SSブログ

170825読んだ本&買った本

古本は108円あるいは258円じゃないと高いよぉ~!と思ってしまう金銭感覚になってる(´・ω・`)

【読んだ本】

杉本苑子『開化乗合馬車』(文春文庫,1985)所蔵本

短篇小説「阿修羅の妻」を読んだ(^^) 主人公は、紀州の古社・闘鶏神社の娘・田村松枝だけれど、
描かれてるのは、その夫・南方熊楠の生涯(^^) ブームになった時、全くフォローしなかったので、
興味深かった(^^) 「女学校を卒業するとまもなく、彼女[熊楠の長女・文枝]は助産婦、看護婦
の資格をとった。兄の病気・・・・・・自分の中にもひそんでいるかもしれない狂気の血への恐怖
・・・・・・。/結婚を、文枝は断念していた。縁談には、いっさい耳をかさなかった。視力が弱り
出した父にかわって顕微鏡をのぞき、菌譜をかきつづけて三十歳を越した。/そんな娘のすがたに
松枝は泣いた。気性のはげしい反面、ひどく情にもろい南方も、娘への哀憐に癇をたかぶらせた。
明るい家庭ではなかったのである。」(;_;) でもさ、熊楠についても、かなり頁が割かれている、
岡茂雄の名著『本屋風情』(中公文庫,1983)には、「・・・その料理万端は、前月女学校を卒業
したばかりのお嬢さん――いまの岡本清造氏夫人文枝さんが、調えて下さったということを後日の
お手紙で知った。」とある(@_@) 熊楠のwikiには、1911年生まれの文枝は「1946年(昭和21年)に
岡本清造と結婚する。」とあるし、杉本苑子の小説は熊楠が昭和16年末に亡くなって、その頭蓋を
遺言により解剖したところで終わっているから、上記の叙述も即間違いとは言わないけどさ(^。^;)

【買った本】

角田喜久雄『月姫系図』(春陽文庫,1988改装)

状態も「良い」には見えないし、415円と高いが、クーポン&ポイントで(..)

健診後に朝食と昼食を一気に食べた所為か腹が痛くなり午後は予定変更(T_T)
タグ:小説 歴史 評伝
コメント(0) 
共通テーマ:

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。