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161205読んだ本

絵本『おおきな木』を教材として活用し始めて20年経つのにハルキストと誤解されるのは不愉快(+_+)

【読んだ本】

杉本苑子『対談 にっぽん女性史』(中公文庫,2008改版)所蔵本

掲載順に林陸朗(歴史学者)との対談「古代の女帝たち」から読む(^^) 林の発言では「名前なんかも、
母の方を冠する。大化の改新からは禁じられたことですが、・・・」「大化改新以後になりますと、
例の律令制度が日本に布かれますね。・・・中国の制度は、儒教的な倫理観、夫婦観、結婚観によって
規制されていますから、、そこで、男尊女卑的な中国の風習が制度として日本に入ってくる。・・・
女帝の出現は奈良時代で一応おわっていますね。そのことは日本の古い風習がだんだん失われてきた
反映という側面があるのだと思うのです。」「それから、もう一つ大事なことは、女帝になった人の中には
皇后という前歴の人が多いということです。皇后の時代に、後[しりえ]の政[まつりごと]といいまして
天皇の在世中に皇后が天皇をバックアップし、むしろ皇后のほうが先へ進んでいくなんて例もあるんです。
持統天皇なんかそのいい例ですよ。」「『書紀』の記載には、中国的表現というか文章を真似する
傾向があり、あれを全部そのまま真実かどうかということは疑問なんです。」〈だから、山上憶良の
「貧窮問答歌」にあるような庶民の生活もあったのは否定できない。しかし庶民が全部ああいうふうだとは
いえないんです。あの人は中国の影響があってひじょうに誇張している点もありますね。〉__φ( ̄^ ̄ )メモメモ
杉本の発言では「ところが面白いことに千年の歳月を一気に飛び越して飛鳥、奈良朝という時代は衣食住
の様式に現代との共通面をもっている。」_φ( ̄^ ̄ )メモメモ 林は「一種の外来文化」で「上層階級」と(^^)

久保田淳『新古今歌人の研究』(東京大学出版会,1973)

付いてた葉書で大串隆吉『社会教育入門』の感想(?)を送ってから毎年届く『有信堂出版目録』m(__)m
タグ:対談 歴史
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