180308読んだ本&昨日買った本
毎度おなじみのことだけど、セール終わってから今月末期限のポイント付与されるのがなぁ(ノ_-;)ハア…
【昨日買った本&読んだ本】
深沢眞二&深沢了子編『芭蕉・蕪村 春夏秋冬を詠む 秋冬編』(三弥井古典文庫,2016)
巻末に「歌句索引」(=「和歌・発句・その他、初句索引」)があるので注文も、1371円「良い」(..)
こっちはアマゾンに同時出品されているのよりは安かったけど、鉛筆による書き込み、折れの他にも、
染みや湿気による歪みがあるので、チト高いぞ(+_+) 「はじめに」に記されてるけど、大学教員である
両著者がテキストとしても使えるよう執筆したらしく、本書にもテーマ(秋は紅葉付鹿、月、砧、虫、
秋の暮、冬は時雨、雪、枯野、冬籠り、年の暮となっている)ごとに「レポートのために」なる課題も
設けられているし、この鉛筆による書き込みも受講生によるものと思われ、その点では何かしら参考に
なるかもしれないので、ソレは許容範囲だけど(^_^;) ただ、書き込みは一部のテーマに限られてる点、
それに、例えば、句中の「笠」という語に丸印を付けて「 ← 頭にかぶる」と書き込んでるなど、この
レヴェルなら役に立たないかも(-ω-、) 最近の大学生のレヴェルに今更驚かねーけどC= (-。- ) フゥー
とまれ、みどりん蔵書への転入生なので歓迎会を開いた(^^) 目に留まったのは、「枯野」のところの
藤原実方の話(^^) 百人一首にも入った藤原実方だが、藤原行成と口論になり、その冠をむしり取って
投げ棄てて逃げちゃった、という有名な説話も紹介する(^^) その一部始終を目撃していた一条天皇は
被害者である藤原行成の余裕な態度に感じ入って、蔵人頭に任命する一方で、加害者の藤原実方には、
「歌枕を見て参れ」として陸奥守に任命して、遠国に飛ばしちゃったんだけどね((;゚Д゚)ヒィィィィィ!
なぜ実方と行成が口論したか、については、また別の説話として語られている。
東山の桜狩りに出かけてにわか雨にあった実方が、
桜がり 雨はふりきぬ おなじくは ぬるとも花の かげにやどらん
(桜狩りを楽しんでいる折、雨が降り出した。どうせ濡れるのであれば、
花の下で雨宿りすることにしよう。)
と詠んで、桜の花の木の下で雨に濡れていたということがあった。行成はそのことを
聞いて、「歌は面白し、実方はをこなり」(この歌は良い。でも、実方はバカだ)と
評し、実方の遺恨を買ったというのである(『撰集抄』巻八第十九話)。
この説話も有名だけど、「ちょっと、一言いいですか?」(._+ )☆ヾ( ̄ヘ ̄; )ソネブロ内輪ギャグ!
第五句が少し異なるけど、拾遺集に「よみ人しらず」で入ってる事実に触れてない(歌番号50)(-"-)
桜狩 雨は降りきぬ おなじくは 濡るとも花の 影に隠れむ
小町谷照彦(校注)『新日本古典文学大系7 拾遺和歌集』(岩波書店,1990)の訳も引いておくと、
桜狩をしていたら、雨が降ってきた。同じことならば、濡れてもよいから、
花の蔭に隠れよう。
勿論、同書の脚注には「撰集抄八などに、藤原実方をめぐる説話として伝えられる。」とあるよ(^^)
この拾遺集の方のは、藤原定家の秀歌撰『八代抄』(樋口芳麻呂&後藤重郎[校注]『定家八代抄~
続王朝秀歌選(上)』[岩波文庫,1996])にも入り、藤原定家の歌論書『近代秀歌』『詠歌大概』
(橋本不美男&有吉保&藤平春男[校注・訳]『新編日本古典文学全集87 歌論集』[小学館,2002])
でも取り上げてるし、川口久雄全訳注『和漢朗詠集』(講談社学術文庫,1982)等にも入る秀歌(^^)
けど、「藤原実方集」にも入ってないそうで、誰も藤原実方の歌とは思ってないみたいだけど(^_^;)
以上を調べてたら、一番信頼してる石田吉貞『百人一首評解』(有精堂,1956)に2つミス発見(;_;)
東山の桜狩に詠んだ「桜がり雨はふり来ぬ同じくはぬるとも花の蔭にやどらむ」
(拾遺集巻一)を藤原行成が悪評したので、ふくむ所があったが、・・・
ちなみに、藤原実方は陸奥で客死しちゃうんだけど、『古事談』に載る有名な説話も本書は紹介(^_^;)
実方中将、蔵人頭に補せざるを怨みて、雀に成りて殿上の小台盤に居り、と云々。
(実方中将は、蔵人頭に任命されなかったことを恨んで、雀になって宮中の小台盤(上級
公卿の食事するところ)にいる、とかいうことだ。)
もしかしたら、拙宅に来てくれるスズメちゃんの中に藤原実方の末裔が混じってるかもヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
プロフィールも一部修正したように本書を奨めているわけではない(^_^;) 一日中雨でチト寒いね(+_+)
【昨日買った本&読んだ本】
深沢眞二&深沢了子編『芭蕉・蕪村 春夏秋冬を詠む 秋冬編』(三弥井古典文庫,2016)
巻末に「歌句索引」(=「和歌・発句・その他、初句索引」)があるので注文も、1371円「良い」(..)
