200105読んだ本
17歳年下から17歳年上まで、この男の守備範囲の広さは、ゴールデングラブ賞ものやね( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚
目が覚めると昨日の胃痛は消えていたが頭痛が・・・体内を移動するな(ノ ̄皿 ̄)ノナンヤネン!┫:・’
【読んだ本】
片桐洋一『古今和歌集全評釈(中)』(講談社学術文庫,2019)所蔵本
阿部俊子(全訳注)『伊勢物語(上)』(講談社学術文庫,1979)を基本テキストに、片桐洋一&福井
貞助&高橋正治&清水好子(校注・訳)『新編日本古典文学全集12 竹取物語 伊勢物語 大和物語 平中
物語』(小学館,1994)の福井貞助による校注・訳、石田穣二(訳注)『新版 伊勢物語 付現代語訳』
(角川文庫,1979)、森野宗明(校注・現代語訳)『伊勢物語』(講談社文庫,1972)、中河與一
(訳注)『伊勢物語 付 現代語訳』(角川文庫,1953)等で補いつつ、『伊勢物語』をチンタラと読む
キャンペーンの第4回ヤッタネ!!(v゚ー゚)ハ(゚▽゚v)ィェーィ♪ 第四段も『古今和歌集』の在原業平の歌の詞書と
ほぼ同じ内容ゆえ、小町谷照彦(訳注)『古今和歌集』(ちくま学芸文庫,2010)の訳を引く(⌒~⌒)
五条后(藤原順子)の御住まいの西の対の屋に住んでいた人に、
思うにまかせぬまま通っていたところ、正月の十日過ぎに、
よそに隠れてしまった。居場所は聞いていたが、便りもできないで、
翌年の春、梅の花が盛りで、月の美しかった夜、去年のことを恋しく思って、
あの西の対の屋に行って、月が傾くまで、人気[ひとけ]もなくがらんとした
板敷に横たわって詠んだ歌
月やあらぬ春や昔の春ならぬ我が身一つはもとの身にして
この月は去年と同じではないのか。梅の花が咲くこの春の景色は去年と同じではないのか。
あの人がいない今、この私の身だけはもとのままの身で、すべてが変ってしまったように
思われる。
ほぼ同じと書いたけど、『伊勢物語』には、西の対の屋は「去年に似るべくもあらず」(阿部俊子は
「去年と似たような感じさえもするはずもない」と訳)という件があって、この歌の二つの「や」は
疑問か反語かという大昔からの論点において(小町谷照彦の上記訳は疑問説に立ったもの)、同件は
疑問説に有利に働くと愚考するので、『伊勢物語』の同歌に関しては疑問説を採用すべきかと(^_^;)
さて、『古今和歌集』の同歌の詞書に対して本書が鋭いツッコミを入れていたオホホホ( ^^)/~~~~ ピシッ!
・・・また仮にも五条の后の宮の御殿であるのに、女主人公が居ないというだけで、
「あばらなる」状態になっていたというのもおかしい。さらにその五条の后の御殿に、
男がのこのこ入って行って、朝まで簀子(縁側)に伏していたというのも現実的でない。
・・・
言われてみれば、たしかに( ̄◇ ̄;) 更に、本書は「なお、この后の宮の西の対にいた人を二条の后
[藤原高子]と見るのが通説であるが、直ちに従えない。」とも指摘しているけど、大爆笑したのは
【注釈史・享受史】の項(⌒~⌒) なお、句読点が変だが、原文ママである(^_^;)
五条院に后の父藤原冬嗣が住んでいたと考えれば、西の対に住んでいたのは、五条の后
順子その人だと考えたのであろうか。平安末期に平康頼が書いた。『宝物集』巻五
(新日本古典文学大系二一六ページ)には、四十二歳の五条の后が二十五歳の在原業平と
密通していたという伝承を伝えている。また鎌倉時代を代表する『伊勢物語』の注釈書
である『和歌知顕集』や、鎌倉時代末期か南北朝時代には成立していたと思われる
『伊勢源氏十二番女合』(共に拙著『伊勢物語の研究(資料篇)』所収)などでも、
五条の后順子を業平の年齢差のあるユニークな恋人としている。
在原業平よりも藤原高子は17歳年下だけど、逆に17歳年上の藤原順子とねぇ∑( ̄ロ ̄|||)ニャンと!?
