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220323昨日買った本&読んだ本

「教えてエロい人!」を使う時がキタ━━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━━!!キタヨキタヨヽ(゚∀゚=゚∀゚)ノキチャッタヨ-!!

【昨日買った本&読んだ本】

駒田信二『好色の戒め 「肉蒲団」の話』(文春文庫,1983)
    
「もったいない本舗 楽天市場店」で「良い」328円(送料無料)を15日に注文して16日に追跡不可能
ゆうメールで発送され、従来なら18日に届くのが、先日予想した通り昨日22日にやっと到着(´ヘ`;)

本書の単行本(文藝春秋から1969年刊)は、前に購入・読了した駒田信二『好色の勧め ─「杏花天」
の話─』(ポケット文春,1971)に広告も出てたけど、本書と徳間文庫の『私本・肉蒲団』上下巻との
関係(同じ本なのかどうか)が判らなかった(@_@;) 『私本・肉蒲団 下』(徳間文庫,1987)を先日
購入して、同書が『花のしとね』(現代企画室,1977)を改題したものと判明したので悩み解決(^_^;)

巻頭の「穴埋めの話」を読んだが、学生だった昭和12年の夏休みに北京へ行って、この種の本を沢山
買い込んだけど、手に入れるために何日も探し回った『肉蒲団』以外は同学の誰彼にあげてしまった
として、次の一節がある(@_@;)

    ・・・/なぜ私がこの本をそんなにほしがったのかというと、同学のある先輩から、
    俗語小説を読む練習には、たとえば『肉蒲団』のような風流小説を読むのがいちばん
    よい、と教えられたからだった。辞書をひいたり、勘をはたらかせたりして、熱心に
    読むからである。/はたして練習になったかどうかは断言しがたいが、熱心に読んだ
    ことは先輩のいったとおりだった。その後、だんだん俗語小説も読めるようになった
    ところからみれば、あるいは練習になったのかもしれない。それよりも、この種の
    風流本を精読したことは、のちに『今古奇観』や『水滸伝』などを翻訳したとき、
    ずいぶん役に立った。/風流本を読んでいなければ解読しがたいような部分に
    ぶっつかって[ママ]、ははあと思いあたったことがしばしばある。『水滸伝』の
    なかのある戦闘の場面の描写が、風流本の戦闘(?)の場面と同じ筆法で書かれて
    いるのを見つけだして、おそらく石部金吉先生や大井堅蔵先生にはこの文章の滋味は
    掬[く]むべくもあるまい、とほくそ笑んだことも再三あった。/・・・

佐伯靖彦『梁山泊 水滸伝・108人の豪傑たち』(中公新書,1992)は「性的な方面の描写に冷淡である
水滸伝」としてるし、どの「場面」かな(@_@;) 豹子頭林冲と一丈青扈三娘の一騎打ちシーンに使え
そうだが(@_@;) 「石部金吉先生や大井堅蔵先生」は特定の中国文学者が念頭にあるのかな(@_@;)

・則天武后と薛敖曹の淫行を描く『如意君伝』、台詞に『史記』の名場面が使われていて大爆笑(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-11-28

・『好色一代女』の粉本なのに日本古典文学大系『西鶴集』の解説は『痴婆子伝』を無視してる由(-"-)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-01-12

・駒田信二『私本・金瓶梅』を読んで、村松瑛『中国列女伝 三千年の歴史のなかで』を難ずる(@_@;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-12-19

・駒田信二『妖花伝』巻末「解説」、ラストシーンを誤読するなんて馬鹿ヾ(`◇´)ノ彡☆コノ!バカチンガァ!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-07-05

・駒田信二がよく使う〈呂の字を書く〉の意味が『好色の勧め ─「杏花天」の話─』で判明した(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-09-04

・駒田信二『艶笑植物事典』(文春文庫,1987)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-02-12

・駒田信二『艶笑人名事典』(文春文庫,1987)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-19

・駒田信二『艶笑いろはかるた』(文春文庫,1989)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-06-17

・駒田信二『艶笑動物事典』(文春文庫,1986)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-09-17
タグ:中国 小説
コメント(6) 
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コメント 6

tai-yama

金瓶梅の翻訳に役に立ちそう(笑)。
同学のある先輩がきっとすごいエロイ人っ!
by tai-yama (2022-03-24 00:03) 

ナベちはる

「教えてエロい人!」というワード、使う機会は滅多にないのでいつかは使ってみたいです(笑)
by ナベちはる (2022-03-24 01:29) 

middrinn

『水滸伝』の中のどの「戦闘の場面の描写」なのか、
tai-yama様のようなエロい人なら判りそう(^_^;)
by middrinn (2022-03-24 05:47) 

middrinn

最近ネット上で見かけなくなったので、一度ぐらいは、
ナベちはる様、使っとかなきゃと思いました(^_^;)
by middrinn (2022-03-24 05:55) 

yokomi

勉強は、その入口を見つけることが大切と知りました(^_^;)
by yokomi (2022-03-24 10:12) 

middrinn

学説史から入ることに小生はしてます(^_^;)
by middrinn (2022-03-24 15:30) 

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