210405読んだ本【バカチン】
読書の厄介なところは、古典の文庫本は役に立たないものが多いことである〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)
注釈や解説の分量が単行本に比べて少ないんだから、当たり前のことだけどねオホホホ( ^^)/~~~~ ピシッ!
「首位・西武 予想外のロケットスタート チーム防御率2・50は投手王国誕生の予兆か」なる記事
が東スポWebにあるが、同率3位のオリは1・87ゆえ投手帝国?投手大国?オホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)
【読んだ本(バカチン)】
上坂信男(全訳注)『竹取物語』(講談社学術文庫,1978)所蔵本
有名だから今更ネタバレも何もないと思うので書くけど、『竹取物語』のラスト、帝が不死の薬等を
天に近い山に登って焼いてくるよう命じて兵士らを多数派遣し、その山を「富士の山」と命名して、
その煙、いまだ雲の中へ立ち昇るとぞ、言ひ伝へたる。
という一文で終わるが、〈富士山の噴煙、それは不死の薬を焼いた煙がいまだに立ち昇っているもの
なのである、と言い伝えている〉の意〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ つまり、『竹取物語』が書かれた
時点では、富士山は噴煙を出していたことになる( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚ ところが、本書巻末の「解説」には
次の一文が∑( ̄ロ ̄|||)ニャンですと!?
・・・/明確な成立年代は不明であるといいながら、おおよそは『古今集』成立の前後、
九世紀後半から十世紀前半にかけてのころと、・・・推定して誤りないであろう。/・・・
「『古今集』成立」の時点では、富士山は噴煙を出してねーんだよヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!
『古今和歌集』の仮名序に、富士山の噴煙に恋の思いを詠み込んできたけど、「今は富士の山の煙も
たたずなり[=今では恋の情熱を託した富士の煙も立たなくなり]」(奥村恆哉[校注]『新潮日本
古典集成 古今和歌集』[新潮社,1978])と記されていることも知らんのかオホホホ( ^^)/~~~~ ピシッ!
上坂信男は講談社学術文庫版『枕草子』でも感じたけど、和歌その他の基本的な知識が不足(@_@;)
野口元大(校注)『新潮日本古典集成 竹取物語』(新潮社,1979)を披いたら、「解説 伝承から文学
への飛躍」の「三 『竹取物語』の成立年代」に、ちゃんと書かれていたヤッタネ!!(v゚ー゚)ハ(゚▽゚v)ィェーィ♪
・・・/まず『大和物語』七十七段がある。これはさきにも触れたように、
現在の『竹取物語』の「天の羽衣」の段によったものと認められる。そして、
この[『大和物語』の]院の八月十五夜の宴は、延喜九年(九〇九)のこと
であったとする考証は認められてよい。そうすれば、この物語[=『竹取物語』]
の成立が、この年以前であることは確実である。/ついで、『古今集』仮名序を
見ると、かつては絶えることのなかった富士の煙が、現在は立たなくなってしまった
と言って、世の有為転変を嘆いている一節がある。この仮名序の成立は延喜五年の
日付けを信じてよい。『竹取物語』の結末は、富士の煙が今に絶えることなく
立ち昇っているというのだから、これが成立の時点で煙が立たなくなっていた
というのでは話にならない。従って、当然この記述をもつ『竹取物語』は、
『古今集』仮名序の成立以後に書かれたものではないことになる。/・・・
中河與一(訳注)『竹取物語 付 現代語訳』(角川文庫,1956)もついでに披いたら、「富士山は奈良
時代から平安時代にかけては噴火してゐた。」と脚注にヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ 上述の如く『古今和歌集』の
成立時には噴煙は出てなかったわけで、その後は、『更級日記』に噴煙目撃情報もあるけどね(^_^;)
中河與一は角川文庫で『伊勢物語』も訳してるけど、やはり作家の手による古典は使えない(@_@;)
次(↓)のなんかもそうだけど、欧米人が日本の古典について書いてるのも同様にダメだな(@_@;)
・お月様から「何見てんのよぉ~(-"-)」と言わ・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;昔の共立美容外科CМの美川憲一?
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-10-03
・上坂信男&神作光一&湯本なぎさ&鈴木美弥も石田穣二も辞書を引けヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-01-01
・清少納言の自慢話で肝心な点を解説せず、湯本なぎさと上坂信男は『枕草子』訳注者失格ヾ(`◇´)ノ
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-01-13
注釈や解説の分量が単行本に比べて少ないんだから、当たり前のことだけどねオホホホ( ^^)/~~~~ ピシッ!
「首位・西武 予想外のロケットスタート チーム防御率2・50は投手王国誕生の予兆か」なる記事
が東スポWebにあるが、同率3位のオリは1・87ゆえ投手帝国?投手大国?オホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)
【読んだ本(バカチン)】
上坂信男(全訳注)『竹取物語』(講談社学術文庫,1978)所蔵本
有名だから今更ネタバレも何もないと思うので書くけど、『竹取物語』のラスト、帝が不死の薬等を
天に近い山に登って焼いてくるよう命じて兵士らを多数派遣し、その山を「富士の山」と命名して、
その煙、いまだ雲の中へ立ち昇るとぞ、言ひ伝へたる。
という一文で終わるが、〈富士山の噴煙、それは不死の薬を焼いた煙がいまだに立ち昇っているもの
なのである、と言い伝えている〉の意〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ つまり、『竹取物語』が書かれた
時点では、富士山は噴煙を出していたことになる( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚ ところが、本書巻末の「解説」には
次の一文が∑( ̄ロ ̄|||)ニャンですと!?