・『伊勢物語』が描く「みやび」( https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-12-28 )、
日本文化として脈々と受け継がれているとされるがイタリア人こそが「みやび」・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-12-29
目が覚めると昨日の胃痛は消えていたが頭痛が・・・体内を移動するな(ノ ̄皿 ̄)ノナンヤネン!┫:・’
【読んだ本】
片桐洋一『古今和歌集全評釈(中)』(講談社学術文庫,2019)所蔵本
阿部俊子(全訳注)『伊勢物語(上)』(講談社学術文庫,1979)を基本テキストに、片桐洋一&福井
貞助&高橋正治&清水好子(校注・訳)『新編日本古典文学全集12 竹取物語 伊勢物語 大和物語 平中
物語』(小学館,1994)の福井貞助による校注・訳、石田穣二(訳注)『新版 伊勢物語 付現代語訳』
(角川文庫,1979)、森野宗明(校注・現代語訳)『伊勢物語』(講談社文庫,1972)、中河與一
(訳注)『伊勢物語 付 現代語訳』(角川文庫,1953)等で補いつつ、『伊勢物語』をチンタラと読む
キャンペーンの第4回ヤッタネ!!(v゚ー゚)ハ(゚▽゚v)ィェーィ♪ 第四段も『古今和歌集』の在原業平の歌の詞書と
ほぼ同じ内容ゆえ、小町谷照彦(訳注)『古今和歌集』(ちくま学芸文庫,2010)の訳を引く(⌒~⌒)
五条后(藤原順子)の御住まいの西の対の屋に住んでいた人に、
思うにまかせぬまま通っていたところ、正月の十日過ぎに、
よそに隠れてしまった。居場所は聞いていたが、便りもできないで、
翌年の春、梅の花が盛りで、月の美しかった夜、去年のことを恋しく思って、
あの西の対の屋に行って、月が傾くまで、人気[ひとけ]もなくがらんとした
板敷に横たわって詠んだ歌
月やあらぬ春や昔の春ならぬ我が身一つはもとの身にして
この月は去年と同じではないのか。梅の花が咲くこの春の景色は去年と同じではないのか。
あの人がいない今、この私の身だけはもとのままの身で、すべてが変ってしまったように
思われる。
ほぼ同じと書いたけど、『伊勢物語』には、西の対の屋は「去年に似るべくもあらず」(阿部俊子は
「去年と似たような感じさえもするはずもない」と訳)という件があって、この歌の二つの「や」は
疑問か反語かという大昔からの論点において(小町谷照彦の上記訳は疑問説に立ったもの)、同件は
疑問説に有利に働くと愚考するので、『伊勢物語』の同歌に関しては疑問説を採用すべきかと(^_^;)
さて、『古今和歌集』の同歌の詞書に対して本書が鋭いツッコミを入れていたオホホホ( ^^)/~~~~ ピシッ!
・・・また仮にも五条の后の宮の御殿であるのに、女主人公が居ないというだけで、
「あばらなる」状態になっていたというのもおかしい。さらにその五条の后の御殿に、
男がのこのこ入って行って、朝まで簀子(縁側)に伏していたというのも現実的でない。
・・・
言われてみれば、たしかに( ̄◇ ̄;) 更に、本書は「なお、この后の宮の西の対にいた人を二条の后
[藤原高子]と見るのが通説であるが、直ちに従えない。」とも指摘しているけど、大爆笑したのは
【注釈史・享受史】の項(⌒~⌒) なお、句読点が変だが、原文ママである(^_^;)
五条院に后の父藤原冬嗣が住んでいたと考えれば、西の対に住んでいたのは、五条の后
順子その人だと考えたのであろうか。平安末期に平康頼が書いた。『宝物集』巻五
(新日本古典文学大系二一六ページ)には、四十二歳の五条の后が二十五歳の在原業平と
密通していたという伝承を伝えている。また鎌倉時代を代表する『伊勢物語』の注釈書
である『和歌知顕集』や、鎌倉時代末期か南北朝時代には成立していたと思われる
『伊勢源氏十二番女合』(共に拙著『伊勢物語の研究(資料篇)』所収)などでも、
五条の后順子を業平の年齢差のあるユニークな恋人としている。
在原業平よりも藤原高子は17歳年下だけど、逆に17歳年上の藤原順子とねぇ∑( ̄ロ ̄|||)ニャンと!?
