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171119読んだ本

シジュウカラがサルスベリの上で虫を食べてたが嘴に比べ虫が大きすぎるせいか悪戦苦闘してた(^_^;)
いずれ足も使って食べるようになるのかしら(@_@) 人類が二足歩行を開始したのは画期的だったな(^^)
2ヵ月前は「アクセス解析」は過去2年分を見ることができたのに、いつのまにか過去1年分に(´・_・`)

【読んだ本】

百目鬼恭三郎『奇談の時代』(朝日文庫,1981)所蔵本

枕元に常備の本書を読んでいて、杉本苑子『今昔物語ふぁんたじあ』(講談社文庫,1978)の各篇の
元ネタと思しき説話も紹介されていたので、メモっておく(^^) 同書の「怪力」について〈越後では
名の知られた力持ちで「腹くじり」の春王と呼ばれる男が近く宮中で催される角力の節会に参加する
ため都へと上る途中、尋常でない力を持った「高島の大井子」を偶々目撃し、なかなか魅力ある女性
だったので、ちょっと粉をかけてみたところ・・・(^_^;) ネットで少し検索した限りでは、元ネタは
古今著聞集ではないかと(@_@) 〉と「171018読んだ本」に書いたけど、本書(人異篇 第一 12 大力
の一)にも、古今著聞集に載る当該話が紹介され、「相撲節は、毎年七月天皇が宮中で相撲を御覧に
なる儀式であった。」云々と相撲節の解説に加えて、その後に真髪の成村と海の常世との「相撲節で
もっとも有名な勝負」を今昔物語から紹介していたよ(^^) 続いて、同書の「待ちぼうけ」について
〈亡くなった文徳天皇の墓所を決める役目を命じられた大納言・安部安仁は、あちこち見て歩いた末
やっと木幡の里の山際によい場所を見付けて帰京する途中、その一行の中の、地相を占って適当な
浄地を選定する直接の係である陰陽師の慈岳川人が近寄ってきて、安部の耳元に「大変なしくじりを
しでかしました。陵の選定を誤ったのです。土地の地神が怒って、追いかけてきますッ」と告げた
ところから始まって、メチャ惹き込まれる面白い短篇小説だった(^^) 隠れてる2人を「地神」たちが
探してるシーンとか最高(^^) ネットで検索した限りでは、今昔物語の元ネタに、登場人物を加えて、
その真相を創作してる(^。^;) 〉と「171022読んだ本&買った本」に記したが、本書(人異篇 第一 8
術の二)は今昔物語の元ネタを紹介した上で、「もとはといえば、御陵設定に当たっての陰陽師の
儀法に手落ちがあったために、地神を怒らせたのだから、[滋岳←ママ]川人が大納言に恩を着せる
のもおかしな話だが、安倍安仁と川人らが文徳天皇の御陵を定めにいったことは『三代実録』にも
出ていて事実なのである。」(゚o゚;) 本書の内容を忘れていたから、同書を愉しく読めたのかも^_^;

セーター初着用^_^; やるべきことが今週も出来ず(´;ω;`) ブログ更新してる場合じゃねーぞ(+_+)
タグ:説話
コメント(10) 
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コメント 10

hatumi30331

気になる・・・
何の刃? なんでしょうね?
私もずっと気になってます。(笑)
by hatumi30331 (2017-11-20 08:35) 

yakko

おはようございます。
「読んだ本」の解説を読ませていただいております。勉強になります。
by yakko (2017-11-20 08:37) 

middrinn

ですよねぇ~(^_^;)
hatumi30331様の眼を通して、
意外に気になるものが溢れてることに気付かされます(^^)
「日立の樹」のテレビCM状態です(@_@;)
by middrinn (2017-11-20 08:42) 

middrinn

yakko様の雰囲気のある記事を
小生も愉しく拝見拝読させて頂いております(^^)
高知は訪れたことないですし^_^;
by middrinn (2017-11-20 08:45) 

リュカ

写真の整理がおいつかず
旅ブログが止まってます!(笑)
違うネタいれてごまかしてるけどww
by リュカ (2017-11-20 09:48) 

middrinn

リュカ様の書かれたものなら何でも、皆様、大歓迎です(^o^)丿ハーイ!
でも、丹後の話、♪まだかなo(^-^ o )(o ^-^)oまだかな♪
とシツコク催促しちゃったりなんかして(^_^;)
by middrinn (2017-11-20 17:09) 

green_blue_sky

仕事の本だけで小説を1年以上読んでいないです(^_^;)
by green_blue_sky (2017-11-20 18:31) 

middrinn

green_blue_sky様の「青空と緑の下で」、
紅葉・黄葉に惹かれて今回は訪問したのですが、TVの前に座って
green_blue_sky様を観察するミッキー様がメチャ可愛いですね(^_^;)
たとえお仕事でも本を読まれているのは大したものですよ(^^)
by middrinn (2017-11-20 18:41) 

センニン

こんばんは。
百目鬼さんは筒井康隆さんが作品の中で目の敵のように書いていたように思いますが、まあ一種の演出でしょうね。
『歯と爪』、今日取り上げました。
内容は忘れていますが。
by センニン (2017-11-20 20:07) 

middrinn

センニン様、いつもありがとうございますm(__)m
貴重な旧版を拝見できて、非常に嬉しいです(T_T)
ビル・S・バリンジャー『歯と爪』(創元推理文庫,2010)
という「新版」が、今でも新品で入手できるわけですね(^^)
アマゾンに出品されている「袋とじ未開封」の古本は、
元の所有者は全く手を付けなかったということかしら^_^;
筒井康隆が「目の敵のように書いていた」作品は未読ですが、その発端と思しき
百目鬼恭三郎『現代の作家一〇一人』(新潮社,1975)は読みました(^^)
評価している筒井の作品名も挙げ、「筒井ほどの才人」といった文言もありますが、
例えば、拙ブログで言及した「火星のツァラトウストラ」などについては、
「原典の本質とは何のかかわりもない、ごく上面だけのもじり」といった具合に、
「筒井の作品の多く」は「諷刺も表面だけにとどまって」いる、と厳しいかな^_^;
その後、百目鬼が筒井について言及したものは思い付かないのですが、
井上ひさしからの批判に反駁したりしてても、晩年に座談会で同席してますし、
こーゆー論争もパフォーマンスだったのかもしれませんね(^_^;)
by middrinn (2017-11-20 21:18) 

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