・・・/明確な成立年代は不明であるといいながら、おおよそは『古今集』成立の前後、
九世紀後半から十世紀前半にかけてのころと、・・・推定して誤りないであろう。/・・・
「『古今集』成立」の時点では、富士山は噴煙を出してねーんだよヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!
『古今和歌集』の仮名序に、富士山の噴煙に恋の思いを詠み込んできたけど、「今は富士の山の煙も
たたずなり[=今では恋の情熱を託した富士の煙も立たなくなり]」(奥村恆哉[校注]『新潮日本
古典集成 古今和歌集』[新潮社,1978])と記されていることも知らんのかオホホホ( ^^)/~~~~ ピシッ!
上坂信男は講談社学術文庫版『枕草子』でも感じたけど、和歌その他の基本的な知識が不足(@_@;)
野口元大(校注)『新潮日本古典集成 竹取物語』(新潮社,1979)を披いたら、「解説 伝承から文学
への飛躍」の「三 『竹取物語』の成立年代」に、ちゃんと書かれていたヤッタネ!!(v゚ー゚)ハ(゚▽゚v)ィェーィ♪
・・・/まず『大和物語』七十七段がある。これはさきにも触れたように、
現在の『竹取物語』の「天の羽衣」の段によったものと認められる。そして、
この[『大和物語』の]院の八月十五夜の宴は、延喜九年(九〇九)のこと
であったとする考証は認められてよい。そうすれば、この物語[=『竹取物語』]
の成立が、この年以前であることは確実である。/ついで、『古今集』仮名序を
見ると、かつては絶えることのなかった富士の煙が、現在は立たなくなってしまった
と言って、世の有為転変を嘆いている一節がある。この仮名序の成立は延喜五年の
日付けを信じてよい。『竹取物語』の結末は、富士の煙が今に絶えることなく
立ち昇っているというのだから、これが成立の時点で煙が立たなくなっていた
というのでは話にならない。従って、当然この記述をもつ『竹取物語』は、
『古今集』仮名序の成立以後に書かれたものではないことになる。/・・・
中河與一(訳注)『竹取物語 付 現代語訳』(角川文庫,1956)もついでに披いたら、「富士山は奈良
時代から平安時代にかけては噴火してゐた。」と脚注にヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ 上述の如く『古今和歌集』の
成立時には噴煙は出てなかったわけで、その後は、『更級日記』に噴煙目撃情報もあるけどね(^_^;)
中河與一は角川文庫で『伊勢物語』も訳してるけど、やはり作家の手による古典は使えない(@_@;)
次(↓)のなんかもそうだけど、欧米人が日本の古典について書いてるのも同様にダメだな(@_@;)
・お月様から「何見てんのよぉ~(-"-)」と言わ・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;昔の共立美容外科CМの美川憲一?
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・上坂信男&神作光一&湯本なぎさ&鈴木美弥も石田穣二も辞書を引けヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!
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・清少納言の自慢話で肝心な点を解説せず、湯本なぎさと上坂信男は『枕草子』訳注者失格ヾ(`◇´)ノ
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やっぱり単行本のほうがページ数もあるし
沢山の情報を詰め込み安いんですかね、それに単行本が先に出るし!
by そら (2021-04-05 21:18)
単行本は定価が文庫本に比べて高いし、文庫本化の際に
単行本のミスは訂正されてたりすることもネック(^_^;)
by middrinn (2021-04-05 21:42)
富士山は貞観大噴火(864-866)というのが
あったそうですね。西湖、精進湖ができ、樹海の
溶岩台地が出来た時とのことです。その後、いつ
まで噴煙を上げていたんでしょうね。
by 爛漫亭 (2021-04-05 22:28)
チーム防御率が2.00を割っているとは。でも、3位。
打線が、昔の富士山並みの大爆発をすれば優勝できるかも。
今の富士山並みでは厳しかったり・・・・
by tai-yama (2021-04-05 23:48)
チーム防御率が良くても打てないと勝てないのも事実なので、打率が3割を余裕で超えるぐらいまで上がって欲しいなんて思います(笑)
by ナベちはる (2021-04-06 01:09)
古歌を博捜して、富士山の噴煙を詠んでいない歌で、
爛漫亭様、詠作時期が判れば、推定可能かも(^_^;)
by middrinn (2021-04-06 06:10)
山本由伸は1勝1敗で0.56、宮城大弥は2勝0敗で0.60ですから、
tai-yama様、大爆発しなくても噴煙が上げる程度で優勝(^^)
by middrinn (2021-04-06 19:58)
チーム打率が3割あれば独走優勝でしょうから、
ナベちはる様、2割4分ぐらいで御の字(^_^;)
毎年春先不調の吉田正尚が打ち始めれば(^o^)丿
by middrinn (2021-04-06 20:00)
うーん、凄いです。富士山の噴火履歴が古典の読解に役立つなんて(^_^)v 投手陣を賞賛するなら、やはりオリかと(^_^)v 王国、帝国、大国...その意味を小学校からきちっと教えるべきですね(^_^;)
by yokomi (2021-04-08 13:31)
気象と古典をテーマにした本もありますし、
yokomi様の天体の知識も古典読解の役に
立ちますよ(^^) ネームヴァリューでは、
楽天投手陣が上ですが、実力はオリ(^^)
by middrinn (2021-04-08 14:48)