・『伊勢物語』が描く「みやび」( https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-12-28 )、
日本文化として脈々と受け継がれているとされるがイタリア人こそが「みやび」・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-12-29
17歳年上の女房は(^^;
年下でも17歳差だと私は無理かなぁ
ちなみにウチの妻、7歳年下です(^^;
by そら (2020-01-05 13:13)
17歳年下の愛人とかならありそう(^_^;)
お嬢様の来週の成人式の振袖をキャッシュ
で支払われた伝説の奥様、お若い( ̄◇ ̄;)
by middrinn (2020-01-05 15:38)
17歳下から17歳上まで(°_°)
守備範囲が広すぎてある意味尊敬しちゃいます^^
だって下ならまだわかるけど上は自分が33歳だと
相手は50歳ですよぉ(*_*)
うん、私には絶対に下も上も無理w
by ニッキー (2020-01-05 20:01)
思うに、年上でも年下でも、長続きしないかと(^_^;)
年下であっても、60歳の時にまだ43歳はねぇ(@_@;)
by middrinn (2020-01-05 20:36)
業平\(^o^)/
伊勢物語と古今集、楽しんでらっしゃいますね(^^)
自分は、毎年この時期はスキージャンプとアメフトで手一杯。
さらにこの冬は高校ラグビーまで手を出したのでアップアップ(^^;)
by enokorogusa (2020-01-05 21:56)
友達のお母さんと結婚したペタジーニの例もあるので・・・
17歳年上だと還暦超えてしまう~。でも、吉永小百合さんなら
アリかも。
by tai-yama (2020-01-05 23:15)
プラスマイナスで17歳までOKは、守備範囲が広すぎますね(^^;
by ナベちはる (2020-01-06 01:10)
17歳の差は年齢を重ねれば、なんてこてないのではと
思ってしまいます(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾。
0歳と17歳、3歳と20歳って赤ちゃんと青春で
スッゴイ差ですが
83歳と100歳ってなってくると、
なぁんだか同じような気がするのは私だけ?(*´Д`)?
by mirro (2020-01-06 02:58)
『伊勢物語』というよりは『古今和歌集』を読むになりつつありますけどね(^_^;)
enokorogusa様は片桐洋一『古今和歌集全評釈(上)』を今お読みのはず(¬。¬ )
by middrinn (2020-01-06 06:59)
検索しようとすると、「ペタジーニ 離婚」と入力補助ワードが(^_^;)
tai-yama様と同様、サユリストだった時代も何十年前にはありました(..)
by middrinn (2020-01-06 07:02)
ですよねぇ(^_^;) 特に、17歳年上なんて、
ナベちはる様も思いもよらないのでは^_^;
by middrinn (2020-01-06 07:04)
ナルホド( ̄◇ ̄;) たしかに83歳と100歳なら(^_^;)
mirro様、でも、そこに辿り着くのが難しそう(^_^;)
by middrinn (2020-01-06 07:05)
明けましておめでとうございます^^
今年もよろしくお願いいたします<(__)>
まだHP作りに忙しく旅の後始末に忙しく(=”=
本日はご挨拶のみにて失礼します<(__)>
by mimimomo (2020-01-06 12:14)
あけましておめでとうございます(^^)
本年も宜しくお願い申し上げます(^^)
旅のお写真を楽しみにしてます(^o^)丿
by middrinn (2020-01-06 17:07)
20の頃なら+17はあーりかと(^_^;) 40での-17もあーりかと(^_^)v でも60での+17は、老母後も介護生活が続きそうなので、財産目当てでもご遠慮です(^_^;)
by yokomi (2020-01-08 10:52)
17歳も離れると、話題や価値観などギャップ
が大きいから色々大変だと思いますよ(^_^;)
by middrinn (2020-01-08 11:02)