こっちはアマゾンに同時出品されているのよりは安かったけど、鉛筆による書き込み、折れの他にも、
染みや湿気による歪みがあるので、チト高いぞ(+_+) 「はじめに」に記されてるけど、大学教員である
両著者がテキストとしても使えるよう執筆したらしく、本書にもテーマ(秋は紅葉付鹿、月、砧、虫、
秋の暮、冬は時雨、雪、枯野、冬籠り、年の暮となっている)ごとに「レポートのために」なる課題も
設けられているし、この鉛筆による書き込みも受講生によるものと思われ、その点では何かしら参考に
なるかもしれないので、ソレは許容範囲だけど(^_^;) ただ、書き込みは一部のテーマに限られてる点、
それに、例えば、句中の「笠」という語に丸印を付けて「 ← 頭にかぶる」と書き込んでるなど、この
レヴェルなら役に立たないかも(-ω-、) 最近の大学生のレヴェルに今更驚かねーけどC= (-。- ) フゥー
とまれ、みどりん蔵書への転入生なので歓迎会を開いた(^^) 目に留まったのは、「枯野」のところの
藤原実方の話(^^) 百人一首にも入った藤原実方だが、藤原行成と口論になり、その冠をむしり取って
投げ棄てて逃げちゃった、という有名な説話も紹介する(^^) その一部始終を目撃していた一条天皇は
被害者である藤原行成の余裕な態度に感じ入って、蔵人頭に任命する一方で、加害者の藤原実方には、
「歌枕を見て参れ」として陸奥守に任命して、遠国に飛ばしちゃったんだけどね((;゚Д゚)ヒィィィィィ!
なぜ実方と行成が口論したか、については、また別の説話として語られている。
東山の桜狩りに出かけてにわか雨にあった実方が、
桜がり 雨はふりきぬ おなじくは ぬるとも花の かげにやどらん
(桜狩りを楽しんでいる折、雨が降り出した。どうせ濡れるのであれば、
花の下で雨宿りすることにしよう。)
と詠んで、桜の花の木の下で雨に濡れていたということがあった。行成はそのことを
聞いて、「歌は面白し、実方はをこなり」(この歌は良い。でも、実方はバカだ)と
評し、実方の遺恨を買ったというのである(『撰集抄』巻八第十九話)。
この説話も有名だけど、「ちょっと、一言いいですか?」(._+ )☆ヾ( ̄ヘ ̄; )ソネブロ内輪ギャグ!
第五句が少し異なるけど、拾遺集に「よみ人しらず」で入ってる事実に触れてない(歌番号50)(-"-)
桜狩 雨は降りきぬ おなじくは 濡るとも花の 影に隠れむ
小町谷照彦(校注)『新日本古典文学大系7 拾遺和歌集』(岩波書店,1990)の訳も引いておくと、
桜狩をしていたら、雨が降ってきた。同じことならば、濡れてもよいから、
花の蔭に隠れよう。
勿論、同書の脚注には「撰集抄八などに、藤原実方をめぐる説話として伝えられる。」とあるよ(^^)
この拾遺集の方のは、藤原定家の秀歌撰『八代抄』(樋口芳麻呂&後藤重郎[校注]『定家八代抄~
続王朝秀歌選(上)』[岩波文庫,1996])にも入り、藤原定家の歌論書『近代秀歌』『詠歌大概』
(橋本不美男&有吉保&藤平春男[校注・訳]『新編日本古典文学全集87 歌論集』[小学館,2002])
でも取り上げてるし、川口久雄全訳注『和漢朗詠集』(講談社学術文庫,1982)等にも入る秀歌(^^)
けど、「藤原実方集」にも入ってないそうで、誰も藤原実方の歌とは思ってないみたいだけど(^_^;)
以上を調べてたら、一番信頼してる石田吉貞『百人一首評解』(有精堂,1956)に2つミス発見(;_;)
東山の桜狩に詠んだ「桜がり雨はふり来ぬ同じくはぬるとも花の蔭にやどらむ」
(拾遺集巻一)を藤原行成が悪評したので、ふくむ所があったが、・・・
ちなみに、藤原実方は陸奥で客死しちゃうんだけど、『古事談』に載る有名な説話も本書は紹介(^_^;)
実方中将、蔵人頭に補せざるを怨みて、雀に成りて殿上の小台盤に居り、と云々。
(実方中将は、蔵人頭に任命されなかったことを恨んで、雀になって宮中の小台盤(上級
公卿の食事するところ)にいる、とかいうことだ。)
もしかしたら、拙宅に来てくれるスズメちゃんの中に藤原実方の末裔が混じってるかもヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
プロフィールも一部修正したように本書を奨めているわけではない(^_^;) 一日中雨でチト寒いね(+_+)
ポイント付与の期限がもう少し延びると嬉しいんですけどねぇ(⌒-⌒; )
うちの近所のスズメにも藤原実方の末裔がいるかも( ^ω^ )
今度じっくり見てみます=(^.^)=→見てわかるとは思えないけどw
by ニッキー (2018-03-08 21:25)
こんばんは。
書き込みがあるのはパスですね。
できれば帯があるものを選びたいです。
by センニン (2018-03-08 21:30)
「かくとだに えやは伊吹の さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを」と
スズメちゃんの前で詠じて、もし反応したら藤原実方の末裔かも(^_^;)
by middrinn (2018-03-08 21:51)
帯があると高く転売できるのかもしれませんが、
古本で購入した際、帯はほぼ捨ててますね^_^;
帯で隠れてた部分は汚れてないのは歓迎(^_^;)
by middrinn (2018-03-08 21:55)
yahooも期限が一週間とかの
期間限定ポイントをちょこちょこと付けてきますね
by ぽちの輔 (2018-03-09 06:11)
読んでいたら、花札(百人一首でなくて)で遊びたくなりました。
パソコンか、スマホのゲームに、なんか有りそう、でも紙がイイ!
