SSブログ

240205買った本

解る人にしか解らぬ高尚な本なのだオホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)ヾ( ̄o ̄;)オイオイお前だって解らんだろ!
予報通りに昼過ぎには積もり始めちゃったけど、シモヤケだし明日は雪かきするの嫌だな(´ヘ`;)

【買った本】

福田秀一&岩佐美代子&川添昭二&大曾根章介&久保田淳&鶴崎裕雄(校注)『新日本古典文学大系51 中世日記紀行集』(岩波書店,1990)

「もったいない本舗 楽天市場店」で「良い」765円(送料無料)を2日注文し、ゆうパック(追跡
可能)で5日届く(^_^;) 函(帯付き)は少し焼けてて、何とか紙(パラフィン紙?グラシン紙?)も
破れず付いてて(変色してたから破棄)、蔵書印が二ヵ所に捺されてたけど、ちゃんと月報まで付い
てて、書き込みは見当たらず、スピン=栞紐の挟まってた状態を見ると披いたこともなさそうだし、
いつものビニールの封筒ではなく内側がプチプチの封筒だったので、問題ナシオン主権ウラー!(^o^)丿

    凡例

    源通親(著)大曾根章介&久保田淳(校注)『高倉院厳島御幸記』

    源通親(著)大曾根章介&久保田淳(校注)『高倉院升遐記』

    大曾根章介&久保田淳(校注)『海道記』

    大曾根章介&久保田淳(校注)『東関紀行』

    阿仏(著)福田秀一(校注)『うたたね』

    阿仏(著)福田秀一(校注)『十六夜日記』

    藤原経子(著)岩佐美代子(校注)『中務内侍日記』

    日野名子(著)岩佐美代子(校注)『竹むきが記』

    宗久(著)福田秀一(校注)『都のつと』

    二条良基(著)福田秀一(校注)『小島のくちずさみ』

    一条兼良(著)鶴崎裕雄&福田秀一(校注)『藤河の記』

    宗祇(著)川添昭二&福田秀一(校注)『筑紫道記』

    尭恵(著)鶴崎裕雄&福田秀一(校注)『北国紀行』

    宗長(著)鶴崎裕雄&福田秀一(校注)『宗祇終焉記』

    宗碩(著)鶴崎裕雄&福田秀一(校注)『佐野のわたり』

    付録

     参考資料

    解説

     福田秀一「中世日記紀行文学の展望」

     参考文献

    索引

     地名索引

     和歌・連歌初句索引

『東関紀行』『十六夜日記』は注釈書あるも『海道記』はないので、とりあえず注文した次第(^_^;)
小生は『東関紀行』の方が好みだけど、百目鬼恭三郎『乱読すれば良書に当たる』(新潮社,1985)
は『海道記』を紹介・推奨してる(^_^;) 同書は一条兼良『ふぢ河の記』(群書類従第十八輯所収)
も紹介してて、応仁の乱で奈良に疎開していた一条兼良が弟子の一人だったらしい斎藤妙椿(美濃国
守護代)に招かれて美濃へ旅行した時の紀行の由(^_^;)

    ・・・/しかし、この紀行にはそうした経緯は具体的には何も書かれていない。ただ、
    「山の東みのの国に、むさしののくさのゆかりをかこつべきゆへあるのみならず、
    高砂の松のしる人なきにしもあらざれば」と記すだけである。「むさしののくさの
    ゆかり」とは、『古今集』よみ人知らずの歌「むらさきの一本ゆゑに武蔵野の草は
    みながらあはれとぞみよ」(美しい紫草が一本あるせいで、武蔵野の草はみないとお
    しくみえる)から出た表現で、「ある縁から、情愛が他に及ぶ」の意味。兼良の夫人
    東御方[ひがしのおんかた]が斎藤氏の縁者で、すでに前年美濃に下っていることを
    指しているのであろう。「高松の松のしる人なきにしもあらざれば」は、『古今集』
    に載る藤原興風の「たれをかも知る人にせむ高松の松もむかしの友ならなくに」を
    ふまえており、「古い友人がいないわけでもないから」という意味である。/この
    ような文章は、依拠している古典の知識がなければ、文意を摂ることができない
    仕組みになっている。読者の古典の教養の程をためすことを目的にしている、高尚な
    ボナンザグラムと思えばいいかもしれない。・・・

百目鬼恭三郎は「歌枕の紀行はすべてこのようなものであり、それは『おくのほそ道』にまで継承さ
れているのだ。」と〆る(^_^;) 本書所収の『藤河の記』がこの「・・・山の東、美濃国に、武蔵野
の草のゆかりをかこつべきゆへあるのみならず、高砂の松の知る人なきにしもあらざれば、・・・」
の件で、「武蔵野の草の」に脚注九を、「高砂の松の知る人」に脚注一〇を、それぞれ付してるが、
両者は次のような内容(^_^;)

    身内(→三九二頁注九)に逢う口実だけでなく。「武蔵野の草の」は「ゆかり」を導く
    修辞。「紫のひともとゆゑに武蔵野の草はみながらあはれとぞ見る」(古今集・雑上・
    読人知らず)。

    「たれをかも知る人にせむ高砂の松も昔の友ならなくに」(古今集・雑上・藤原興風)。

「高松の」は百人一首で有名も、この注釈で百目鬼恭三郎のように読み解くのは小生には無理(^_^;)
タグ:古典 紀行 和歌
コメント(4) 
共通テーマ:

コメント 4

tai-yama

紫色の草ではなく、紫草のことみたいで。
江戸紫なんかの原料ですね〜。江戸ってつくぐらいなので
武蔵っぽい気が。
by tai-yama (2024-02-05 23:21) 

middrinn

武蔵野のシンボルみたいな草なんですかね(@_@;)
by middrinn (2024-02-06 05:36) 

df233285

雪雲が、明けて翌日になっても関東から去らないことが、むしろ
幸いして、放射冷却と強い冬型気圧配置にはならず、道路は凍結
しておらず、少なくとも埼玉南部では、氷交じりの水たまり状態
になっているようだ。玄関前全体に湯をかけて、行を融かす方法
を、事前に計画していたので、今回は実際に試みてみるつもり。
by df233285 (2024-02-06 06:40) 

middrinn

量が多ければ流れて玄関前の周りまで融かしてくれるんですかね(^_^;)
積もりましたけど、シャーベットのようで雪かきし易かったです(^_^;)
by middrinn (2024-02-06 15:00) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。