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220122読んだ本

淡路島はナポレオン一世が流されたエルバ島のようなものだったりして〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
と思ったら、隠岐島に流されたのにナポレオンと同じように復位した天皇がいたな((;゚Д゚)ヒィィィィィ!

【読んだ本】

村尾次郎(日本歴史学会編集)『桓武天皇』(吉川弘文館人物叢書,1963→1987新装版)

「皇族の流刑地淡路島」という見出しで次の件が本書168頁にあってチト気になってしまった(@_@;)

    /淡路島は、佐渡や隠岐とはちがい、都にも近く、風光も美しい瀬戸内海の大島である。
    しかし、幽囚の人にとっては、近いも、美景もあったものではない。対岸にある須磨の関
    (摂津と播磨の国堺一の谷のあたりか)が天国と地獄との境目だ。そのために淳仁天皇は
    幽憤のはてに脱走して兵にかこまれて崩じ(七六五)、早良太子は島送りを拒絶する決意
    を護送途上での死によって示した(七八五)。・・・

桓武天皇は氷上川継事件でその母の不破内親王(聖武天皇の皇女)も淡路へ流罪としたけど(@_@;)
この頃に「須磨の関」のことを「天国と地獄との境目」などと表現したものがあったのかな(@_@;)
犬養孝『万葉の旅(下)山陽・四国・九州・山陰・北陸』(現代教養文庫,1964)の兵庫県の「明石
大門」の項には「こんにちの観光瀬戸内海も、人力で漕ぐ木造船に身をゆだねて四国・九州・大陸へ
とむかう万葉人にとっては、潮と波の恐れ以外のものではない。まして、明石海峡、〝夕されば潮を
満たしめ明けされば潮を干しむ〟時速一〇キロの流れの自然の脅威は往還につけての難関であり、
逆潮には潮待ちするほかない。」とあるように「明石海峡」が「難関」だからかな(@_@;) しかし、
和泉国や紀伊国から穏やかな紀淡海峡を渡って淡路へ行くルートを当時は採らなかったのか(@_@;)
タグ:歴史
コメント(10) 
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コメント 10

爛漫亭

 わたしは訪れたことはありませんが、淡路島には
淳仁天皇陵があります。他にも古墳らしき場所も
あったように思います。目の前にある島なので、
高貴な人の流刑地に適当だったのでしょうね。
by 爛漫亭 (2022-01-22 22:53) 

ナベちはる

時速一〇キロの流れは、かなり速い流れですよね。
泳いだり漕いでは勝てないと思います…
by ナベちはる (2022-01-23 01:18) 

middrinn

中川収『奈良朝政争史 天平文化の光と影』(教育社歴史新書,1979)を見ると、
爛漫亭様、藤原仲麻呂の乱後、淳仁天皇の兄の船親王は隠岐、同じく池田親王は
土佐に配流なのに、淳仁天皇が淡路なのは、その辺りの理由でしょうか(^_^;)
by middrinn (2022-01-23 07:28) 

middrinn

逃げられないということは淡路は、
ナベちはる様、流刑の適地(^_^;)
by middrinn (2022-01-23 07:31) 

df233285

「淡路島が古代流刑の地だ」という事自体、知らなかった。
驚いた。
鎌倉時代の一時期、関東御家人の長沼氏が守護か地頭で、
淡路の国と言われていたような気がする。

by df233285 (2022-01-23 07:51) 

middrinn

昔から淡路は国でしたけど、「淡路守」と
名乗った人、見た記憶が無いです(@_@;)
by middrinn (2022-01-23 08:30) 

美美

私は淡路島が流刑地だったことは知りませんでしたが
現代の島の人たちはどう思っているのか気になりました(^^;
引き続き不定期更新ですが
今年もよろしくお願いします。
by 美美 (2022-01-23 18:57) 

middrinn

淡路国は隠岐国や土佐国や伊豆国その他の国々と同様に、
単に流罪となった人々の移送・居住先にされたただけで、
そこにフツーの人々もフツーに住んでましたから、現在
の住人が流刑囚の子孫というわけではないです(^_^;)
源頼朝が流されていた伊豆国の現在の住人は観光名所と
考えてたりしそうですけど、どうなんですかね(^_^;)
by middrinn (2022-01-23 19:45) 

tai-yama

隠岐の島は半端なじゃい遠さと。フェリーには嘔吐の洗面器が
常備してあるし・・・。島自体も小さいし。
淡路島に本社を移した会社もあるけど、淡路島に御所を移せば
流刑になっても安心(笑)。
by tai-yama (2022-01-23 23:02) 

middrinn

淡路島に御所があったら誰も出仕が出来ないと思ったら、
中川収『奈良朝政争史 天平文化の光と影』(教育社歴史
新書,1979)に、称徳天皇の勅には「・・・多数の人々が
商人と偽って淡路の淳仁のところにおもむいているが、
今後いっさい禁止せよ・・・」という件がある由(^_^;)
by middrinn (2022-01-24 07:25) 

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