネタバレが書いてあるなら、読書感想文とか
書くとき読む手間がはぶけて便利かも。
by tai-yama (2023-04-05 23:50) 

middrinn

下手な漫画家による原作汚しもあるし、画像の出来次第(^_^;)
文章でも石田ゆり子とか大原優乃とかに脳内変換してそうだし、
tai-yama様はそもそもエロであれば何でも・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
読んだ上でブログに纏める時にも参考にはなりますけど(^_^;)
知られてない作品だからだとしてもチト書き過ぎでした(^_^;)
by middrinn (2023-04-06 06:47) 

df233285

"どれから読んでもネタバレ同一著者シリーズ書籍群"とは、
開幕した初日で特記内容が無く、各社の報道「均衡のまま」
で横並びの、将棋名人戦のごとくという意味か? その為
しかたなく「あらすじを機械羅列」し失敗とはね。

by df233285 (2023-04-06 08:13) 

suzu*

簡易でもあらすじが分かってる本を読む、のがウチのスタイルですが…
其方はさっぱり分からずとも読めるのだね?
うぅ〜む
by suzu* (2023-04-06 08:50) 

middrinn

素人ですけど、初日の序盤は定跡通りに進むから、とか(^_^;)
坂田三吉の端歩突きの如き一手でもあれば違いが出そう(^_^;)
長さん様、誰も防衛を望んでいないと名人は思ってそう(^_^;)
by middrinn (2023-04-06 10:23) 

middrinn

読む前に粗筋を知らなければ、頁をめくる時、
suzu*様、この後どうなるんだろう?という
ワクワク感も楽しめるじゃないですか(^_^;)
勿論、その本のジャンルやらテーマぐらいは、
事前に知った上で読み始めてますけど(^_^;)
by middrinn (2023-04-06 11:12) 

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