210207読んだ本【18禁】
読書の厄介なところは、役に立つとは思えぬ知識まで増えることである〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
【読んだ本(18禁)】
駒田信二『艶笑植物事典』(文春文庫,1987)所蔵本
本書の「1 梅といえば唾がたまる」の「鶯宿梅[おうしゅくばい]」を説明した件の誤りを指摘し
(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-15 )、「菅公の飛梅」を説明した件
にも誤りありと指摘(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-02-02 )ヾ(`◇´)ノ
18禁の笑話は無表情でフーンと読み流してきたけど、「7 陰裏の豆もはじけ時」で笑っちった(^_^;)
・・・/裏口で女房が行水をしていると、にわかに雷が鳴りだした。あわてて
逃げようとしたところへ、ガラガラピシャリと雷が落ちてきたので、女房は
アッと叫んで気を失ってしまった。そこで雷は女房のそばへ寄り、そろそろと
いじりながら、/「これはやわらかで、よいものじゃわい」/と、だんだん指を
深くいれて楽しんでいると、雲の上から雷の子がそれを見て、/「うちの親父も、
年を取って目がわるくなったとみえる。臍はもっと上の方なのに……」/──
『落咄大寄[おとしばなしおおよせ]』(年代不詳)という小咄集にある話である。
『草刈籠』(一八三六)には、「おれは臍よりも、臍の下を取る」という雷の話も
ある。/・・・
先日取り上げたように「1 梅といえば唾がたまる」では『岩波古語辞典』を「ある古語辞典」などと
ぼかしてその記述の誤りを指摘していた本書だけど、「7 陰裏の豆もはじけ時」では「辞典の不備」
を名指しで指摘していた(´・_・`)
・・・/「ふりまら」の「ふり」とは、ふらふらとゆれるという意味ではなく、
勿論、英語のフリーでもない。
大部屋へ泊った夜鷹ふりで逃げ
という川柳でわかるように、「ふり」とは、ふんどしをしない状態をいう。
「大部屋」は武家屋敷の中間[ちゅうげん]などがたむろしている部屋。
そこへ泊った夜鷹が、次から次へと何人もの荒くれ男たちにその豆を提供して
くたくたになり、もはや身づくろいをする気力もなく「ふり」のまま、
ほうほうのていで逃げて行く、というのがこの句の意味である。/「ふり」は
また「むふん」ともいう。
木綿高値につき下女むふんなり
というのがそれである。「むふん」は無褌、ふんどし無しの意味である。
女相撲ならいざ知らず、女がふんどしをするはずはない。女に「むふん」とは
おかしいじゃないかって?なるほど『広辞苑』にも『岩波古語辞典』にも、
「ふんどし」は「男子の陰部を蔽いかくす布」としか書かれていない。だが、
それは辞典の不備であって、江戸時代には女のゆもじ(腰巻)のたぐいもやはり
ふんどしといったのである。/・・・
井上章一&関西性欲研究会『性の用語集』(講談社現代新書,2004)の巻末の「語彙索引」には無く、
柴田千秋編『性語辞典』(河出書房新社,1998)は立項も、女性器の方を(先に)載せてる( ̄◇ ̄;)
ふり【振り】 丸出しの陰部。㋑丸出しの女陰。ふりまん。むき身。むふん。
㋺丸出しの陰茎。ふりちん。ふるちん。ふりまら。
むふん【無褌】 むき出しの女陰。むき身。
【読んだ本(18禁)】
駒田信二『艶笑植物事典』(文春文庫,1987)所蔵本
本書の「1 梅といえば唾がたまる」の「鶯宿梅[おうしゅくばい]」を説明した件の誤りを指摘し
(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-01-15 )、「菅公の飛梅」を説明した件
にも誤りありと指摘(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2021-02-02 )ヾ(`◇´)ノ
