210904読んだ本
読書の厄介なところは、『性語辞典』にも立項されていない言葉である〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
【読んだ本】
駒田信二『好色の勧め ─「杏花天」の話─』(ポケット文春,1971)所蔵本
読了(^o^)丿 中国のエロ小説で、主人公の封悦生が竜虎山の道士からもらった三子丹・飛燕散という
妙薬と古棠で道士から習った長亀久戦という房術を駆使するところが如何にも中国(^_^;) 駒田信二が
〈ひそかに風流本の「四大奇書」と呼んでいる〉『如意君伝』『痴婆子伝』『肉蒲団』『杏花天』、
「はじめの二書は文言[ぶんげん](わが国でいう漢文)の小説で、ともに明人の作。あとの二書は
清初のもので、ともに白話[はくわ](口語)の小説である。」(⌒~⌒) ちなみに、『如意君伝』と
『痴婆子伝』は下記の駒田信二『女は強く男も強い物語』(徳間文庫,1981)で読了済みv( ̄∇ ̄)ニヤッ
同書が「本話」の前に「入話[まくら]」が置かれている白話=口語の短篇小説に倣っていた如く、
本書も毎回ストーリーに入る前に中国の笑話や江戸時代のエロい小咄・川柳等の解説をしてる(^_^;)
・・・貞郷は両手で俊生の腰を抱きかかえ、かくて二人はしばらく「呂」の字を
書きつづけることに相成ります。/・・・
〈呂の字を書く〉なる表現、駒田信二のこの種の作品でよく見るけど、実は真剣に読んでいないため
説明を見落としたか、あるいは、説明を読んだけど忘れちゃったか、とにかくイミフ(@_@;) 試しに
柴田千秋編『性語辞典』(河出書房新社,1998)を見たけど、出てなかった(@_@;) しかし、本書を
読み進めていったら、次の件がヤッタネ!!(v゚ー゚)ハ(゚▽゚v)ィェーィ♪
・・・悦生は若蘭を抱きよせてその桜桃[さくらんぼ]のような唇に口を重ね、
甘い呂の字を書いたのでした。その呂の字の、口と口とをつなぐノは、はじめ
のうちは悦生の舌だったことはいうまでもありませんが、しばらくしてそれが
若蘭の舌にかわったとき、・・・
・則天武后と薛敖曹の淫行を描く『如意君伝』、台詞に史記の名場面が使われてたのには大爆笑(^_^;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-11-28
・『好色一代女』の粉本なのに日本古典文学大系『西鶴集』の解説は『痴婆子伝』を無視してる由(-"-)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-01-12
・駒田信二『私本・金瓶梅』を読んで、村松瑛『中国列女伝 三千年の歴史のなかで』を難ずる(@_@;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-12-19
・駒田信二『妖花伝』巻末「解説」、ラストシーンを誤読するなんて馬鹿ヾ(`◇´)ノ彡☆コノ!バカチンガァ!!
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-07-05
【読んだ本】
駒田信二『好色の勧め ─「杏花天」の話─』(ポケット文春,1971)所蔵本
読了(^o^)丿 中国のエロ小説で、主人公の封悦生が竜虎山の道士からもらった三子丹・飛燕散という
妙薬と古棠で道士から習った長亀久戦という房術を駆使するところが如何にも中国(^_^;) 駒田信二が
〈ひそかに風流本の「四大奇書」と呼んでいる〉『如意君伝』『痴婆子伝』『肉蒲団』『杏花天』、
「はじめの二書は文言[ぶんげん](わが国でいう漢文)の小説で、ともに明人の作。あとの二書は
清初のもので、ともに白話[はくわ](口語)の小説である。」(⌒~⌒) ちなみに、『如意君伝』と
『痴婆子伝』は下記の駒田信二『女は強く男も強い物語』(徳間文庫,1981)で読了済みv( ̄∇ ̄)ニヤッ
同書が「本話」の前に「入話[まくら]」が置かれている白話=口語の短篇小説に倣っていた如く、
本書も毎回ストーリーに入る前に中国の笑話や江戸時代のエロい小咄・川柳等の解説をしてる(^_^;)
・・・貞郷は両手で俊生の腰を抱きかかえ、かくて二人はしばらく「呂」の字を
書きつづけることに相成ります。/・・・
〈呂の字を書く〉なる表現、駒田信二のこの種の作品でよく見るけど、実は真剣に読んでいないため
説明を見落としたか、あるいは、説明を読んだけど忘れちゃったか、とにかくイミフ(@_@;) 試しに
柴田千秋編『性語辞典』(河出書房新社,1998)を見たけど、出てなかった(@_@;) しかし、本書を
読み進めていったら、次の件がヤッタネ!!(v゚ー゚)ハ(゚▽゚v)ィェーィ♪
・・・悦生は若蘭を抱きよせてその桜桃[さくらんぼ]のような唇に口を重ね、
甘い呂の字を書いたのでした。その呂の字の、口と口とをつなぐノは、はじめ
のうちは悦生の舌だったことはいうまでもありませんが、しばらくしてそれが
若蘭の舌にかわったとき、・・・
・則天武后と薛敖曹の淫行を描く『如意君伝』、台詞に史記の名場面が使われてたのには大爆笑(^_^;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2017-11-28
・『好色一代女』の粉本なのに日本古典文学大系『西鶴集』の解説は『痴婆子伝』を無視してる由(-"-)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-01-12
・駒田信二『私本・金瓶梅』を読んで、村松瑛『中国列女伝 三千年の歴史のなかで』を難ずる(@_@;)
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-12-19
・駒田信二『妖花伝』巻末「解説」、ラストシーンを誤読するなんて馬鹿ヾ(`◇´)ノ彡☆コノ!バカチンガァ!!
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-07-05
腰を呂の字の様に動かすと折れる~(笑)。
駒田信二さんだと「エロ」は「エ呂」になるのかも。
by tai-yama (2021-09-04 19:11)
腰は動かさないでしょ(^_^;) 呂の字の経験
が無くて知らないから・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
by middrinn (2021-09-04 19:31)
『性語辞典』、中身が気になります(笑)
by ナベちはる (2021-09-05 01:15)
用例が色々な作品から採られてて面白いですよ(^_^;)
by middrinn (2021-09-05 04:53)
若かったらもう一度勉強してもいいが
もうこの歳じゃその必要もなし。
いつも訪問 & nici! ありがとうございます。
by enosan (2021-09-05 08:48)
生涯学習の時代ですし、年齢を重ねることに
よって初めて解ることもありますよ(^o^)丿
by middrinn (2021-09-05 09:02)