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240316三日前に買った本

見付けた時に買わなきゃダメだなと思わされたのが、昨年ある店の期間限定の古本コーナーにあった
大原富枝の歴史小説『建礼門院右京大夫』(@_@;) 講談社文庫で表紙カヴァーが大昔のデザインの
だったけど美品(@_@;) でも、小生的には高かったので買わず、数日後に思い直して街まで歩いて
買いに行ったら無くなってた(@_@;) つい代わりに買っちゃったのは「知ったかぶりでデタラメ」
な駄本屑本だった(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-07-17 )(@_@;)

【三日前に買った本】

糸賀きみ江(全訳注)『建礼門院右京大夫集』(講談社学術文庫,2009)

13日に街まで歩き、ランチをし図書館で用(リクエスト本のその後を問い合わせ)を済ませた後に
寄ったブックオフで見付けるも、1210円という値が相場的に高いのか安いのかが殻刑囚には判らず、
歩いて帰宅して調べるとネット上の最安値よりは安く、美品だったから買うことにし、夕食後に再び
街まで歩いて買ってきた(@_@;) 高倉天皇の中宮で安徳天皇の母の建礼門院(平清盛女の徳子)に
仕えてた女房(藤原行成の子孫で藤原伊行女)の家集で、主に平資盛との恋愛で知られているけど、
小生は(ある一点を除き)興味ナシオン主権(@_@;) この講談社学術文庫の他にも、日本古典全書
(朝日新聞社)、日本古典文学大系(新日本古典文学大系に非ず)、岩波文庫、新潮日本古典集成、
新編日本古典文学全集にまで入っている状況から、古典としての価値が高いのかなぁと思ってはいた
けど(@_@;) 刊行状況は同じも、盗作将軍の家集は万葉バカによる需要を見込・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
ちなみに、本書は糸賀きみ江(校注)『新潮日本古典集成 建礼門院右京大夫集』(新潮社,1979)と
糸賀きみ江『現代語で読む建礼門院右京大夫集 惜春と鎮魂の譜』(武蔵野書院,2002)の二著に対し
「・・・加筆訂正などの編集注解の作業を試みたもの・・・」(本書の「凡例」)らしいね(@_@;)

    ・・・/また、「正妻」「於雪 土佐一条家の崩壊」「サン・フェリーペ号は来た」
    などの歴史小説に、歴史が感じられないのも、作者が、女の生きかたに固執している
    せいにちがいない。つまり、大原の歴史小説では、歴史は、女の生の充足・燃焼を
    妨害するものとしてしかあらわれないのである。/大原自身はこのことを十分承知
    しているらしく、自分では歴史小説といっていないし、「いつの時代、いかなる人物
    に素材を借りても、結局は自分を描くことしかできない」とも書いている。あくまでも、
    女としていっぺん生きてみたい、というモチーフに固執しているわけだ。・・・

百目鬼恭三郎『現代の作家一〇一人』(新潮社,1975)の批評を読むと買えなくて良かったか(^_^;)
コメント(2) 
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コメント 2

tai-yama

古本の割に美品ということは、それだけ手に取られていない
(たいした内容がないよう)な本だったと(笑)。
by tai-yama (2024-03-16 19:24) 

middrinn

原所有者が豚だったのかもしれないニャア(^_^;)
蔵書を丁重丁寧に扱う愛書家だったのかも(^_^;)
by middrinn (2024-03-17 05:14) 

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