18禁の笑話は無表情でフーンと読み流してきたけど、「7 陰裏の豆もはじけ時」で笑っちった(^_^;)
・・・/裏口で女房が行水をしていると、にわかに雷が鳴りだした。あわてて
逃げようとしたところへ、ガラガラピシャリと雷が落ちてきたので、女房は
アッと叫んで気を失ってしまった。そこで雷は女房のそばへ寄り、そろそろと
いじりながら、/「これはやわらかで、よいものじゃわい」/と、だんだん指を
深くいれて楽しんでいると、雲の上から雷の子がそれを見て、/「うちの親父も、
年を取って目がわるくなったとみえる。臍はもっと上の方なのに……」/──
『落咄大寄[おとしばなしおおよせ]』(年代不詳)という小咄集にある話である。
『草刈籠』(一八三六)には、「おれは臍よりも、臍の下を取る」という雷の話も
ある。/・・・
先日取り上げたように「1 梅といえば唾がたまる」では『岩波古語辞典』を「ある古語辞典」などと
ぼかしてその記述の誤りを指摘していた本書だけど、「7 陰裏の豆もはじけ時」では「辞典の不備」
を名指しで指摘していた(´・_・`)
・・・/「ふりまら」の「ふり」とは、ふらふらとゆれるという意味ではなく、
勿論、英語のフリーでもない。
大部屋へ泊った夜鷹ふりで逃げ
という川柳でわかるように、「ふり」とは、ふんどしをしない状態をいう。
「大部屋」は武家屋敷の中間[ちゅうげん]などがたむろしている部屋。
そこへ泊った夜鷹が、次から次へと何人もの荒くれ男たちにその豆を提供して
くたくたになり、もはや身づくろいをする気力もなく「ふり」のまま、
ほうほうのていで逃げて行く、というのがこの句の意味である。/「ふり」は
また「むふん」ともいう。
木綿高値につき下女むふんなり
というのがそれである。「むふん」は無褌、ふんどし無しの意味である。
女相撲ならいざ知らず、女がふんどしをするはずはない。女に「むふん」とは
おかしいじゃないかって?なるほど『広辞苑』にも『岩波古語辞典』にも、
「ふんどし」は「男子の陰部を蔽いかくす布」としか書かれていない。だが、
それは辞典の不備であって、江戸時代には女のゆもじ(腰巻)のたぐいもやはり
ふんどしといったのである。/・・・
井上章一&関西性欲研究会『性の用語集』(講談社現代新書,2004)の巻末の「語彙索引」には無く、
柴田千秋編『性語辞典』(河出書房新社,1998)は立項も、女性器の方を(先に)載せてる( ̄◇ ̄;)
ふり【振り】 丸出しの陰部。㋑丸出しの女陰。ふりまん。むき身。むふん。
㋺丸出しの陰茎。ふりちん。ふるちん。ふりまら。
むふん【無褌】 むき出しの女陰。むき身。
役に立つ知識も役に立たない知識も
平等に記憶からさらさらと消えてゆく方が
早くなって「えっと・・・ほら」という言葉が
増えた我が家の会話ですw
by ニッキー (2021-02-07 21:17)
中途半端に消去されて記憶がまだら状になるからでしょうか(^_^;)
by middrinn (2021-02-07 21:32)
女房に興味を持つとは・・・・熟女好きか?(笑)。
CMやテレビで"振り付け"とかあるけど、本当の意味は
丸出しで踊ることだったり。
by tai-yama (2021-02-07 22:51)
役に立たない知識、雑学になるならまだいいにしても雑学でもない知識は忘れたいですよね…(-ω-;)
by ナベちはる (2021-02-08 00:45)
「振り付け」まで、そーゆー解釈するとは、
tai-yama様も駒田信二並みにエロい(^_^;)
by middrinn (2021-02-08 06:01)
えてして、雑学にもならないような知識の方が、
ナベちはる様、記憶に残っちゃいますね(^_^;)
by middrinn (2021-02-08 06:03)
知識が増える事はいい事じゃないですかね
私などはすぐ忘れるけど(^^;
by そら (2021-02-08 06:44)
記憶力には限界があるから、なるべく役に立つ知識がいいかと(^_^;)
by middrinn (2021-02-08 06:52)