SSブログ

230704読んだ本

読書も窮めたなら、著者あるいは作中人物の肉声が聞こえてくるようになったりする( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚
精神を病ん・・ヘ(__ヘ)☆\(^^; 読み手の思考力・想像力の域を出ず、実は独り合点だったり(^_^;)
それに耳を傾けるだけでなく、対話をし、とりわけ疑問点を問い質さないとオホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)
それにしても、水道代だけは値上がりせず変わらないから有難い(^^) 値下げもしないけどね(^_^;)

【読んだ本】

駒田信二『漢詩名句 はなしの話』(文春文庫,1982)所蔵本

前回(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-07-01 )の続きになるけど、今回は
「一穂[いっすい]の青燈[せいとう]万古の心」で、森鷗外で有名(?)な菅茶山の「冬夜読書」
(冬夜[とうや]書を読む)を本書から(⌒~⌒)

    雪擁山堂樹影深 雪は山堂を擁して樹影深く
    檐鈴不動夜沈沈 檐鈴[えんれい]動かず夜沈沈[ちんちん]
    閑収亂帙思疑義 閑[しず]かに乱帙[らんちつ]を収めて疑義を思えば
    一穂靑燈萬古心 一穂の青燈万古の心

     降りつもった雪は山中のわが家をとりかこみ、こんもりと繁ったまわりの
     樹木の影は深い。軒の風鈴は下がったまま動かず、夜はしんしんとふけて
     いく。/とりちらした書物を静かにかたづけながら、疑問の個所を考えて
     いると、むかしの聖賢の心がともしびの青い焔に照らし出されてくる思い
     がする。

第三句から第四句がいいよねぇ(〃'∇'〃) 渡部英喜『漢詩歳時記』(新潮選書,1992)の「冬夜読書
(冬夜読書[とうやどくしょ]) 江戸[=江戸時代]・菅茶山」も披くと、第一句は「雪の白さと
雪の中に黒々と見える木々の影」の「黒白の世界を通して静寂なさま」を、第二句は「微風もなく、
風鈴も動かない世界」で「一層静寂さを強調」して、「その静寂を破るのは書物をめくる微かな音で
あり、燃え落ちる灯芯のジーという音だけ」というのが後半の二句で、「静まり返った中で、作者は
冬の寒さも時の経つのも忘れて読書に打ち込んでいるのです。また、作者は読書を通して古の聖賢と
心を通わすことが出来るという喜びを感じ取っているのです。」と読み解いていたよんv( ̄∇ ̄)ニヤッ
「古本を買って古本屋さんを救いなさい」という神(紙?)の声が聞こえたから、1日の早朝3時半に
注文したのに、昨日の昼前になってやっと発送通知が届いた(ノ ̄皿 ̄)ノマタセスギ!┫:・’.::

    ・・・/菅茶山は寛政以後の随一の詩人である。彼の文学史上の位置は、小説の西鶴
    とか俳諧の芭蕉とか戯曲の近松とかを継ぐものである。/遅れて発達した「漢詩」と
    いうジャンルは、茶山の出現によってはじめて近代的な意味での「詩」となったと
    いってもいい。/・・・

中村真一郎『頼山陽とその時代』上巻(中公文庫,1976)は斯く評すが、信用していいのかな(@_@;)

・『平家物語』で「貴族社会の世論」は「二代の后」を「肯定」せずヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-07-18

・「女性」は中納言の妻のままで、「一段ずつ下って行った」は誤読ヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-07-20

・「女は人は病気で死ぬのであって、恋愛で死ぬのではないと認識」はどこから出てくるんだ(@_@;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-08-01

・喜びや期待で「胸をときめかし」たのではなく危険や不安で「胸がどきどきし」たんだよヾ(`◇´)ノ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-08-04

・岩波新書の執筆者は各分野の大家が多いから編集者は原稿の誤りに気付いても言えないとか(@_@;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-08-14

・この逸話が「フィクション」なら中村真一郎『色好みの構造─王朝文化の深層─』の論旨瓦解(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-08-16

・中村真一郎は王朝文化を「色好み」と把握しようとするけど、藤原実頼は反「色好み」だろう(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-09-27
タグ:古典
コメント(6) 
共通テーマ:

コメント 6

tai-yama

>とりちらした書物を静かにかたづけながら
古本を片付けているmiddrinnさんのことだったり(笑)。
幻聴が聞こえる様になったら耳鼻科へ・・・
by tai-yama (2023-07-04 21:55) 

middrinn

「疑問の個所を考えている」時は古本など書物を「とりちらした」ままで、
「とりちらした書物を静かにかたづけ」るのはブログに書いてから(^_^;)
残念ながら耳鼻科に行っても解決しない幻聴もあるのではないかと(@_@;)
by middrinn (2023-07-05 05:32) 

df233285

東京の製造業の工場は「地盤沈下」という今の人間
の知らない用語が流行った時代の古井戸、いまでも
埋めずに持ってるはず。ほんのちょびっとでも上水
代上げたら、使用再開して。特に江東デルタは温暖
化による海面上昇もあり、沈没必然・現行都政崩壊
を知ってるからの、単なる無理な値上げ申請却下、
料金据え置きの歪が、その裏側にはきっと有るんじゃ
ないのでしょうか。
by df233285 (2023-07-05 06:16) 

middrinn

東京の「海抜ゼロメートル地帯」は「地盤沈下」の影響もあるのかな(@_@;)
道路陥没があったけど、地下鉄を造りまくってるから地盤沈下したり(@_@;)
by middrinn (2023-07-05 06:52) 

suzu*

( *`艸´)
一人合点、ならまだ…
対話、となるとどんなやねん?
ま、ウチもあるけどな。
頭ん中だけやなくて、呟いとるしな(笑
by suzu* (2023-07-05 09:39) 

middrinn

聞こえてきた肉声の内容に即した発言(問い)をして、
それに対する応え(答え)が再び聞こえてくる(^_^;)
by middrinn (2023-07-05 09:54) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。