チーズ蕎麦に適切なコメントありがとうございます。爆!爆!爆!
by hanamura (2018-03-09 06:14)
yahooのは期限が短い上に、そもそもいつポイントが付与されるのか
見当がつかないのでマジ使い勝手悪くて、ポイント捨ててます^_^;
by middrinn (2018-03-09 06:16)
チーズ蕎麦はホントに「あとひく美味さ!」なんですかね^_^;
帰静に備えて色々と御多忙なとこ恐縮恐惶でありますm(__)m
by middrinn (2018-03-09 06:20)
ポイント期限が短いものがあると、利用するために購入しています(^_^;)
それも安いものだけ(笑)
by green_blue_sky (2018-03-09 07:06)
流石お小遣い10円(^_^;) 写真を観て思い出がよみがえるよう
アングル等を考慮して撮影されている由、ナルホドでした(^^)
by middrinn (2018-03-09 07:22)
作家の猫を読みました^^
やっぱり時代が違うから、猫との接し方も今とはだいぶ違うよな~って思いながら興味深く読みました^^
でも、わたしが小さい頃に暮らした猫との関係にも似てるところがあって、懐かしく思うところもあったわ♪
by リュカ (2018-03-09 10:29)
速っ! もうお読みになられましたか(゚ロ゚;)マジ!?
速いのが取り柄、岡本信人くん!みたい^_^;
接し方、関係性が昔と変ったのは猫さんの方も
変わったから・・・とかもあるのかしら(^_^;)
by middrinn (2018-03-09 10:41)
深沢眞二どこかで聞いた名前?古い友人に今度尋ねてみよう。
実方?よみ人しらず?の歌いいですね。歌の背景に諸説ある事を知りました。行成と実方の関係性も面白い。画像認証番号?も面白い。
by Boss365 (2018-03-09 11:38)
よみ人しらずの歌が発展する形で説話が作られたのか、説話が
作られる過程でよみ人しらずの歌が利用されたか、謎です^_^;
Boss365様とボスママ様と小太郎様(すもも様のお兄様?)の
コメント欄での遣り取りも毎日メチャ愉しく拝読してます(^^)
by middrinn (2018-03-09 11:58)
ぷくぷくふゆすずめ(*´ω`*)
熊谷勝さんの写真集、めっちゃ可愛ゅすで~~
古書にはなんら関係なく。。
by suzu* (2018-03-09 16:09)
写真集の情報、ありがとうございますm(__)m
『すずめ日誌』と『LOVELY 愛らしい鳥たち』
ともに青菁社(2016年)と__φ( ̄^ ̄ )メモメモ
ホームパーティーの御準備o(-`д´- o)ガンバッテ!!
by middrinn (2018-03-09 17:19)
私は良い歌だと思いますけどねぇ!
by そら (2018-03-09 18:56)
同じく雨に濡れるなら桜の木の下で云々というのは、
花(特に、桜)が好きな人にはたまらん歌かと(^^)
by middrinn (2018-03-09 19:12)
ポイント、そうですよね。
私も何時もタイミングを逃しています(^^;
by 美美 (2018-03-09 19:15)
冒頭に書いたセール終了後の昨日付与された「今月末期限のポイント」ですが、
「※2018年3月末日を持ちまして、誠に勝手ながらボーナス福引を終了させて
いただきます。長らくご愛護いただき、ありがとうございました。」と告知が
出ちゃいました(;_;) みどりんがブー垂れたから・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;アホか!
美美様がオナガを撮ろうと懸命にカメラを向けてる姿は可愛いでしょうね(^^)
by middrinn (2018-03-09 19:28)